茶亭
画像提供:株式会社GREENING茶亭外観

静岡の有形文化財、沼津倶楽部にモダンチャイニーズレストラン「茶亭」が誕生

6月14日オープン、「分解と再構築」をテーマにした四川料理を提供

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Runa Akahoshi
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2023年6月14日(水)、静岡県にある有形文化財「沼津倶楽部」にレストラン「茶亭」がオープンする。料理は静岡県出身のシェフで、四川料理の巨匠・陳健一が築いた「赤坂四川飯店」で12年間修業した齋藤宏文が監修。四川料理をベースとしたモダンチャイニーズを提供する。

茶亭
画像提供:株式会社GREENING茶亭

沼津倶楽部は、1913年に約1万平方メートルの土地に建てた数寄屋造りの建物「松岩亭」に始まり、約110年の歴史を持つ登録有形文化財だ。2008年からは老朽化の進んだ屋敷を補修、一部増築し、レストランとして運営を開始。さらに宿泊施設を敷地内に設け、「千本松・沼津倶楽部」として再興した。そして今回、レストラン「茶亭」が誕生しリニューアルオープンする。

茶亭
画像提供:株式会社GREENING茶亭メインダイニング

メニューには、山と海に囲まれた自然豊かな静岡の素材を活用。「分解と再構築」をテーマに掲げ、馴染みのある料理の良い部分を残しながら、新たな要素を入れて構築する、素材の味が楽しめる齋藤ならではのコースを用意する。

茶亭
画像提供:株式会社GREENING「季節のお任せコース」
茶亭
画像提供:株式会社GREENING「焼豚 静岡山葵」

「季節のお任せコース」(ランチ7,500円、ディナー1万5,000円、税込み)では、肉質が柔らかい静岡県産の豚肉を使用したジューシーな「焼豚 静岡山葵」のほか、自然豊かな環境にある静岡県内21カ所の養鶏場で丁寧に飼育されたコクと甘みが強い「よだれ鶏」や最高級のヨシキリザメをじっくり蒸した「ふかひれ」などをラインアップ。旬の素材を取り入れるため、季節によって随時内容は変わる。

茶亭
画像提供:株式会社GREENING齋藤宏文

「茶亭」の監修に関して、齋藤は「生まれ育った場所の食材を使って、生まれ育った場所での料理を考えるということはこれまでにない経験となりました。初めて沼津倶楽部を訪れた時、大切に使われてきた空間が使用されていないことをとてももったいないと感じました。料理を通して沼津倶楽部を多くの皆さまに知っていただきたいとともに、本当に良いものを体感してもらいたいと思っています」と語る。

大正時代から受け継がれてきた希少な建物で、沼津が誇る文化財を堪能しながら上質な静岡県産の食材を食べよう。

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