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コーヒー通の間で評判が高いオーストラリア・シドニー発のスペシャルティコーヒーショップ「シングル オー(Single O)」。神田「ワテラスコモン(WATERRAS COMMON)」の3階に2025年4月24日(木)、
モーニングからバータイムまで
シングル オーは、2003年にシドニーで開業し、2014年に両国で海外初の焙煎(ばいせん)所を展開させた。今回の旗艦店は、「Going Big at Kanda Awaji」という、大胆な挑戦と大きなインパクトをテーマに掲げる。

インテリアデザインは、シングル オー全店のデザインを手がけるシドニーの建築スタジオ、ルチェツティ・クレル(Luchetti Krelle)。原点であるシドニーの精神と、この神田淡路町が持つ多彩な文化と人の流れを融合した「スペースシップ」がコンセプトだ。

同店では、初めてモーニングからバータイムまで営業。平日は、オフィスアワーに合わせて8〜21時、土・日曜日と祝日は9〜18時だ。仕事前の朝食や帰りの一杯など、ふらっと気軽に立ち寄れる場となるだろう。
ブレンドからシングルオリジンまで6種類のコーヒーを提供
シングル オーの特徴は、10秒でおいしいコーヒーが飲める、カップを置くだけで注がれるタップ式コーヒーサーバーの「コーヒー・オン・タップ」。同店では、定番のブレンドから世界各国から届いた個性豊かなシングルオリジンまで、6種類のコーヒーを提供する。

オフィスビルのエントランス横に入っているので、ビジネスマンにとっては、すぐに絶品コーヒーが手に取れるのもうれしい。
オーストラリアの朝食文化を導入した本格フード
オーストラリアの店舗は、朝早くから開店し、15時には閉店するという。本店では、そのオーストラリアの朝食文化を導入したフードが初登場する。

玄米・マッシュルーム・季節の野菜・ポーチドエッグなどを使用した「マザーシップボウル」(1,400円、以下全て税込み)をはじめ、食パンにスモークサーモンや「柚子オランデーズソース」
遊び心を利かせたカクテルも
また、シングル オーならではのカクテルとナチュラルワインも初提供。オレンジが添えられたハイボールは、リキュールにベーコンの油を使用しており、居酒屋のハイボールよりも甘めで、コクがある。

エスプレッソとオーツミルクのカクテルは、オーストラリアで一般的に使う植物・レモンマートルを使用し、「エスプレッソ・マティーニ」のような味わいだ。シングルオリジンを使ったコーヒーが入ったカクテルには、芋焼酎とシェリーを使用している。

そのほか、アルコールフリーのモクテル、オーストラリア産のナチュールワイン、ワインと同じ樽で醸成したビール「ワイルドフラワー」も並ぶ。ビールとワインは昼の時間帯から飲め、カクテルと酒に合わせた軽食は17時以降の提供を予定している。
アップサイクルの家具や最新のコーヒーバッグ
「コーヒーを取り巻く全ての環境をより良くする」という理念を掲げるシングル オーでは、アップサイクルにも積極的に取り組む。店内では、コーヒー豆直送用の麻袋を再利用したオリジナルコースターのほか、排気プラスチックで作られたテーブル、「フランジプライウッド(FRANGE PLAYWOOD)」による廃材を用いた椅子が並ぶ。

最新のコーヒーバッグや壁のアートは、浮世絵からインスピレーションを受けたアーティストの大河紀が制作。「コーヒーを飲んだ瞬間に広がる宇宙のような感動」をテーマに、浮世絵の精神を現代の感性で再解釈した。
ちなみに、店内ではパソコンが使えない。「人と人とをつなぐ」場であるオーストラリアのカフェカルチャーを受け継いだ、ここだけの時間を贅沢に過ごしてほしい。
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