チョイ チョイ キッチン

2019年、上半期にオープンした注目のレストラン・カフェ

恵比寿や渋谷、六本木などで、押さえておきたいニューオープンを紹介

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
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2019年上半期もさまざまな店が誕生した。東京オリンピック・パラリンピックも来年に近づく今年は、訪日客に向けた商業施設ホテルナイトライフを楽しめる場所などがラストスパートという具合に増加した。ここでは、六本木にオープンした冷麺がうまい焼き肉店や、「隠れ家レストランの女王」と呼ばれるグレース・チョイのレストラン、レトロ家具の販売もする喫茶店、渋谷再開発に伴い一時休業していた三漁洞の移転オープンなど、注目のレストランとカフェを厳選して20軒紹介する。

  • レストラン
  • 六本木

※2019年1月18日オープン

六本木に、ハワイで人気の焼肉 冷麺 ユッチャンがオープン。看板メニューは、シャーベットのような半凍りのスープとツルツルもっちり食感の麺が特徴の『葛(くず)冷麺』。そば粉とくず粉を使用したヘルシーな麺はハワイ店人気ナンバーワンも納得の味だ。さらには名店、焼肉 しみずで修業した降矢史耕が選ぶ、芝浦直送のホルモン焼き肉も味わえる。予約必須の人気店。  

村田商會
  • レストラン
  • 西荻窪

※2019年1月18日オープン

西荻窪から徒歩5分ほどの場所にある、家具の販売も行う喫茶店。オーナーの村田龍一は、大の喫茶店好きで、これまで1000店以上に足を運んだという強者だ。2015年よりオンラインで喫茶やキャバレー、民謡酒場など、昭和レトロを感じさせる家具を様々な縁から買い取り、販売を行ってきた。 村田商會(むらたしょうかい)がオープンしたきっかけは、同所で45年間営業していた喫茶店ポットが閉店した際に、村田が家具を引き取りに行ったこと。最終的には店自体も引き取ることになり、喫茶店のオープンに至ったそうだ。 ポットの面影を残す店内では、コーヒーはもちろん、ナポリタンやクリームソーダ、トーストのほか、瓶ビールなどアルコール類も楽しめる。家具屋でもあるため、喫茶店から買い取ったカップやカトラリー類、椅子やテーブルなどの販売もしている。 店を訪ねたら、コーヒーを静かに楽しむのもいいが、喫茶マニアのオーナーから、おすすめの店や、少し変わった店を教えてもらうのもいいだろう。

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しロといロいロ
  • ショッピング
  • 恵比寿

※2019年1月23日オープン

テキスタイルショップ、コッカと表参道の人気ベーカリーカフェ、パンとエスプレッソとがコラボレーションしたカフェが代官山にオープン。元々コッカ代官山店だった白い一軒家の店舗が全く違うジャンルの「生地」と融合し「衣食」なカフェに生まれ変わった。1階の販売スペースに並ぶのは、パンとエスプレッソとの人気商品や、コッカのテキスタイル。2階は、コッカのオリジナルテキスタイルでコーディネイトされたイートインスペースになっており、魅力的なデザインに囲まれながらゆったりと過ごすことができる。

  • レストラン
  • カフェ・喫茶店
  • 杉並区

※2019年1月29日オープン

代田橋近くにある、かわいらしいクマのキャラクターの看板が目印のフィナンシェ専門店。2018年7月にオンライン販売限定でスタートしたところ、またたく間に人気に火が付いた注目店だ。シェフパティシエの濱脇瑞季は、フランスのパティスリー界でも尊敬を集めるシェフ、ヴァンサン・ゲルレ(Vincent Guerlais)のもとで修行した経歴を持つ。 特徴は、「安心、安全、おいしい」ことだ。朝採れの新鮮卵『鳳凰卵』を使用した固めのプリンや、100年の歴史がある北海道の町村農場のバターを使用した『フィナンシェ』(250円)などが味わえる。そのほか、コーヒーやオリジナルドリンクも提供している。フレッシュな味わいを楽しみに、足を運んでほしい。

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ブレッドエスプレッソ
  • レストラン
  • カフェ・喫茶店
  • 田町

※2019年3月1日オープン

人気カフェベーカリーのパンとエスプレッソとの姉妹店が、高輪ゲートウェイ駅近くにオープン。パンとエスプレッソの人気メニュー、食パンの『ムー』をはじめ、新メニューも提供する。モーニング、ランチ、ティータイムのそれぞれの時間帯に合わせた、ブーランジェリーならではのパンや食事が楽しめるのも魅力だ。足を運んだ際は、パンと相性抜群のコーヒーのオーダーも忘れないでほしい。

