日本のファッション業界の活性化と国際発信を目的とする「Rakuten Fashion Week」が開催。東京ならではの個性を体現するイベントを目指して2005年に発足した同イベントは、2025年に20周年を迎える。
アニバーサリーイヤーとなる今回のテーマは、「世界の継ぎ目となれ」。ファッションが国や言語の壁を超えて人と人をつなぎ、文化や創造性を生み出すことを目指す。
次世代を担うブランドに贈られる「JFW NEXT BRAND AWARD」の今シーズンの受賞者は、「mukcyen(ムッシャン)」の木村由佳。ムッシャン以外に、今回初参加となるブランドも見逃せない。自然の中で体を動かすことをコンセプトに服作りを行う「någonstans(ナゴンスタンス)」や、日常と非日常の間にある感覚を衣服で表現する「ORIMI(オリミ)」など、計5つが新たに加わる。
さらに、ブランド創立35周年を迎える「TSUMORI CHISATO(ツモリチサト)」のショーも注目の一つ。デザイナーの津森千里が描く幻想的な世界観を、手描きのイラストや衣服のフォルムで表現した過去のアーカイブ展示が、「渋谷ヒカリエ 8/COURT」で開催される。同展示は一般客も自由に観覧できるので、気になる人は足を運ぼう。
一般客がランウェイショーを観覧できるチャンスもある。「WWDJAPAN」の公式ウェブサイトでは、抽選プログラムを行う。受け付け期間は、8月6日(木)〜20日(水)の予定だ。
独自の進化を続ける東京のファッションの今を体感できる絶好の機会。ファッションに関心がある全ての人に、注目してほしい。
※時間はイベントにより異なる