ゴダール
Photo: © 2001 Avventura Films/Peripheria/Canal+/Arte France Cinéma/Vega Film/RTS
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今週にしかできないこと

話題のギグに美術展示、フードフェアなど、タイムアウト東京が注目するイベントを紹介

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  • Things to do
  • 池袋
「残留思念」と「残響」を掛け合わせ、視覚ではなく耳から感じる違和感や音の恐怖に特化した新感覚のイマーシブ展覧会が、「池袋PARCO」の7階にある「PARCO FACTORY」で開催。身の回りにある「音」がいかに人間の認知を操り、本来は存在しないはずの「気配」を作り出すのかを、被験者となって自身の体で体験できる。 同展は、シリーズ累計40万人を動員した「行方不明展」を手がける株式会社闇と株式会社パルコがタッグを組んだ最新作。ナビゲーターには、ロックバンド「クリープハイプ」尾崎世界観が就任した。 来場者は6つの実験室を通じて、音によって感情が書き換えられる恐怖を体感する。同じ映像や何気ない風景が、音の変化によって恐怖に染まる感覚を味わってほしい。会場を出た後も、日常の雑踏や静寂の中に奇妙な残響が響き続けるような余韻があるかもしれない。 会場では展覧会記念グッズも販売。尾崎の言葉を落とし込んだポストカードやステッカー、イラストレーターのfracocoによる描き下ろしのイラストがプリントされたTシャツなど、豪華なラインアップなので、ぜひチェックしよう。 ※11〜21時(7月20日は18時まで)/入場は閉場の30分前まで /料金は1,500円、小学生以下無料
  • アート
  • 神谷町
「麻布台ヒルズ ギャラリー」で、アーティストのカシン・ロン(Kasing Lung)によるキャラクターシリーズ誕生10周年を記念した展覧会「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」が開催。世界観の体験展示に加え、歴代フィギュアや原画コレクションを公開する。 世界的に人気を集めるキャラクター「LABUBU(ラブブ)」は、ロンが手がけた3部構成の絵本『THE MONSTERS TRILOGY』—『The Story of Puca』『Pato and the Girl』『Miró’s Requiem』にそのルーツを持つ。幼少期にオランダへ移住したロンは、ヨーロッパ各地の妖精物語や民間伝承に触れながら想像力を育み、そこから生まれたキャラクター群を通して独自の世界観を構築してきた。 本展では、その物語世界における現実と幻想の交差をテーマに空間全体を構成。初公開となる没入型映像シアターでは、第1章のアニメーションを5面のプロジェクションと立体音響によって体験できる。 また、8つのエリアで構成の「魔法の森」では、油彩画や立体作品を通して、ロンとLABUBUたちの10年の歩みをたどっていく。「体験エリア」では、妖精の小屋を模した空間にキャラクターのぬいぐるみが並び、フォトジェニックな演出が展開される。 さらに「ミラールーム」では、鏡面反射によって無限に広がるアートの宇宙が構築され、幻想的な体験が広がる。そのほか、近年、創作の軸を絵画へと移しているロンの原画のコレクションも並び、キャラクターの誕生の過程を体感できるとともに、アーティストの原点に触れられる。 ショップエリアでは、限定グッズも販売(抽選)し、地下1階では期間限定ポップアップもオープンするのでチェックしてほしい。 ※10~19時(入場は18時まで)/料金は2,500円(特典付き)
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  • アート
  • 虎ノ門
