今日の湯:はすぬま温泉

木曜日は疲れを癒してくれる都内の銭湯やスパを紹介

テキスト:
Kunihiro Miki
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大田区のノスタルジー系銭湯

今日の湯は、東急池上線の蓮沼駅近くにあるはすぬま温泉。2017年に銭湯建築家の今井健太郎がリニューアルを手がけ、漆喰とステンドグラスが郷愁を誘う大正ロマン風銭湯が完成した。館内の床板や脱衣所のロッカー、さらに漆喰の白い天井を照らすシャンデリアもすべて木製という徹底ぶり。照明が青白いLEDでないのも、雰囲気作りに一役買っている。風呂は、温泉風呂、炭酸温泉、水風呂というシンプルな内容だけに、じっくりと湯を楽しめるのが良い。休憩室には銭湯絵師の丸山清人による富士山の絵が飾られている。温故知新を感じる新名所をぜひ体験してほしい。

はすぬま温泉の詳しい情報はこちら

前回の今日の湯

今日の湯:蛇骨湯
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閉店を今月末に控えた、下町の名銭湯 今日の湯は、浅草の老舗銭湯 蛇骨湯。浴槽もカランもすべての湯が天然温泉の温泉銭湯として知られ、なかでも黒褐色の湯が体を温める「黒湯」が人気の同店だが、残念ながら2019年5月31日(日)に閉店することが決まっている。あの雄大な富士山のタイル絵を拝むことができる日も残りわずか。ファンは後悔のないよう、今のうちに足を運んでおいてほしい。 蛇骨湯の詳しい情報はこちら

東京の銭湯&温泉ガイド

東京、ロウリュ&アウフグース10選

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昨今のサウナブームにあっては、なんとなく知っているという人も少なくないであろうロウリュとアウフグース。どちらもサウナ浴の一環で行われるものなのだが、前者はフィンランド、後者はドイツと、それぞれ由来が異なる。ロウリュは、サウナストーブの中のサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、体感温度を上げる行為のこと。対してアウフグースは、ロウリュで発生した蒸気を専門スタッフ(日本では熱波師と呼ばれる)が入浴者に向けて扇ぎ、熱い空気を直接浴びせる、一種のイベントである。それぞれの意味は日本では混同されがちで、一緒くたにロウリュと呼ぶ場合が多い。かけ水はアロマオイルを混ぜたものを使用するのが一般的だ。 とにかく大量の汗をかくことができるロウリュ&アウフグースは、サウナ好きにとっては最高の楽しみであり、ビギナーにとってもサウナの醍醐味を知るきっかけとなる。本記事では、特にアウフグースに注目して、実施している施設を紹介する。もちろん、女性客に対応している施設もあるので、女性サウナーも安心して読んでほしい。

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