フエルサブルータで楽しみな5つのこと

期待高まるフエルサブルータの公演、ショーを日本で主催する辰巳清に話を聞いた

Kaila Imada
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Kaila Imada
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In association with WA !日本公演製作委員会

2017年8月にオフブロードウェイの一大スペクタクルショー、フエルサブルータの新作『WA ! –Wonder Japan Experience』がついに東京に上陸する。期間は2017年8月1日(火)から9月30日(土)まで、品川ステラボールにて開催される。過去に劇団のパフォーマンスを見たことがある人も、東京で世界初演される『WA! Wonder Japan Experience』は見逃せないだろう。制作者兼、芸術監督のディキ・ジェイムズ(Diqui James)が日本のために特別に制作した新しいショーでもある。8月まで待ちきれないフエルサブルータの注目ポイントを5つ紹介する。

1. 日本にインスパイアされた設定

日本人チーフプロデューサー辰巳清は、観客に完全新作の演目と、独特なひねりを加えたフエルサブルータ名物の演目の両方を楽しみにしてほしいと語る。「このショーはアウトサイダーから見た日本の姿であり、日本人も楽しむことができます。クエンティン・タランティーノが監督した映画キル・ビルのように、外国人芸術監督が感じた日本が表現され、日本人が見た日本とは異なる観点も含まれています」と明かした。芸者の舞いや、侍と忍者の立ち回りのほかにも、苦境に置かれている農民の一団が日本の明るい未来を切り開くというような意義深い物語に期待してほしい。制作者兼、芸術監督であるディキ・ジェイムズは、ショーのインスピレーションを得るため、過去5年の間に日本を複数回訪れ、辰巳に案内してもらいながら京都や奈良などさまざまな場所を見て回ったそうだ。

2. フエルサブルータの名物が取り入れられている

公演は新しい要素となる、重力を制する驚きのパフォーマンスなども行われるが、底が透明なプールや、空を飛び交う空中パフォーマンスなどフエルサブルータ名物の演目もしっかり含まれている。ショー定番のランニングマシンも登場するが、「WA!」では侍が迫り来る敵の群れと戦いながら走るようだ。辰巳は「使っているのはこれまでと同じ技術ですが、パフォーマーを変えることで違う物語を生み出しています」と教えてくれた。

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3. ステージはスタンディングで観る

よくある劇場の舞台ではないということも覚えておいてほしい。メインエリアはオールスタンディングで、頭上でショーが行われる場面もある。2階のバルコニーに座れば、ステージを上から見ることができるうえに、フロアエリアと座席を自由に行き来できる。しかし、70分のショーの間、移動で時間を無駄にしたくないだろう。「自分が居る場所によってショーの感じ方が全く違うので、何度かショーに足を運んで違う場所で見るのも良いかも知れません」と辰巳はすすめてくれた。

4. ショーとインタラクトする

刺激的な映像をテクノミュージックや空中ショーと融合させた、聴覚と視覚を刺激するパフォーマンスや、参加形のものもある。なので観客は、ダンスをして、パフォーマーと触れ合い、濡れる覚悟で参加する必要がある。 ハイライトのプールシーンでは、キャストメンバーが頭上で浮かんでいるのを見ることができるが、そのときにメンバーの悪ふざけで水しぶきがかかる可能性もあるということだ。撮影も自由で、写真やビデオを撮ることができる。InstagramやSnapchatであらゆる場面を逃さないように準備をしよう。

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5. 最高の多様性

ショーケースに参加するパフォーマーたちは全世界から集まった(キャストの約半数は日本から)。パフォーマンス全体を通じてセリフはないが、セリフがなくても何が起きているかを理解するには困らない。「フエルサブルータは身体運動、音楽、そしてテクノロジーが融合して紡がれるストーリーです」と辰巳。日本からインスパイアされたフエルサブルータが、夏の忘れられない思い出としてどう展開されるか楽しみだ。

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