「TOKYO NODE」で、アメリカを代表するマルチメディアアートのパイオニア、トニー・アウスラー(Tony Oursler)による日本初の大規模個展が開催される。現代美術家のジム・ショー(Jim Shaw)と共同制作した初期の代表作『プライベート』や主要作品『スペキュラー』をはじめ、構想から四半世紀以上を経て実現する未発表作品や本展のための新作など約50点を紹介。そのうち約半数が日本初公開となる。 アウスラーは、映像・彫刻・音・光・言葉を融合させた没入型インスタレーションで知られる。プロジェクションマッピングに先駆け、立体物への映像投影という表現手法を切り開いた。その作品世界は、ポップカルチャーから科学、宗教、陰謀論、超常現象、宇宙まで広がり、データの流れや監視システム、霊や信号といった現代社会における「見えないもの」への欲望と不安を映し出す。観る者を感覚的な思索へと誘う表現が特徴だ。 会場では、世界的音楽家のデヴィッド・ボウイ(David Bowie)と作曲家のグレン・ブランカ(Glenn Branca)との協働により2000年に構想された『空(くう)』を初めて作品化して公開。さらに、サイトスペシフィックな大型新作『キメラ』も制作中で、科学・魔術・未確認現象などに関するアウスラーのリサーチや収集資料から厳選されたアーカイブも並ぶ。 AIや監視技術、生成メディアの発展により、私たちの知覚や現実認識は大きく変化する一方で、スピリチュアルや未確認現象への関心も高まりつつある。こうした時代において、「テクノロジーと霊知のはざま」を見つめてきたアウスラーの作品は、重要な問いを投げかける。 魔術・メディア・アート・テクノロジーに関心を持つ人にとって、本展は刺激的な体験となるだろう。 ※10~19時(金・土曜は20時まで)/入場は閉館の30分前まで/料金は2,400円、学生1,400円、中学・高校生800円、小学生以下無料
  • アート
  • 上野
「上野の森美術館」で、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh、1853~1890年)の画業を2期に分け、足掛け4年にわたって紹介する壮大なプロジェクト「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が開催。展示作品は、オランダの「クレラー=ミュラー美術館」の所蔵品によって全て構成される。 大きな見どころは、不朽の名作『夜のカフェテラス(フォルム広場)』の来日。アルルに実在するカフェを描いた本作は、夜の青とガス灯の黄色が織り成す鮮烈な色彩対比が印象的であり、星空をテーマにした初期の代表作としても知られている。「夜なのに黒を使わない」という革新的な表現は、ゴッホの創造性を象徴する。 さらに、ゴッホの秀作約60点に加え、ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)やクロード・モネ(Claude Monet)といった印象派の巨匠たちによる作品も登場。ゴッホが影響を受けた同時代の画家たちの作品と並べて紹介されることで、芸術的な創造の連鎖を体感できる。 なお、2027年から2028年に予定されている第2期では、オランダの国宝とも称される『アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)』が約70年ぶりに来日する予定だ。国外に出ること自体が極めて稀少な作品であり、貴重な鑑賞機会となるだろう。 ゴッホが生涯を通じて追い求めた「魂の探求」。その軌跡を体感できる本展に、ぜひ足を運んでほしい。 ※9時~17時30分(金・土曜・祝日は19時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は平日2,800円、学生1,600円、小・中学生1,000円/土・日曜・祝日3,000円、学生1,800円、小・中学生1,200円(6月30日まで高校生以下無料)
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  • アート
  • 乃木坂
「国立新美術館」で、「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」展が開催。「パリ国立ピカソ美術館」が所蔵するパブロ・ピカソ(Pablo Picasso, 1881~1973年)の作品に着想を得て、伝統的な仕立てと遊び心あふれる色使いで知られるイギリス人デザイナー、ポール・スミス(Paul Smith)が会場構成を手がける。 会場空間は、色彩や壁紙、装飾、パターンに至るまでスミスの感性によって構成され、彼のファッションデザイン同様、遊び心と鮮やかさに満ちている。展示では、ピカソの初期「青の時代」を代表する『男の肖像』から『アルルカンに扮したパウロ』まで、約80点の作品を時系列に沿って紹介する。 本展は、2023年にパリで開催されたピカソ没後50周年記念展「Picasso Celebration: The Collection In a New Light!」を基にした国際巡回展だ。異分野が融合するかつてない試みを目撃してほしい。 ※10~18時(金・土曜は20時まで)/入場は閉館の30分前まで/休館日は火曜(祝日の場合は翌日)/料金は前売り2,200円、学生1,200円、高校生800円/当日2,400円、学生1,400円、高校生1,000円、中学生以下無料
