香港のラグジュアリーホテルに居酒屋がオープン

マンダリンオリエンタル香港の最上階がリニューアル

テキスト:
Time Out Hong Kong
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香港でMott 32やLimewoodなどの人気レストランを展開するレストラングループ、Maximal Conceptsが、香港を代表するラグジュアリーホテル、マンダリンオリエンタル香港とタッグを組み、同ホテル最上階(25階)に「居酒屋」をコンセプトにした新しいレストラン、The Aubreyをオープンした。

このコラボは、マンダリンオリエンタル香港の最上階を一新するプロジェクトの一環として実現したもの。2020年、同ホテルは最上階で営業していた三つの店舗のうち、PierreとM Barを閉店。2021年2月頭には、残った中国料理店Man Wahをリニューアルし、また同じタイミングで23階に新しいクラブラウンジをオープンしていた。

Pierreがあった空間を引き継いだThe Aubreyは、2021年2月17日(水)に正式オープン。「エキセントリックな日本の居酒屋(An eccentric Japanese Izakaya experience)」と銘打たれたこの店では、日本料理のほか、三つあるバーで日本のクラフトカクテルやウイスキーが楽しめる。インテリアのインスピレーションは、19世紀の西洋美術に影響を与えた「ジャポニズム(日本趣味)」。もちろん、香港の高層ビル群やビクトリアハーバーの素晴らしい街並みなど、最上階ならではの景色が望めるのも魅力だ。

メニューのインスピレーションは「銀座にある居酒屋」で、高品質の日本の食材を使い、伝統的な調理技術を生かした料理を提供。またキッチンで大切にする要素として、「持続可能性」を掲げていることも注目に値するだろう。その一環として例えば、「世界初の堆肥化可能なラップ」と、持続可能な生産を推進している業者から調達した竹や紙製品を使用することで、キッチンでプラスチックを一切使用せずに、廃棄物を削減することを目指しているという。

シェフを務め、料理部門をリードするのは、かつてマカオにあったミシュランの星付きレストラン、Shinji by Kanesakaで腕を奮っていた富山幸人だ。新鮮な食材で作られた寿司、刺し身、天ぷら、炉端焼きなどがメニューに並ぶ。

バー部門を率いるのは、Otto e Mezzo Bombanaの元バーマネジャーで、香港でよく知られているミクソロジスト、デベンダー・セーガル。The Main Barでは、ハイボールとチューハイカクテル(日本独特の材料を使った季節のカクテル3種類をローテーション)を中心メニューとして提供。4人限定のOmakase Cocktail Barでは、有能なバーチームが、日本のスピリッツやフレーバーを使ったユニークな「ドリンクの旅」へ導いてくれる。シャンパンや日本酒が飲みたければ第3のバーへ。このバーでは、さらにスパークリング日本酒や生ガキも楽しめるという。


店内の様子や料理、コンセプトイメージなどは、The AubreyInstagramFacebookでシェアされている。

原文はこちら

The Aubrey Mandarin Oriental
Photograph: The Aubrey | Courtesy Mandarin Oriental, Hong Kong
The Aubrey
Photograph: Courtesy The AubreyThe Aubrey's Omakase Platter
The Aubrey's white miso souffle
Photograph: Courtesy The AubreyThe Aubrey's white miso souffle
The Aubrey Saikyo Miso Sablefish
Photograph: Courtesy The AubreyThe Aubrey's Saikyo Miso Sablefish
The Aubrey's sparkling sake, highball, and Two Bishops
Photograph: Courtesy The AubreyThe Aubrey's sparkling sake, highball, and Two Bishops

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