東京、ZINEショップ4選

神宮前や目黒、吉祥寺で個人のアートブックを手に取る

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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ZINE(ジン)は、個人または少人数のグループによって自主的に制作される少部数の出版物のこと。諸説あるが、1950年代にアメリカの詩人たちがオリジナルの詩集を制作したのがはじまりと言われ、1990年代には、西海岸のサーファーやスケートボーダーを中心に流行した。現在では、アート出版に特化した日本初のブックフェア『TOKYO ART BOOK FAIR』の開催などにより、日本でも多くの人が作品づくりをするようになった。この自由なプラットフォームは、アーティストに限らず、個人の日頃の何気ない思いをつづった作品から名刺がわりにまで、表現方法が広がっている。特集では、東京のZINEショップを紹介する。

ユトレヒト
  • ショッピング
  • 原宿

2014年10月、神宮前に移転してリニューアルオープンした。青山にあった店舗よりも広く、居心地がよくなった。新刊、既刊にこだわらず、国内外の広いネットワークをいかして集められた本は、カルチャー好きならずとも見入ってしまうほど真心の込もったものばかり。なかでも、クリエイターの自主出版本、ZINEの品ぞろえは日本一と言っていいほどで、外国のファンも多数訪れるとか。展覧会をすることもあるので、店内のフライヤーは要チェックだ。

マウント ジン
  • ショッピング
  • 書店
  • 目黒

都立大学駅にある、ZINEを専門で扱うショップ。『MOUNT ZINE』では毎年春と秋に出品を受け付けており、それらをセレクトせずすべて販売するのが特徴だ。買い手にとっては有名無名に関わらず150タイトル以上のZINEを手に取れることと、作り手は誰であろうと気軽に販売できることが魅力だ。そもそもZINEは発行する数が少ないこともあるが、半年ごとにすべて入れ替えになるので、気になるものがあったら購入するのがおすすめだ。何かしら作ってみたいが始め方が分からないという人は、ZINE制作のスクールも行っているので参加してみては。

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百年
  • ショッピング
  • 書店
  • 吉祥寺

吉祥寺の東急百貨店近くにある古本屋。古本に加え、新刊書籍やDVD、個人制作のリトルプレスとZINEの販売もしている。刊行に合わせてトークイベントや作品展示も積極的に開催されており、作家と読み手のコミュニケーションの場となっている。入荷状況やイベント情報はウェブサイトやTwitterでチェック可能だ。 

NADiff a/p/a/r/t
  • ショッピング
  • 恵比寿

恵比寿にある、国内外の現代美術の本とグッズを中心に販売しているショップ。話題のアーティストのコーナーや、若手作家によるZINEなど、さまざまな「生活に取り入れられる」アートを購入できる。入り口に作品が展示され、フリーペーパーも置かれているため、最新のアート情報が得られるのも嬉しい。地下にはギャラリーが併設されている。

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