日本博
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7月から11月に行くべき文化芸術イベント

「日本の美」を体現する芸術文化に触れる

Written by Time Out Tokyo. Paid for by 日本博
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日本各地では、注目すべき美術展や文化イベントが多数開催されている。その中でも特に興味深いのは、全国各地で進行中の「日本の美」を体現する文化芸術プロジェクト、日本博に関するさまざまなプログラム。ここでは、その中から特に勧めたい7月から11月に行くべき文化芸術イベントを紹介する。

 ※新型コロナウイルスの影響により、臨時休館など情報が変わる可能性もあるため、事前に公式サイトを確認して足を運んでほしい。

特別展「ファッション イン ジャパン1945〜2020 ー流行と社会
特別展「ファッション イン ジャパン1945〜2020 ー流行と社会

ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会

アート 国立新美術館, 乃木坂

戦中戦後の国民服やもんぺの時代から、国際的に華々しい活躍を見せた日本人デザイナーの作品、日本の若者から発信されたKawaii文化まで、世界に誇る日本のファッション史をたどる初の大規模展が、日本博として国立新美術館で開催。

国内有数の服飾コレクションを有する島根県立石見美術館から1960年代の豪華絢爛な森英恵の『ホステス・ガウン「菊のパジャマ・ドレス」』などが取り寄せられるほか、神戸ファッション美術館の所蔵品に加え、日本を代表するデザイナーやブランド各社から貴重なコレクションが集う。

注目は、各時代を象徴するファッションキーワード。戦後から1950年代の「真知子巻き」や1970年代の「ユニ・セックス」、1980年代の「ボディコンスタイル」など、流行や社会現象と合わせてファッションの発展を知ることができる。ファッションの過去と未来を体感してほしい。 

丹下健三 1938~1970 展
国立代々木競技場 第一体育館

丹下健三 1938~1970 展

アート 国立近現代建築資料館, 上野

「世界のタンゲ」こと、ル・コルビュジエに続いてモダニズム建築を推進した世界的建築家、丹下健三。彼の在り様と現代への影響を世界的な視野から探る企画展が、国立近現代建築資料館で開催される。 丹下は、第二次世界大戦復興後から高度経済成長期にかけて、多くの国家プロジェクトを手がけ、1964年と2020年の2度にわたって『東京オリンピック・パラリンピック』大会の舞台となる、国立代々木競技場が代表作として知られている。

日本博における建築5展の1つである本展では、文化的、学術的視点より、国立代々木競技場を考察し、教育講座、作品ツアーや上映会を通じて、偉業に迫る。日本特有の自然と一体化する伝統建築を近代建築に再構成した丹下の素晴らしさを目の当たりにしてほしい。

なお、この時期には同じく日本博である『隈研吾 』展 も東京国立近代美術館で開催されるので、新旧競技場を手掛けた2人の建築家の作品を見ることができる。建築ファンにとっては、日本の近現代建築についてより深く知ることができるという意味でもまたとない機会となるだろう。

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MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020
MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020

MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020

アート 国立新美術館, 乃木坂

時代とともに変化する都市「東京」の姿を、日本が誇るマンガ、アニメ、ゲーム、特撮から迫る大規模な展覧会が、日本博として国立新美術館で開催。全93タイトルから500点以上に及ぶ資料が横断的に展示される。

まず来場者を迎えるのは、1000分の 1の縮尺で再現された、幅約17メートル、長さ約22メートルの巨大な東京の都市模型。それを取り囲むように展示がなされ、作品の舞台となった場所と重ね合わせながら楽しむことも。

展示は大きく3つのセクションに分けられ、『ゴジラ』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『AKIRA』などを取り上げる「破壊と復興の反復」をはじめ、「東京の日常」「キャラクターvs.都市」を展開。新海誠作品からセーラームーン、初音ミクとNewDaysのキャンペーンコラボレーションまで、東京と密接に関わるポップカルチャー作品に目が離せない。

鳥獣戯画 甲巻 平安時代 12世紀 京都・高山寺
鳥獣戯画 甲巻 平安時代 12世紀 京都・高山寺

特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」

アート

平安時代の絵巻物『鳥獣人物戯画』を全巻場面替え、展示替えなしで公開する展示が東京国立博物館で開催。 動物を擬人化した場面で知られる『鳥獣戯画』は、完全な巻物の形では4巻が現存し、そこには動物のほかにも当時の行事や遊戯など多彩で魅力的な場面が描かれている。近年修復を終えてさまざまな新事実が発見された本作品の全場面を一度に鑑賞できる機会は今回が初めてである。

ウサギとカエルの相撲で有名な甲巻は、動く歩道に乗って鑑賞するという斬新だが、鑑賞者全員が作品を間近で見ることができるという配慮もされている。

さまざまな新機軸を導入して日本の優れた造形を見せてくれる本展は、日本博の一環としても見応えある展覧会となるだろう。 

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隈研吾展

アート 東京国立近代美術館, 竹橋

日本博における建築5展の1つとして、現代日本を代表する建築家、隈研吾の個展が開催。2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる『国立競技場』の設計に参画したほか、設計を手がけた『V&Aダンディー 』がTIME誌の『2019年世界で最も素晴らしい場所100』に選ばれるなど、世界で評価される隈の建築の魅力が味わえる。