  • Things to do
  • 京橋
日本屈指のアニメーション監督の一人に数えられる、細田守。この監督が生み出してきた世界を旅する展覧会が、「CREATIVE MUSEUM TOKYO」で開幕される。展覧会タイトルの通り、細田による創作の始まりの原点に立ち会える場所へと来場者を誘っていく。 本展の魅力は、ヒット作の展示ににとどまらず多様な時代の細田の作品を楽しめる点にある。演出家時代の作品、中学生時代に撮影した自主アニメーション作品、金沢美術工芸大学時代に制作した実写映像作品、油絵作品など、膨大な作品群が登場。これらを多彩な制作資料と一緒に堪能できるのがうれしい。 『サマーウォーズ』に登場するインターネット上の仮想世界「OZ」の世界観が体験できる展示は圧巻だろう。天井の高さ5メートルという会場の空間を最大限に生かした展示だ。「キング・カズマ」と「ラブマシーン」の等身大フィギュアにも会いに行こう。 細田のアートに満ちた展示空間が待っている。 ※10〜18時(金・土曜・祝前日、8月11〜14日は20時まで)/入場は閉場の30分前まで/料金は前売り2,300円、高校生1,300円、小・中学生800円/当日2,500円、高校生1,500円、小・中学生1,000円、未就学児無料
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  • アート
  • 渋谷
近年、日本の写真表現は国際的に高い評価を受けているものの、その代表として語られる作家は長く男性に偏ってきた。「渋谷ヒカリエ」の「ヒカリエホール」 で開催される展覧会「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」では、女性写真家に光を当て、日本の写真史を新たな視点から捉え直す。2024年夏に「アルル国際写真フェスティバル」で大きな話題を呼んだ世界巡回展が、規模を拡大して日本に上陸する。 出展作家は石内都、石川真生、岡上淑子、片山真理、川内倫子、志賀理江子、長島有里枝、蜷川実花、野口里佳といった、日本の写真史のみならず美術史においても重要な役割を果たしてきた約30人の女性写真家。狭義の「写真」という枠組みを超え、インスタレーション・コラージュ・映像プロジェクション・観客参加型作品といった、創造性豊かな作品を紹介する。 さらに内容を深く掘り下げ、記憶・身体・日常・ジェンダーなど多岐にわたるテーマの作品約200点が登場。幅広い層の観客が写真表現の多様さを発見することで、さまざまな対話へと導かれるだろう。 日本の女性写真家による、写真史上前例のない大規模展を見逃さないように。 ※10〜19時(入場は18時30分まで)/料金は前売り2,000円、30歳以下1,000円、高校・中学・小学生500円/当日2,200円、30歳以下1,500円、高校・中学・小学生1,000円、未就学児無料
  • アート
  • 品川
「KOSAKU KANECHIKA 天王洲」で、セラミック表現の可能性を提示する試みとして、奈良美智によるキュレーション展「地層の胎動」が開催。植松永次、桑田卓郎、坂本紬野子、安永正臣の4人による作品約30点で構成される。 陶芸を自身の表現領域としても探求する奈良。彼は「一つの作品が置かれるだけで、その周囲の空気までも立ち上がるような作家」として4人を選出した。本展に寄せて、次のように述べている。 「彼らの作品は、完璧なフォルムや美しい釉調(ゆうちょう)を目指すのではなく、『未完であること』『制御しきれないこと』『壊れうること』を内包しながら、それでもなおここに在る、という強度を持っている。陶という素材が持つ原始的な重さと、作家の個人的な記憶や身体性が、表層を突き破って立ち現れる瞬間を、私はこの展覧会で彼らと共有したかったのだ」 陶芸の根源的な要素を内包しつつ、工芸と現代美術の枠組みを横断する作品群は、複層的な鑑賞体験をもたらすだろう。完成された様式や技巧に捉われない奈良の視点は、本展に参加する作家たちの造形と深く呼応している。 ※11〜18時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料
