

ダミアン・ジャレ×名和晃平 Planet[wanderer]
世界で脚光を浴びる振付家のダミアン・ジャレ(Damien Jalet)と、京都発の彫刻家である名和晃平によるコラボレーション作品『Planet[wanderer]』が「東京芸術劇場」で上演。2016年秋に京都で世界初演を迎え、2020年に「ローレンス・オリヴィエ賞」の最優秀新作ダンスにノミネートされた『VESSEL』に続く作品だ。
日本最古の書物『古事記』の2つの世界、すなわち「黄泉の国(死者の世界)」と「高天原(神の住処)」を描いた『VESSEL』。それに対し、本作は3つ目の世界である「葦原中国」、つまり私たちが生きる世界を舞台にしている。
本作では人間がアシのように、力ともろさ、調和と生存、破壊と進化の間に揺れ動く様子が表現されている。副題の「wanderer」は、「Planet(惑星)」の語源となるギリシャ語に含まれる「さまようもの」という意味とも呼応する。
日本の彫刻家と欧州の振付家の共同作業ならではの、唯一無二の世界観を目撃してほしい。
※15時〜/S席7,500円、A席6,500円、サイドシート5,000円、29歳以下5,500円、高校生以下1,000円