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「上野の森美術館」で、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh、1853~1890年)の画業を2期に分け、足掛け4年にわたって紹介する壮大なプロジェクト「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が開催。展示作品は、オランダの「クレラー=ミュラー美術館」の所蔵品によって全て構成される。
大きな見どころは、不朽の名作『夜のカフェテラス(フォルム広場)』の来日。アルルに実在するカフェを描いた本作は、夜の青とガス灯の黄色が織り成す鮮烈な色彩対比が印象的であり、星空をテーマにした初期の代表作としても知られている。「夜なのに黒を使わない」という革新的な表現は、ゴッホの創造性を象徴する。
さらに、ゴッホの秀作約60点に加え、ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)やクロード・モネ(Claude Monet)といった印象派の巨匠たちによる作品も登場。ゴッホが影響を受けた同時代の画家たちの作品と並べて紹介されることで、芸術的な創造の連鎖を体感できる。
なお、2027年から2028年に予定されている第2期では、オランダの国宝とも称される『アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)』が約70年ぶりに来日する予定だ。国外に出ること自体が極めて稀少な作品であり、貴重な鑑賞機会となるだろう。
ゴッホが生涯を通じて追い求めた「魂の探求」。その軌跡を体感できる本展に、ぜひ足を運んでほしい。
※9時~17時30分(金・土曜・祝日は19時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は平日2,800円、学生1,600円、小・中学生1,000円/土・日曜・祝日3,000円、学生1,800円、小・中学生1,200円(6月30日まで高校生以下無料)
「国立新美術館」で、「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」展が開催。「パリ国立ピカソ美術館」が所蔵するパブロ・ピカソ(Pablo Picasso, 1881~1973年)の作品に着想を得て、伝統的な仕立てと遊び心あふれる色使いで知られるイギリス人デザイナー、ポール・スミス(Paul Smith)が会場構成を手がける。
会場空間は、色彩や壁紙、装飾、パターンに至るまでスミスの感性によって構成され、彼のファッションデザイン同様、遊び心と鮮やかさに満ちている。展示では、ピカソの初期「青の時代」を代表する『男の肖像』から『アルルカンに扮したパウロ』まで、約80点の作品を時系列に沿って紹介する。
本展は、2023年にパリで開催されたピカソ没後50周年記念展「Picasso Celebration: The Collection In a New Light!」を基にした国際巡回展だ。異分野が融合するかつてない試みを目撃してほしい。
※10~18時(金・土曜は20時まで)/入場は閉館の30分前まで/休館日は火曜(祝日の場合は翌日)/料金は前売り2,200円、学生1,200円、高校生800円/当日2,400円、学生1,400円、高校生1,000円、中学生以下無料
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「恵比寿ガーデンプレイス」で、2026年も野外シネマイベント「PICNIC CINEMA」が1カ月にわたって開催。センター広場の前に大型スクリーン、地面には人工芝エリアが設けられ、金〜日曜の夜、無料で映画が楽しめる。
上映されるのは、全国を旅する移動映画館「キノ イグルー」がセレクトした15作品。『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』に始まり、『小さな恋のメロディ』『歩いても歩いても』『さらば青春の光』『あの頃ペニーレインと』『フランシス・ハ』『ちょっと思い出しただけ』など、良作揃い。いつもと違う心地よい夜風を感じながらの映画鑑賞は一層刺激的で、忘れられない映画との出合いになるだろう。
同イベントに合わせて、10店舗のフードトラックが週替わりで登場する「EBISU FOODIES’ PICNIC」を同時開催。恵比寿で活躍する料理人が考案した「ヱビスビール」に合う逸品を提供する。また、朝と夜に人工芝の上で「PICNIC YOGA」 も実施する。
ヨガの時間や上映作品の詳細などは、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。都会の真ん中で体験できる特別な「映画ピクニック」に出かけてみては。
※19時30分~/入場は無料
