パリ生まれのパティスリー兼ブーランジェリー、リベルテが日本初上陸。吉祥寺にオープン

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Shiori Kotaki
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パリで人気のパティスリー兼ブーランジェリー、リベルテ ラ パティスリー ブーランジェリーの世界展開1号店が2018年3月24日(土)、吉祥寺にオープンする。ここでは、リベルテとして初となるカフェスペースの様子や、一押しメニューなどを交えながら、同店の魅力を紹介する。

リベルテは、2013年にパリ10区のサンマルタン運河近くに誕生した、スイーツとパンを販売する店だ。パン屋だけでも1200店舗以上が存在するパリは、世界で最も競争の厳しいブーランジェリー市場と言われているが、オープンからわずか3年でパリの人気店に成長した同店は、まさに実力派と言えるだろう。パリの店では、20代から50代までの女性の来店が多く、中には1日に2回やってくる人もいるという。

そもそも、なぜ世界展開1号店を日本にオープンさせたかというと、創業者であるミカエルの「安心で安全な日本に進出したい」という希望があったから。吉祥寺というエリアを選んだ理由は、幅広い世代から支持されている街であることと、サンマルタン運河のように穏やかで、憩いの場を持っているからだそうだ。

オーナーで創設者のミカエル・ベニシュー

東京本店で、まず来店客を迎えてくれるのは、数々のフレッシュスイーツとパン。リベルテを象徴する大理石の大きなカウンターも印象的だ。「透明性」「親近感」「品質」の3つを大切にしている同店の工房は、オープンなスタイル。職人が作業する様子や、使っている材料など、すべての工程を目の前で見ることができる。

『タルト シトロン』(540円)。フレッシュスイーツの一押しメニューで、酸味がしっかりと感じられる爽やかな一品だ
『パン リベルテ』(1/8斤は450円)。同店のスペシャリテで、生地にはみずみずしさも感じられる

2階には、リベルテとして初となるカフェスペースを設置。フランス製の家具を採用しているほか、床には本店と同じタイルを敷き、随所にパリの雰囲気が散りばめられている。広々とした店内はスタイリッシュながらも、どこか温かみのあるアットホームな空間だ。

カフェで提供するのは、『季節の野菜スープ』や『サーモンのパピヨット』『ポークソテー デュッカスパイス』など。いずれも、「パンを美味しく食べられる料理」をテーマに作られている。スイーツ好きであれば、2階のカフェスペースのみで提供している『パフェシトロン』も必見だ。残念ながら、今回の取材では実物を見ることができなかったが、1階で販売しているシグネチャースイーツの『タルト シトロン』にちなんで開発されたメニューだそう。

『季節の野菜スープ』(1,300円)。食事には、パン(フリー)とディップがつく

オープン前ということで味わえるメニューに限りはあったものの、リベルテで提供される商品は、スイーツもパンも、丁寧に作られているのが伝わってくる繊細なものばかりだ。少し乱暴な表現かもしれないが、率直に言えば、どれを食べてもハズレなしという感想を持った。パリ本店同様、「バースデーケーキを作ってほしい」「アレルギーだから、〇〇が入っていないパンを作ってほしい」など、オーダーにも応えてくれる。これも人々の生活に寄り添うリベルテならではだ。「パリのおいしい日常」を味わうべく、ぜひ足を運んでみよう。

『リベルテ パティスリー ブーランジェリー』の詳しい情報はこちら

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