  • アトラクション
  • 動物園&水族館
  • 目黒

※2019年3月1日オープン

おしゃれな家具屋やレストランの並ぶ目黒通り沿いに、小さなマイクロブタと触れ合えるカフェが登場。 マイクロブタとは、ミニブタよりもさらに小さく改良されたペット用のブタのことだ。ミニブタは成長すると約100キログラムまで大きくなるのに比べ、マイクロブタは約40キログラムだそう。とても人懐こくて愛らしい姿に、つい家に連れて帰りたくなってしまうこと間違いなし。 空いている時はそのまま入ることも可能だが、オンラインまたは電話で事前に予約しておく方が安心だ。

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コスミックガールカフェ
  • レストラン
  • カフェ・喫茶店
  • 原宿

※2019年3月5日オープン

原宿の竹下通りに、宇宙精霊のカフェが登場。 「コスミックガール(cosmic girl)」とは、スペイン人作家OKOKUMEが手がけるキャラクターだ。かわいらしい色合いと、不思議ガーリーな雰囲気が魅力。 カフェのメニューは、コスミックガールをイメージしたビビッドな色合いのフードやドリンクがそろっているが、着色料は使わず、スピルリナやビーツといったカラフルな食材で色付けされている。目には鮮やかで体に優しいフードを楽しもう。

  • レストラン
  • ベトナム料理
  • 池袋

※2019年3月9日オープン

池袋サンシャイン60通り近くに、創業45年のフォー専門店、フォーティン(Pho Thin)がオープン。ベトナムのハノイで1日2500人が訪れる人気店だ。これまで国外出店やチェーンなどは一切なく、ハノイの本店でしか味わえない、門外不出の味が食べられる。メニューは、『牛肉のフォー(フォーボー)』のみ。本国のオーナーのティン(Thin)から、正式に譲り受けたレシピでその味を再現している。

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チョイ チョイ キッチン
  • レストラン
  • 西麻布

※2019年3月22日オープン

香港では「隠れ家レストランの女王」と呼ばれる女性シェフ、グレース・チョイ。そんな彼女が取り仕切りを行うレストランが、西麻布にオープン。グレース自らが仕入れる、旬の食材を使ったお任せコースメニューが、1日数組の限られたゲストに振る舞われる。伝統的な香港の家庭料理をベースに、化学調味料を使用せず研究に研究を重ねた料理が、テーブルの目の前で調理されるのも魅力だ。日本の一般的な中華料理とは一線を画す中華料理の神髄の味を、隠れ家的ムード一杯の空間で味わいたい。

グランイート銀座
  • レストラン
  • ビュッフェ
  • 銀座

※2019年3月20日オープン

選手村のアスリート飯を、有楽町で食べ放題できるレストラン。国際的なスポーツ大会の食材調達基準として選ばれたGAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)の認証食材をふんだんに使い、実際に選手村でも提供されたメニューなど、おいしいだけでなく安心安全な食事をビュッフェ形式で楽しめる。 GAPとは、農業において食品安全、環境保全、労働安全などの持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みのことで、オリンピック、パラリンピックの食材調達基準にもなっている。

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オチャバ
  • レストラン
  • カフェ・喫茶店
  • 新宿

※2019年3月22日オープン

日本茶ミルクティーの専門店が、新宿ルミネエスト地下1階にオープン。茶葉をミルクで煮出した濃厚な『日本茶ロイヤルミルクティー』や、エスプレッソマシンで茶を抽出した『日本茶エスプレッソミルクティー』など、日本茶の旨味を濃厚に引き出したドリンクがそろう。全てのドリンクには黒蜜入りのわらび餅が入っており、しっかりとした甘みも感じられるだろう。茶葉は創業70年の老舗、丸善製茶のミルクティーに最も合う茶葉をオリジナルブレンドしている。日本茶の新たな飲み方を試してみてほしい。 

シクロ バインミー
  • レストラン
  • 恵比寿

※2019年3月27日オープン

恵比寿駅西口からすぐにあるエビスフードホール(EBISU FOOD HALL)内にある、バインミー専門店。バインミーとは、ベトナムの国民食として親しまれているサンドイッチのこと。シクロ バインミーでは、外はパリっと香ばしく軽やかなこだわりのパンにニンジンやダイコン、パクチーなどのたっぷりの野菜と自家製パテや海老などの具材を挟んだバインミーを提供する。少し珍しいメニューでは、卵とコンデンスミルクを泡立てたクリームをコーヒーの上に乗せた『エッグコーヒー』なども楽しめる。ベトナムの味は恵比寿で楽しもう。

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鮨 心 by 宮川
  • レストラン
  • 寿司
  • 日本橋

※2019年4月6日オープン

国内でたった5店舗しか存在しないミュシュラン3つ星寿司店。そのうちの一つである北海道のすし屋、すし宮川の宮川政明が、マンダリンホテル内に東京初出店となる寿司店をオープン。ワサビと塩を添えた鯛のたたきや、香り豊かで甘みのあるウニと海苔の季節の寿司など、最高級の魚介類を使ったメニューを提供する。店内の装飾も、宮川が厳選した樹齢350年以上のヒノキのカウンター、組子職人として有名な谷端信夫による格子を使用するなど、日本が誇る職人技術を感じるこだわりのデザインとなっている。