江戸三大祭りの筆頭であり、日本三大祭の一つにも数えられる山王祭が、6月中、10日間にわたって開催される。徳川時代には将軍上覧の「天下祭」として栄えた、江戸以来の格式を今に伝える祭礼だ。2026年は、隔年で行われる山王祭最大の見どころ「神幸祭」が行われる年でもある。
祭りのハイライトは、6月12日(金)に予定されている「神幸祭巡幸路」。総勢約500人が王朝装束をまとい、御鳳輦2基、宮神輿1基、山車6本とともに、皇居、東京駅周辺、日本橋、銀座などを巡る。
期間中は、子どもたちが装束に身を包んで神様の恵みを受ける「稚児行列」や、ちょうちんと和太鼓が情緒たっぷりの「納涼大会 盆踊り」など、バラエティーに富んださまざまな行事が執り行われる。東京和菓子協会の技術者が「菓子司」として神前で和菓子を作り奉納する「山王嘉祥祭」なども注目だ。
江戸時代から脈々と受け継がれる伝統の祭りを体感しよう。
※開催時間は各行事により異なる
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「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」で、映像デザイナー/クリエイティブディレクターであり、クリエイティブアソシエーションCEKAIの共同代表を務める井口皓太の個展が開催。本展では、動的なデザインを軸に、モーショングラフィックスから実写映像まで一貫した表現を展開してきた井口の実践の中から、平面として存在してきたグラフィックに時間と空間を与える試みに焦点を当てる。
会場には、石井伶、三重野龍、佐々木拓/金井あきといったコラボレーションゲストを迎えた。それぞれ幾何図形と規則性、文字と身体性、紙と連続性という、グラフィックデザインの基礎的要素をテーマとした新作3点を発表。平面グラフィックから、立体、そしてモーショングラフィックスへとつながる思考の軌跡に焦点を当てる。
井口とCEKAIの代表的な仕事と合わせて、体験的かつ没入的な視覚コミュニケーションの現在地と、その先に広がる可能性を提示する本展。ぜひ足を運んでほしい。
※11〜19時/休館日は日曜・祝日/入場無料
「麻布台ヒルズ ギャラリー」で、アーティストのカシン・ロン(Kasing Lung)によるキャラクターシリーズ誕生10周年を記念した展覧会「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」が開催。世界観の体験展示に加え、歴代フィギュアや原画コレクションを公開する。
世界的に人気を集めるキャラクター「LABUBU(ラブブ)」は、ロンが手がけた3部構成の絵本『THE MONSTERS TRILOGY』—『The Story of Puca』『Pato and the Girl』『Miró’s Requiem』にそのルーツを持つ。幼少期にオランダへ移住したロンは、ヨーロッパ各地の妖精物語や民間伝承に触れながら想像力を育み、そこから生まれたキャラクター群を通して独自の世界観を構築してきた。
本展では、その物語世界における現実と幻想の交差をテーマに空間全体を構成。初公開となる没入型映像シアターでは、第1章のアニメーションを5面のプロジェクションと立体音響によって体験できる。
また、8つのエリアで構成の「魔法の森」では、油彩画や立体作品を通して、ロンとLABUBUたちの10年の歩みをたどっていく。「体験エリア」では、妖精の小屋を模した空間にキャラクターのぬいぐるみが並び、フォトジェニックな演出が展開される。
さらに「ミラールーム」では、鏡面反射によって無限に広がるアートの宇宙が構築され、幻想的な体験が広がる。そのほか、近年、創作の軸を絵画へと移しているロンの原画のコレクションも並び、キャラクターの誕生の過程を体感できるとともに、アーティストの原点に触れられる。
ショップエリアでは、限定グッズも販売(抽選)し、地下1階では期間限定ポップアップもオープンするのでチェックしてほしい。
※10~19時(入場は18時まで)/料金は2,500円(特典付き)
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建築家アントニ・ガウディ(Antoni Gaudí、1852~1926年)の没後100年となる2026年、「ガウディの窓」に焦点を当てた創造的かつ革新的な展覧会が、「21_21 DESIGN SIGHT」ギャラリー3とバルセロナで開催される。バルセロナの世界遺産「パラウ グエル」での展示とコンセプトを共有するサテライト展として、ギャラリーの空間特性を生かした独自の構成で展開する。
本プロジェクト「ガウディ:未来をひらく窓」は、「窓を考える会社」YKK APがこれまでに蓄積してきたガウディの窓に関する知見や研究成果、模型、共同研究の一部などを、展覧会をはじめドキュメンタリー映像や書籍、関連イベントを通じて紹介するもの。来場者とともにガウディの豊かな窓の世界を多角的に捉え、未来の窓の在り方を考える産学官連携プロジェクトだ。
