辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている写真家・石川直樹の写真展が「フジフイルム スクエア」で開催。23年間にわたる石川のヒマラヤでの足取りを、大きく引き伸ばされた約70点の写真群によって振り返る。
本展のタイトルが示す「14座」とは、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈にまたがる8000メートル峰の14の山々を指す。23歳の時に初めてチベットの地に降り立ち、ヒマラヤへの長い旅への第一歩を踏み出した石川。2001年のエベレスト遠征を皮切りに、8000メートル峰14座に登りながら撮影を続け、2024年のシシャパンマ登頂により、14座の完全登頂を達成した。
本展は、最初の遠征で撮影されたポジフィルムをはじめ、展示作品の多くが初公開だ。地球上のあらゆる地域を旅してきた、石川の生の記録を垣間見てほしい。
※10〜19時(9月18日は14時まで)/入館は閉館の10分前まで/入場は無料