本展では模型や写真に加え、先端的な技術を用いたオリジナル映像を公開。制作には瀧本幹也など、国内外のアーティストが参加した。そのほか、隈ならではの都市の未来を提案する一室も設けられる予定。多くの人を魅了する芸術的な建築作品を目撃しよう。 

国立能楽堂ショーケース・手話狂言
能「安達原」

国立能楽堂ショーケース・手話狂言

ステージ 国立能楽堂, 千駄ヶ谷

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に合わせ、能と狂言の魅力を身近に感じられる演目が上演される。日本博のプログラムの1つとして行われるこのショーケース公演では、「日本人と自然」のテーマにちなんだ代表的な能と狂言を2時間でコンパクトな内容で体験できる。

公演は日、英、中、韓のパーソナル字幕付きで行われるため、訪日外国人にも内容が理解できるものとなっている。 パラリンピック期間には、狂言特有の動きや運びを手話に取り入れた「手話狂言」を上演。手話と声で表情豊かに表現されるため、聞こえる人も聞こえない人もともに楽しむことができる。能や狂言を初め鑑賞する人も魅了されること間違いなしだ。

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中部山岳国立公園
中部山岳国立公園

国立公園展-その自然には物語がある-

アート 国立科学博物館, 上野

日本博のプログラムの一つとして、四季折々に変化する日本の自然を楽しむことができる全国の国立公園を紹介する展覧会が、国立科学博物館で開催される。

展覧会では、国立科学博物館が所蔵する標本資料や絵画、映像等などを介し、様々な角度から国立公園について知ることができる。また、環境省が推進する「国立公園満喫プロジェクト」との連携により、世界の旅行者が長期滞在したくなるような企画展示が行われる。

日本の国立公園は、美しい自然のみならず、その自然に培われた伝統文化や食などの地元特有の人の暮らしに触れられる場所だ。これを機会に、各地の国立公園へ出かけてみては。

Super Angels
オルタ3 Supported by mixi, Inc

Super Angels スーパーエンジェル

ステージ 新国立劇場, 初台

「科学技術」「共生」をテーマに、子どもたちとアンドロイドが友情のドラマを紡ぐ、新作オペラが、日本博として新国立劇場で上演される。

物語の舞台は、15歳になると適性検査で選別され、全知全能AI「マザー」の管理下に置かれるというサイバーパンクな世界。子どもたちの合唱をメインに、人工生命搭載アンドロイド「オルタ3」が物語の核となる役で出演することに注目だ。

新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士が企画し、台本は作家の島田雅彦、作曲は初音ミクのボーカロイドオペラ『THE END』やアンドロイド・オペラ『Scary Beauty』を手掛けた渋谷慶一郎が務めることからも期待が高まる。 上演は日本語だが英語字幕が付いているため、海外から訪れた人にも、この新しいオペラを体感してほしい。

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 工藝2020 ー自然と美のかたちー
春山文典《宙の響》

工藝2020 ー自然と美のかたちー

アート 東京国立博物館, 上野

自然のさまざまな素材と技法、そして作家の感性によって創り出される日本の工芸に焦点を当てた展覧会が、日本博として東京国立博物館で開催。 自然観や自然の美を主題に創作している現代作家を幅広い世代から招へいし、合子(ごうす)や白竹の籠(かご)といった、さまざまな工芸表現の作品を、日、英、中、 韓の多言語で紹介する。自然をテーマに創り上げられた展示空間が、作品の美しさを一層引き立てるだろう。

さらに、関連企画として、機能美を有する工芸と食文化の親和性を演出する体験型プログラムを予定。工芸の芸術性と機能性に酔いしれよう。 

日本のたてものー自然素材を伝統技術に活かす知恵
東大寺鐘楼(国宝/鎌倉時代)東京国立博物館所蔵

日本のたてものー自然素材を伝統技術に活かす知恵

アート 複数のヴェニュー

木材や土、石など自然と共存する飛鳥時代から現代までの日本の建築の流れを見られる展覧会が、東京国立博物館表慶館と国立科学博物館、国立近現代建築資料館の3会場で開催される。

日本博における建築5展の1つである本展では、建物の細部や素材の特性を精巧に再現した模型の展示、木造建築における技術の解説、建築鑑賞ツアーなどが行われ、日本の繊細な建築文化を訪日外国人も楽しみながら学ぶことができるプログラムとなっている。

また、2018年にユネスコ無形文化遺産へ提案された、「伝統建築 工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」に関する解説パネルも設置され、自然素材を巧みに建築空間に生かす工夫が受け継がれる伝統技術を再確認することができる。 日本の繊細な建築美を堪能してもらいたい。 

4月から7月のイベントはこちら

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4月から7月に行くべき文化芸術イベント

アート

日本各地では、注目すべき美術展や文化イベントが多数開催されている。その中でも特に興味深いのは、全国各地で進行中の「日本の美」を体現する文化芸術プロジェクト、日本博に関するさまざまなプログラムだ。ここでは、その中から特に勧めたい4月から7月に行くべき文化芸術イベントを紹介する。 ※新型コロナウイルスの影響により、臨時休館など情報が変わる可能性もあるため、事前に公式サイトを確認して足を運んでほしい。

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