独自の建築思想と探究心、独創的な形態感覚や構造開発に加え、芸術と技術に関する幅広い知見を背景に創作活動を行ったガウディ。多様な職人や協働者との連携、パトロンや施主の支援を受けながら、既存の建築様式や工法にとらわれることなく、多彩な窓を設計し、建築における「総合」と「調和」の実現を目指した。
世界遺産を含むガウディ建築群とのコラボレーションの下、研究者や専門家とともに横断的に探求された「ガウディの窓」の魅力に触れてほしい。
※10〜19時/休館日は5月26日・6月23日/入場は無料
「フジロックフェスティバル」(以下、フジロック)の開催に先駆け、「東京ミッドタウン八重洲」でコラボレーションイベントが開催。フジロックにゆかりの深いアーティストやDJたちが出演し、無料でライブやDJセットが楽しめる。
4回目となる今年は、歴代ポスターや写真を通してフェスティバルの歩みを体感できるギャラリーも登場。ライブアクトには、奇妙礼太郎、曽我部恵一、井上園子、君島大空、マヒトゥ・ザ・ピーポー、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、在日ファンクmini、TENDOUJI、小原綾斗らがラインアップしている。
「ヤエスパブリック」では、オフィシャルショップ「GANBAN/岩盤」のポップアップや、苗場でおなじみのドリンク販売、抽選会なども展開。2026年6月26日(金)にはクロージングDJイベントが開催され、フジロックとも縁のあるDJでプロデューサーのSUGIURUMNが登場する。
今年は現地に行けない人も、一足早く苗場の空気を味わってみては。
※時間はコンテンツにより異なる/入場は無料
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「三菱一号館美術館」で、展覧会「カフェに集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」が開催。本展では、エドゥアール・マネ(Édouard Manet)、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(Henri de Toulouse-Lautrec)、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)らによる約130点の作品を通して、「カフェ」を起点に広がった19世紀後半の芸術文化を紹介する。
19世紀後半のパリでは、マネや後に「印象派」と呼ばれる芸術家たちがカフェに集い、芸術や社会について活発な議論を交わした。当時のカフェやキャバレー、ダンスホールは、単なる飲食や娯楽の場ではなく、新しい芸術が生まれる創造の拠点でもあった。それは、「官展=サロン」中心の芸術制度からの脱却であり、芸術が都市の群衆や日常空間へと開かれていく、新たな時代の幕開けでもある。
1897年にはカタルーニャ出身の画家、ラモン・カザス(Ramon Casas)が、モンマルトルの有名店「シャ ノワール(黒猫)」に着想を得て、バルセロナに「クアトラ ガッツ(四匹の猫)」を開店。若き日のピカソもこの店に通い、ロートレックやカザスが描いた、歓楽と孤独が同居する都市の情景から大きな影響を受けた。そして社会の周縁に生きる人々へ向けられたそのまなざしは、後の「青の時代」へとつながっていく。
会場では、芸術家たちの交流と創造の現場に光を当て、カフェが近代芸術にもたらした影響を再考する。見どころは、パリとバルセロナ、それぞれのカフェ文化とピカソの関係性、さらにそれが「青の時代」の表現へどのように結実したのかを、日本で初めて紹介する点。また、スペインからカザスによる『マドレーヌ』も、35年ぶりに来日する。
なお、18~20時の夜間開館時間限定で、少し大人向けのカフェにまつわる裏話も紹介されるので気になる人はチェックしてほしい。
※10~18時(祝日を除く金曜、第2水曜、7月25日、9月19~23日は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日・6月29日・7月27日・8月31日は開館) /料金はオンライン前売り2,100円、大学生1,000円/当日2,300円、学生1,300円、高校生1,000円、中学生以下無料
アニメ『未来少年コナン』のトリビュートイベントが、吉祥寺の「リベストプラザ」で開催。2026年度で3回目となる本展には、「私たちの赤毛のアン展」が併催される。
本展では、両作から強い影響を受けたアーティストの作品が展示される。漫画家、イラストレーター、アニメーターなど、多種多様な作家の作品を通じて、知られざる両作の魅力を発見してほしい。
本展の展示作品や商品は、会場で購入できる。気に入った作品は、手元に置くことを検討してみては。
※12~18時(6月28日は17時まで)/入場は無料
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