ドバイ国際博覧会について知っておくべき5つのこと

『2020年ドバイ国際博覧会（Expo 2020 Dubai）』は、2021年10月1日（金）の開催日までいよいよ3カ月を切り、チケットの発売日も発表された。2022年3月の閉幕まで182日間展開される「世界最大のショー」とはどんなものなのか、基本情報をおさらいしておこう。

1.『2020年ドバイ国際博覧会』とは？

世界各地で開催されてきた国際博覧会の最も新しい「登録博」で、普遍的、総合的な内容を扱う。

国際博覧会が開催されるようになったのは、1851年にイギリスのロンドンで開催された『第1回万国博覧会』から。これまでの博覧会では、世界の国々が一堂に集結。その時々の最も差し迫った問題に対する解決策を生み出してきた。

『ドバイ国際博覧会』は、中東、アフリカ、南アジア地域では初の国際博覧会。我々が生きているこの世界の可能性をどのように利用し、関わっていくか、また、そうしたことから受ける影響についてなど、さまざまな課題における議論の最前線にアラブ首長国連邦（UAE）が位置にあることを示しているといえる。

主催者によると、『2020年ドバイ国際博覧会』の来場者予想は、6カ月の期間中で2500万人。

2. 開催はいつ？

名称に惑わされないように。『2020年ドバイ国際博覧会』は2021年秋に開幕し、2022年春まで続く。オープニングナイトは2021年10月1日（金）で、最終日は2022年3月31日（木）。

当初は2020年昨年10月に開催される予定だったが、世界的なパンデミックが発生。主催者側は、安全性を考慮して開催を1年延期していた。

3. 何が楽しめる？

世界から約190カ国と地域がドバイに集結。自国のパビリオンでの展示を通して、世界的に議論されている問題へどのように貢献しているかを紹介する。

『2020年ドバイ国際博覧会』のテーマは、「サステナビリティ（持続性）」「モビリティ（流動性）」「オポチュニティ（機会）」。それぞれのテーマエリアでは、さまざまな形で各課題が探求される。

サステナビリティエリアのテーマパビリオンであるTerraは、2021年1月から一般向けに先行公開中だ。

4. 博覧会終了後、会場跡地はどうなる？

博覧会会場の大部分には終了後のレガシーに関する目標が設定されており、例えばTerraはサイエンスセンターになる。また、恒久的施設にはならないパビリオンは解体され、建材などは今後のプロジェクトでリサイクルされる予定。参加国には自国のパビリオンのデザインに際し、『2020年ドバイ国際博覧会』の万博のテーマに沿った、持続可能な建築方法を採用することが求められている。

5. チケット販売はいつから？

2021年7月18日（日）から全世界で販売される。

チケットは3種類で、1日券（95ディラハム）、30日間連続して入場できるマルチデイ・パス（195ディラハム）、6カ月間入場し放題のシーズンパス（495ディラハム）がある。1ディラハムは、約30円だ。

チケットを購入すると、全てのパビリオン、イベント、ライブパフォーマンスに入場できるほか、多彩なエンターテインメントプログラムを無制限に楽しむことができる。ワールドクラスの音楽、ダンス、アートなど、最大60のライブイベントは毎日開催される予定だ。

また、以下の来場者には無料チケットが用意される。

・18歳未満の子ども
・世界各国の教育機関の学生（有効な学生証が必要）
・ピープル・オブ・ディタミネーション（車いすユーザーや特別支援が必要な人など）
※同伴者が50％割引
・60歳以上

チケットは、Expo2020dubai.comでのオンライン販売のほか、2400以上のチケット販売店でも入手できる。

原文はこちら

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