ニューヨークの大みそかカウントダウンイベント、今年は完全復活

参加にはワクチン接種の完了が条件

Anna Rahmanan
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毎年大みそかにタイムズスクエアで行われるカウントダウンイベントに参加することは、多くのニューヨークが好む新年の迎え方ではないかもしれない。しかし、生で『ボールドロップ』を見ることは、この街に住む人にとって通過儀礼のように捉えられているのも確かだろう。

2020年はパンデミックの影響で制限され開催されたこのイベントだが、今年は例年通りに完全に復活する。市長のビル・デブラシオが2021年11月16日の記者会見で、イベントの開催を発表し、ワクチン接種を完了している人は参加可能であると、次のように述べた。

「何十万人もの人々を歓迎したいが、全員がワクチン接種を受ける必要があります。群衆、喜び、そして歴史的な瞬間に加わり、ニューヨーク市が100パーセントカムバックしたことを世界に向けてさらに証明しましょう」

公式発表によると、5歳以上の人がイベントエリア内に入るには、ワクチン接種証明の提示が必要。一方、5歳未満の子どもは、ワクチン接種を完了した大人の同伴が必要で、マスクなどで顔を覆わなければならない。また、障害などの理由で接種を受けられない人は、72時間内のPCR検査における陰性証明の提示、マスク着用が義務付けられる。

条件に当てはまらない場合、大規模なイベントに参加することに抵抗がある場合は、イベントをライブストリーミングで楽しむのもいいかもしれない。有名人へのインタビュー、音楽ライブ、イベントの舞台裏などイベントの模様が、TimesSquareNYC.orgで生配信される予定だ。

ちなみに、12月31日(金)はデブラシオが市長として最後の仕事をする日となる。2022年1月1日(土)からは、新たに選出されたエリック・アダムスが市長に就任するのだ。ニューヨーカーであれば、単なる年越しイベントに興味がなくても、新市長の誕生を祝うつもりで、イベントに参加するのもいいかもしれない。

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