石塚元太良の個展が、「KOTARO NUKAGA 天王洲」で開催される。気候変動によって崩壊と後退を続ける氷河を、シーカヤックで追いながら撮影してきたシリーズ「氷河日記」の到達点となる本展。幅6メートル前後のパノラマ作品6点を中心に、印画紙を織り合わせた作品や、極地探検の文献を素材にした立体作品などを紹介する。
石塚は10代の頃から世界を旅しながら撮影を続け、パイプライン、氷河、ゴールドラッシュの痕跡といったモチーフを追ってきた。本展で会場を覆うパノラマは、潮に揺れるカヤックの上から撮影した複数の写真を合成したもの。画面に沿って歩くことで、氷河の断崖と向き合う作家の視点を追体験できる。
また、氷河を写した印画紙を織り合わせた『Texture_』や、極地探検の文献の背表紙を折り曲げ、塊に仕立てた『Mass of écriture_』も展示。さらに、印画紙を編んで制作した全長約4メートルのカヤックも初公開する。
2026年11月28日(土)には、撮影の様子を追ったドキュメンタリー『Glacier Diary Chenega Glacier』の上映と、文化人類学者の今福龍太を迎えたトークイベントを予定している。
※11時30分〜18時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料




