ニューヨークLGBTQ+コミュニティー聖地にビジターセンター設立

「ストーンウォール暴動」の跡地、2024年にオープン

Anna Rahmanan
テキスト:
Anna Rahmanan
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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ニューヨークに、国立公園局による初のLGBTQ+ビジターセンターとなるStonewall National Monument Visitor Center(SNMVC)が建設されることが発表された。

この施設は2024年の夏にオープン予定。ウェイバリープレイスとセブンスアベニューの間に約3700平方フィート(約343平方メートル)のスペースが確保される。

1969年6月、ストーンウォールイン(私設ゲイクラブ)への警察の強制捜査に反発したLGBTQ+コミュニティーによる一連の抗議活動「ストーンウォール暴動」が勃発した。当時ストーンウォールインは、2つの番地にまたがって営業。一つは現在「Stonewall Bar」がある場所(53 Christopher Street)で、その右隣(51 Christopher Street)にSNMVCが作られる。

プレスリリースはこの施設について「SNMVCは、対面式およびバーチャルツアー、レクチャーシリーズ、展示、ビジュアルアートの展示を通して、全ての人がLGBTQ+の歴史と文化を探求し体験できるような没入感を提供します。さらに、ナショナルモニュメント(国定文化遺産保護地域)としてのストーンウォールイン跡地周辺の保全に責任を持つ国立公園管理局の事務所となります」と説明。

国立公園局長であるのチャック・サムズは公式声明の中で、「この場所で、活力に満ちた人々のグループが、今日まで続く平等のための運動を作り出した。ビジターセンターとその展示物は、LGBTQ+の功績を祝い、認め、人々がLGBTQ+コミュニティーの市民的自由のための継続的な闘いについて学んで、そしてつながることができる場所として機能します」と述べている。

SNMVCにはGoogle、ニューヨーク・ヤンキース、デビッド・ユアマン、Target、ナショナル・フットボール・リーグ、Amazonなど、多数の企業が設立支援者として署名済みだ。

我々は、サムズの声明にまったくもって同意する。SNMVCのオープンが楽しみである。

原文はこちら

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