ニューヨーク市がブースター接種のインセンティブで100ドル支給

大みそかまで、接種推進が目的

Shaye Weaver
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Shaye Weaver
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ニューヨーク市は新型コロナウイルスのブースター接種を普及させるため、ブースター接種を受けた市民に100ドル(約1万1,400円)を支給する。

これは2021年12月21日、ニューヨーク市長のビル・デブラシオが発表した1,000万ドル(約11億円)規模のキャンペーンの開始を受けたもの。同キャンペーンはブースター接種の推進、接種機会の整備、老人ホームでの接種や5〜11歳の接種の強化を目的としている。

ここ数週間でニューヨークでの感染者数は急増。街では多くの人が検査を受けるためだけに何時間も並んで待つという状況が続き、市内のレストランやブロードウェイの劇場などは閉めているところも多い。

12月20日の一日における新規感染者数は、1万2300人近くまで増加。その中にはブースター接種を終えた人のブレークスルー感染も含まれているが、ほとんどの場合は軽度といえるもののようだ。

市長は今回の取り組みについて次のように語っている。「これはアメリカでも圧倒的に規模が大きいブースター奨励プログラムであり、ニューヨーカーたちには反応してほしいと思っています。今がアクションする時です。ぜひ、ブースター接種を受けましょう。あなたの家族と、この街全体をより安全にする手助けをしてください」

100ドルはキャンペーン期間中の大みそかまでに、市が運営する接種会場またはSOMOS Community Careを通じてブースター接種した市民に送られる。2021年7月に市が実施した1回目接種の推進キャンペーンと同様、メールもしくは郵送によるプリペイドデビッドカードでの受け取りになる見込み。

ニューヨーク市はこれまで、ワクチン接種を受けていない人に対して、ニューヨークの観光名所のチケットや賞金500万ドル(約5億7,071万円)宝くじが当たるキャンペーンを実施してきた。

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