「Akio Nagasawa Gallery Ginza」で、中国の現代写真を代表する写真家、リン・チーペン(林志鹏、aka No.223)の個展「223 BY 223」が開催される。未発表作品を中心に構成されるほか、Akio Nagasawa Publishingから写真集『223 BY 223』Vol.1も刊行される。
1979年に中国・広東省で生まれたリンは、現在北京を拠点に活動する写真家・フリーランスライター。中国において、写真を通じて若者文化を世の中に提示した最初期の作家の一人として知られる。インディペンデント雑誌の編集・出版やファッション撮影など幅広い分野で活動しながら、自費出版を含む多数の写真集を発表し、国内外で精力的に展覧会を開催してきた。
親しい友人や身近な人々を主な被写体に収めた作品群は、現代中国の若者たちの日常や文化を率直に映し出す。その表現は時にエロティックにも映るが、作家自身はそれを故意に切り取っているわけではない。食べることや眠ることと同じように、自然で大切な日常の一部として捉えているという。
「No.223」は、リンがウェブ上でも使用してきた通称で、映画『恋する惑星』に登場する「警官223号」に由来。背景には、中国における性的表現への厳しい規制がある。一方で、北京のアートシーンは比較的表現に寛容であり、活動を続ける上で大きな困難は感じていないと語る。
リンが一貫して見つめ続けてきた、現代中国の若者たちの親密な日常と、その時代の空気を映し出す最新作に注目したい。
※11〜19時(土曜の13〜14時は閉廊)/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料






