「東京都写真美術館」で、「食べること」や「共に生きること」を見つめ直す展覧会「TOPコレクション 明日の食卓」が開催。「食」をテーマに、14人の作家による写真・映像作品を紹介する。
会場は、「あのとき、あの食卓で」「食と地域のあいだに」「環境のなかで」「明日の食卓」の4章で構成。島尾伸三、野口里佳、潮田登久子、原美樹子、川内倫子、奈良原一高、山田實、竹谷出、宮本隆司、宮崎学、土田ヒロミ、楢橋朝子、岩井優、折元立身が参加する。
「食」を手がかりに作品をたどることで、家族や自身の食卓にまつわる記憶が呼び起こされるとともに、高齢化や孤食、環境問題など、現代社会が抱える課題についても思いを巡らせる機会となりそうだ。
見どころの一つは、島尾の「生活 1980–85」シリーズ。同じく写真家である妻・潮田と娘とともに過ごした日常を収めた作品群は、一家族の記録でありながら、普遍的な親密さや懐かしさを感じさせ、鑑賞者それぞれの記憶に静かに寄り添う。
また、人間社会の影響を受けながら生きる動物たちの姿を捉えた宮崎の「イマドキの野生生物」シリーズや、食事を通じて他者と時間や空間を共有する行為を表現した折元のパフォーマンス作品「おばあさんのランチ」シリーズにも注目したい。
会期中には、料理研究家の土井善晴を招いたトークイベントも開催され、多角的な視点から「食」を考える機会が設けられる。
※10~18時(木・金曜は20時まで、8月6~28日の木・金曜は21時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)/料金は700円、学生560円、65歳以上・高校生350円(第3水曜は65歳以上無料、8月6~28日の木・金曜17〜21時は学生・高校生無料)、中学生以下無料