365カフェ
  • レストラン
  • カフェ・喫茶店
  • 渋谷

※2019年4月25日オープン

新宿の老舗純喫茶、珈琲貴族エジンバラの姉妹店が渋谷にオープンした。エジンバラでおなじみの2つのポットを使って泡立てるカフェオレやデザートパフェなど、知っている者なら思わずニヤリとしてしまうメニューがそろう。新宿店と同じく、フリーWi-Fiと各テーブルに電源コンセントを完備。仕事や待ち合わせのちょっとした時間を有効利用するにも最適な場所だ。

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氷ゆきとなつ
  • レストラン
  • 池尻大橋

※2019年5月3日オープン

2018年6月に西荻窪に週末限定でオープンし、瞬く間に大人気店となったかき氷専門店が池尻大橋へ移転オープンした。ムースのような泡状のエスプーマとふわふわの氷の口溶けの良い食感、インパクト抜群の楽しいビジュアルは健在。こだわり素材で丁寧に作り込まれた『淡雪のミルフィーユ』や、『生いちごmilkとエスプーマ』かき氷など、その時々の限定メニューを楽しむことができる。毎朝その日の分のソース、エスプーマ、クリームを作っているため、なくなり次第終了してしまう。暑い時期、見逃せないヴェニューだ。

マダム ミイ モダン タイ ベトナメーゼ
  • レストラン
  • ベトナム料理
  • 銀座

※2019年5月11日オープン

タイ料理とベトナム料理をミックスした「モダンアジアン」料理が楽しめる、マダム ミイ モダン タイベトナメーゼ(Madam Mỹ modern thai vietnamese)の2号店が銀座のコリドー街にオープン。フレンチコロニアル様式の扉を開けると、アジアの活気あふれるダイニングが広がる。気軽に使えるバーとダイニングエリアがあり、さまざまな使い方ができる。料理は、タイとベトナムの2つの国の料理の良いところを合わせつつ、日本ならではの調味料も織り交ぜたメニューが楽しめるのが特徴だ。

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資生堂 自由が丘パーラー
  • レストラン
  • 自由が丘

※2019年5月18日オープン

自由が丘に資生堂パーラーがオープン。レストランとカフェ、ショップで構成され、支店としては初のテラス席が用意される。注目は、自由が丘店オリジナルスイーツ。『クレームショコラ』は、花のようにクリームが飾られたかわいらしいスイーツで、抹茶と日向夏、ほうじ茶の3種を提供する。そのほか、人気のパフェ類や、『ミートクロケット』と『ビーフカレー』など伝統メニューも味わえる。

  • レストラン
  • 新宿

※2019年5月24日オープン

「世界一安いミシュランレストラン」と称される香港の人気点心レストラン、添好運(ティム・ホー・ワン)が、新宿サザンテラスに日本2号店をオープン。同店は、4年連続でミシュラン三つ星を獲得したフォーシーズンズホテル香港の広東料理店、龍景軒で点心師を務めたMak Kwai Puiが、カジュアルに本物の味を楽しんでほしいとの思いでパートナーのLeung Fai Keungと創業した点心専門店だ。香港と同様に、オリジナルレシピをもとに厨房で手作りした点心を、リーズナブルな価格で提供する。新宿店では、接待や大人数のグループ利用もできる個室を用意。予約も可能だ。

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  • レストラン
  • 日本料理
  • 渋谷
  • 価格 2/4

※2019年5月24日オープン

渋谷再開発に伴い、2018年10月より一時休業していた三漁洞が移転オープン。以前と同じく桜丘町エリアに店を構えることが決定した。三漁洞は50年以上の歴史がある小料理屋で、和服に割烹着の女将が迎えてくれる人気店。メニューに外れはないが必ず注文したいのは、『冷やし焼きナス』と『ブリ大根』。大きくぶつ切りにした大根が2つ、これ以上煮込むことが不可能と思えるほど柔らかく、しょうゆが染み込んでいる。 

おにくのおすし 浅草店
  • レストラン
  • 日本料理
  • 浅草

※2019年6月9日オープン

京都祇園の人気店が浅草に進出。提供するのは、松阪牛の肉寿司だ。モモや上ロース、リブ三角などがセットになった『おすすめ肉寿司6貫』(4,800円)や、松阪牛のフレークと京都の打田漬け物を使った『牛鮮丼』(2,480円)など、松阪牛のさまざまな部位を使った寿司はもちろん、焼き物や一品料理が味わえる。京都ならではの食材が使われているのも魅力だ。

ナイトライフ編はこちら……

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