ラブピースクラブ ラフォーレ原宿店
Photo: Kisa Toyoshima

フェミニズムを学ぶ5のこと

女性の性差別問題やライフスタイルについて知識を得る

編集:
Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京 > THINGS TO DO > 週末、フェミニズムを学ぶ5のこと

3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」だ。1904年のニューヨークでの婦人参政権を求めたデモを起源に、国連によって1975年に制定された。イタリアでは「ミモザの日」とも言われており、女性への感謝を込めてミモザを贈る風習がある。

近年#Me Too運動や、進化し続けるフェムテック市場の拡大などにより、女性の性差別問題やライフスタイルへの注目や認知が広がってきたが、未だに社会の理解や対応は発展途上だ。今後、フェミニズムへの関心と理解を持つことは重要になるだろう。ここでは国際女性デーに先駆けて、フェミニズムやフェムテックについて学べるショップや展覧会を紹介する。

  • Things to do
  • 新宿二丁目

イレギュラー リズム アサイラム

新宿御苑前駅から徒歩5分ほどにある、2004年に開店したインフォショップ。イレギュラー リズム アサイラム(IRREGULAR RHYTHM ASYLUM)では、メインテーマとしてアナキズムとDIYをメインテーマに、社会運動や対抗文化に関する書籍やZINEのほか、CDやレコード、カセットテープ、Tシャツなどのグッズを取り扱っている。

店舗には展示やイベントスペースがあり、オンラインショップでも購入は可能。置いているものは全て人種差別、クィア、フェミニズムなど、あらゆる問題に向き合うための、濃いラインナップがそろう。

  • ショッピング
  • 書店
  • 江古田

百年の二度寝

あらゆる表現と出合える本屋が江古田にオープンした。運営するのは河合南と新井宗彦。河合は大型書店で勤務していた選書の達人。新井は「突然段ボール」というバンドでドラムを担当しているというユニークな経歴の持ち主だ。

店内の在庫の半数以上を占めるのは古本。フェミニズムや社会学、人文学、街歩きなど多様なジャンルを用意している。新刊書は、気鋭の版元による一般の流通には乗らないZINEや同人誌も並ぶ。

同店は「本屋とかの店」とうたっており、雑貨の販売のほか、アコースティックライブや作品展示、イベントを行うための発表の場としての活用も予定している。

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  • 原宿

ラブピースクラブ ラフォーレ原宿店

フェミニストが運営する日本初のラブグッズショップ、ラブピースクラブ(LOVE PIECE CLUB)が、ラフォーレ原宿にオープン。

これまでオンラインショップで販売されていたフェムテック、プレジャートイ、月経カップや台湾で生まれた生理用吸水ショーツ『ムーンパンツ』やランジェリーなど、女性のライフスタイルを応援する商品が並ぶ。

またグッズ意外にも注目したいのは、店内に大きく設けられた書籍コーナーだ。フェミニズム専門出版社のエトセトラブックスとラブピースクラブが選書した、フェミニズムとジェンダーにまつわるさまざまな本がそろっている。

性について考えるなら.....

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  • Things to do

2019年4月11日。その前月に相次いだ性暴力事件の無罪判決へ抗議を示すための集会が、東京駅前の行幸通りで決起された。予定されたゲストスピーチが終わっても人々は帰ろうとせず、集まった参加者が一人、また一人とマイクを握り話し始めた。話されたのは性暴力を受けた自身の体験であり、抑えていた痛みと憤りを語る声だった。

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