イギリスのレジェンダリーなファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood)の精神を受け継ぐカフェが、青山に誕生した。場所は、同ブランドの旗艦店「Vivienne Westwood 青山店」が移転オープンした店舗の一角に位置する。
エスタブリッシュメントに対して反骨精神を貫いてきたヴィヴィアンの哲学を体現するブランドらしく、空間の至るところに彼女の美学が散りばめられている。カフェのテーマカラーであるターコイズブルーは、1971年にヴィヴィアンと当時のパートナー、マルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)がロンドン・キングズロード430番地に開いた伝説的な店「Worlds end(ワールズエンド)」に着想を得たものだ。
ワールズエンドのシンボル的な存在である時計は、カフェにも登場。この時計に存在する「13時」は、別世界の時間を表し、逆回転に針が回ることで「常識を覆す店」を象徴している。当然とされる概念に一石を投じるヴィヴィアンの姿勢が感じ取れるだろう。
英国スイーツやドリンクが充実
店内では、バリエーション豊かなドリンクを提供。厳選された豆を使ったオリジナルブレンドのコーヒやカフェラテのほか、コーヒーの実を使った「コーヒーチェリーソーダ」(700円、以下全て税込)など、ユニークなメニューも並ぶ。コーヒーチェリーソーダは、コーヒーの実から抽出したシロップをソーダで割った一杯で、黒糖のような優しい甘みが口の中に広がる新感覚のおいしさだ。
英国スイーツも充実。カフェのために特別に作られたスコーン(400円)には、「Rodda's」のクロテッドクリーム(350円)や、オリジナルラベルが貼られたストロベリージャム(1,200円)を添えて楽しみたい。フィナンシェ(300円)も試作を重ねて作り上げた自身作。バターの芳醇な香りと、しっとりした食感が絶妙だ。
さらに、「食のオスカー」と称される「Great Taste Awards」で最高3つ星金賞を受賞したスコットランドの「Reids of Caithness」のショートブレッドもラインアップ。上質な英国スイーツが並び、まるで本場のティータイムのようなひとときが楽しめる。
注目のカフェ限定グッズ
カフェ限定のグッズも豊富に取り揃えている。タンブラー(大14,300円・小13,200円)、マグカップ(8,800円)、プレート(大9,900円・小8,800円)、キーリング3種類(各8,800円)、革製コースター3種類(各8,800円)、ステッカー3枚セット(3,300円)、エプロン(27,500円)と、幅広いアイテムが並ぶ。これらはすべて日本限定の商品なので、要チェックだ。
グッズにあしらわれた遊び心あるイラストは、1998年にスタートしたレーベル「Anglomania(アングロマニア)」のアイテムにプリントされていたもの。「英国かぶれ」という意味を持つこのレーベルらしい、ブリティッシュユーモアが効いたデザインとなっている。
アシンメトリーなシルエットが印象的なエプロンは、2026年春夏メンズコレクションにも登場した際に注目を集めたもの。カフェスタッフも実際に着用しているので、ぜひチェックしてほしい。
ブランドの美学と日本の伝統技法が融合したショップ
ショップでは、2フロアの広々とした空間に、国内で初めてウィメンズ・メンズコレクションをフルラインナップを展開。ウェア、バッグ、シューズなどの主要カテゴリーに加え、ジュエリー、サングラス、革小物など、厳選したラインナップが揃う。
ブランドの往年のファンはもちろん、そうでない人もぜひ新しい旗艦店に立ち寄って、随所に漂うパンクスピリットを感じてみてみては。
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