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  • アート
  • 丸の内
「三菱一号館美術館」で、展覧会「カフェに集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」が開催。本展では、エドゥアール・マネ(Édouard Manet)、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(Henri de Toulouse-Lautrec)、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)らによる約130点の作品を通して、「カフェ」を起点に広がった19世紀後半の芸術文化を紹介する。 19世紀後半のパリでは、マネや後に「印象派」と呼ばれる芸術家たちがカフェに集い、芸術や社会について活発な議論を交わした。当時のカフェやキャバレー、ダンスホールは、単なる飲食や娯楽の場ではなく、新しい芸術が生まれる創造の拠点でもあった。それは、「官展=サロン」中心の芸術制度からの脱却であり、芸術が都市の群衆や日常空間へと開かれていく、新たな時代の幕開けでもある。 1897年にはカタルーニャ出身の画家、ラモン・カザス(Ramon Casas)が、モンマルトルの有名店「シャ ノワール(黒猫)」に着想を得て、バルセロナに「クアトラ ガッツ(四匹の猫)」を開店。若き日のピカソもこの店に通い、ロートレックやカザスが描いた、歓楽と孤独が同居する都市の情景から大きな影響を受けた。そして社会の周縁に生きる人々へ向けられたそのまなざしは、後の「青の時代」へとつながっていく。 会場では、芸術家たちの交流と創造の現場に光を当て、カフェが近代芸術にもたらした影響を再考する。見どころは、パリとバルセロナ、それぞれのカフェ文化とピカソの関係性、さらにそれが「青の時代」の表現へどのように結実したのかを、日本で初めて紹介する点。また、スペインからカザスによる『マドレーヌ』も、35年ぶりに来日する。 なお、18~20時の夜間開館時間限定で、少し大人向けのカフェにまつわる裏話も紹介されるので気になる人はチェックしてほしい。 ※10~18時(祝日を除く金曜、第2水曜、7月25日、9月19~23日は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日・6月29日・7月27日・8月31日は開館) /料金はオンライン前売り2,100円、大学生1,000円/当日2,300円、学生1,300円、高校生1,000円、中学生以下無料
  • アート
  • 箱根
「ポーラ美術館」で、印象派を代表する巨匠、クロード・モネ(Claude Monet、1840~1926年)の没後100年および同館の開館25周年を記念した大規模展覧会が開催。アジアでも随一の質と量を誇る同館の「モネ・コレクション」19点を一挙公開するほか、国内外18組の現代作家による作品を通じて、新たな視点と創造的な対話を提示する。 ポーラ美術館が収蔵するモネの作品群は、セーヌ河の水辺やサン=ラザール駅、行楽地や海辺、ロンドンやベネチアの連作、そして「睡蓮」シリーズに至るまで、初期から晩年にかけての重要な作品を網羅している。 本展では、写実的な筆致の作品から、光と色彩と対象が溶け合う後期の表現まで、モネの画業の変遷を一望できる。また、その革新的な表現や主題と響き合う現代アート作品を、美術史的な比較にとどめず、創造的な対話として構成する。 ルーカス・アルーダ(Lucas Arruda)、ノエミ・グダル(Noémie Goudal)、今坂庸二朗、ダニエル・スティーグマン・マングラネ(Daniel Steegmann Mangrané)など国際的に注目される作家に加え、本展のために制作されたモネをテーマとする新作も紹介。さらに、フェリックス・ゴンザレス=トレス(Felix Gonzalez-Torres)、ロニ・ホーン(Roni Horn)、スーメイ・ツェ(Sumei Tse)らによる、モネの絵画と響き合う新収蔵作品を初公開する。 展示は美術館の展示室だけでなく、ロビーから周囲の森までを大胆に活用。モネと現代作家の視点が交錯する場として、モネ作品の新たな鑑賞体験をじっくりと堪能してほしい。 ※9〜17時(入館は16時30分まで)/休館日は12月1日/料金は2,200円、学生1,700円、中学生以下無料
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