ふふ 軽井沢
Photo: Kensuke Yamamoto

軽井沢に自然とアートに囲まれた贅沢なリトリート空間がオープン

連載企画「軽井沢は東京24区?」、第10回は「ふふ 軽井沢」を紹介

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Kensuke Yamamoto
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東京駅から新幹線で1時間、昨今は移住者も増えている軽井沢。東京の延長線上で楽しめるこなれたスポットを毎月紹介していこうと立ち上げた連載企画「軽井沢は東京24区?」。

第10回は、2023年12月24日にオープンした「ふふ 軽井沢 陽光の風」を紹介。軽井沢駅から車を10分ほど南に走らせると辿り着くホテルで、自然を感じられるロケーションが魅力なのはもちろんのこと、軽井沢を感じられる館内のアート作品が、滞在をより豊かにしてくれる。

さっそく宿泊してきたので、その魅力を紹介しよう。

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エントランスに入ると、大きなガジュマルを中央に設えたラウンジが出現する。このシンボルツリーは、建物完成後の搬入ではサイズ的に困難だったため、建築工事より先にこの場所に持ち込まれたそうだ。

各所に植栽があふれ天窓から降り注ぐ陽の光を浴びている心地よい空間である。17時までは宿泊者はフリーフローでドリンクが楽しめる。

Photo: Kensuke Yamamoto

コンシェルジュデスクのカウンター越しには、現代美術家の磯谷博史がふふ 軽井沢 陽光の風のために制作した作品が飾られている。セピア色の木々の葉の写真と葉の緑色を使った額縁の組み合わせがシックで、主張し過ぎずにこの空間にフィットしている。

磯谷の作品はダイニングの入口にも設置されており、この写真も同施設のためのコミッションワークとなっている。

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Photo: Kensuke Yamamoto

チェックインを済ませて、客室のある2階に向かう。エレベーターを降りると、イギリス・スコッツウォルズ発のブランド「bamford」のトリートメントメニューを提供する「YOUCA SPA」がある。プライベートで利用できるドライサウナが設置されているのもうれしい。

Photo: Kensuke Yamamoto

客室温泉の窓を開けると、外気が入り込み半露天風呂のようにも利用できる。

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Photo: Kensuke Yamamoto

客室内もグリーンがあふれた設えで、自然の優しさに包まれた滞在が満喫できる。グリーンシャワーを感じながら温泉に浸かり、リビングでゆったり、という行き来を何度か繰り返すのもまた楽しい。

また、「インテリアバルコニー」という形式になっており、窓を開け、リビングルームとの仕切りを閉めると、まるでバルコニーになったかのように感じられる。

画像提供:ふふ 軽井沢 陽光の風

ディナーは1階にあるダイニングで提供。「ミシュランガイド東京2024」にも掲載されている丸の内のレストラン「プレーガ 東京(Plaiga Tokyo)」が、「プレーガ 軽井沢(Plaiga Karuizawa)」として軽井沢に進出。プレーガ 軽井沢店独自のスタイルとして薪(まき)焼き調理されたメニューの数々が味わえる。

信州産野菜、信州牛など丁寧に火入れされた地の素材をしっかりと味わえるコース仕立てだ。信州ワインを含むペアリングと併せて堪能しよう。

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Photo: Kensuke Yamamoto

中でもいちおしは、リンゴが大胆に使われた「リンゴとフォアグラのテリーヌ」。ほぼリンゴの姿のまま供されるビジュアルも斬新だ。どう食べるのかは、訪れてみての楽しみである。

Photo: Kensuke Yamamoto

座席は、間仕切りのあるカウンターから半個室までプライベートが確保された造りなので、落ち着いてゆっくりとディナータイムを過ごせる。

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Photo: Kensuke Yamamoto

ディナーの後はラウンジ外のテラスで、たき火に当たりながらのチルタイムをすごそう。冬ならば、雪景色を目の前にキャンドルのゆらめきとともにゆったりとした時間を過ごせるだろう。火のそばで毛布にくるまれば、意外に寒さもそれほど気にならない。

雲場池のそばに「ふふ 旧軽井沢 静養の森」も同時期にオープンした。軽井沢に連泊の際は、それぞれ一泊ずつという使い方もいいだろう。軽井沢の宿泊候補に加えるべきなのは、間違いないホテルが誕生した。

執筆者プロフィール

山本憲資

Sumally Founder&CEO

1981年生まれ、神戸出身。 広告代理店・雑誌編集者を経て、Sumallyを設立。 スマートフォン収納サービス「サマリーポケット」も好評。 2020年夏から軽井沢に拠点を移し、スマートリモートライフを実践している。音楽、食、舞台、アートなどへの興味が強く、週末には何かしらのインプットを求めて全国各地を飛び回る日々を過ごす。

  • ホテル

軽井沢駅から車を10分ほど南に走らせると辿り着くホテル「ふふ 軽井沢 陽光の風」は、自然とアートに満ちた極上のリトリート空間だ。

エントランスの中央には、大きなガジュマルを設えたラウンジがあり、各所に植栽があふれ天窓から降り注ぐ陽の光を浴びている心地よい空間が広がる。

コンシェルジュデスクのカウンター越しには、現代美術家の磯谷博史が「ふふ 軽井沢」のために制作した作品が飾られている。セピア色の木々の葉の写真と葉の緑色を使った額縁の組み合わせがシックで、主張し過ぎずにこの空間にフィットしている。磯谷の作品はダイニングの入口にも設置されており、この写真も同施設のためのコミッションワークとなっている。

ふふの大きな特徴は、全部屋に温泉が備わっている点だ。長野県の蓼科温泉から毎日湯が運搬されており、24時間いつでも客室で入浴できる。

ディナーは「ミシュランガイド東京2024」にも掲載されている丸の内のレストラン「プレーガ 東京(Plaiga Tokyo)」が出店。軽井沢店独自のスタイルとして薪(まき)焼き調理されたメニューの数々が味わえる。

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