David Bowie records
Photograph: Ralf Liebhold / Shutterstock.com

ロンドンのV&A博物館がデヴィッド・ボウイのエキスパートを募集

8万点を超えるアーカイブの整理を担当、2025年の一般公開に向け

India Lawrence
テキスト:
India Lawrence
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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ロンドンの「超音楽ファン」にとって、今は最高に盛り上がっている時のはずだ。まず、「ヴィクトリア&アルバート博物館」(以下、V&A)がテイラー・スウィフトのスーパーファンを雇うと発表。次にフレディ・マーキュリーの豪邸が不動産市場に登場し、ギブソンはオックスフォード・ストリートに世界で2番目のショールームをオープンした。

そして、V&Aがさらに専門家を雇うことを明らかにした。今回は同館が取得するデヴィッド・ボウイのアーカイブに関するプロジェクトのための人材を探しているという。

あなたはジギー・スターダストとシン・ホワイト・デュークを知っているだろうか。「ネヴァー・レット・ミー・ダウン」のようなあまり良くないアルバムも含めて、ボウイの全アルバムが好きだろうか。それなら、あなたはボウイのアーキビストになれるかもしれない。

今回、同館が募集しているアーキビストとカタロガーは、ボウイが所有していた楽譜、楽器、個人的なメモやスケッチ、ファンアート、写真、そのほかの彼の全キャリアにわたる品々など、8万点を超えるアイテムの整理を担当する。年収は2万6,000から4万2,000ポンド(約493〜797万円で、ボウイの作品に没頭する日々を過ごすには悪くないかもしれない。

求人情報には「ボウイのキャリア全体にわたる約8万点から成るアーカイブは、現代において最も革新的で影響力のあるアーティストの一人を捉える重要なものです。ボウイの思考プロセス、個々のアルバムの発端と展開、彼自身のイメージの変遷、ミュージシャン、写真家、ファッションデザイナー、そのほかのアーティストとのコラボレーションなど、豊富で多彩な内容となっています」と書かれている。

ボウイのアーカイブは整理作業を経て、2025年から一般公開される予定だ。

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