マンハッタンで100年以上ぶりにウイスキー蒸留が復活

Great Jones Distilling Co.がノーホーにオープン

Melissa Kravitz Hoeffner
テキスト:
Melissa Kravitz Hoeffner
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2021年8月21日(土)、ニューヨークのノーホーにGreat Jones Distilling Co.(以下、Great Jones)という新しいウイスキー蒸留所がオープンすることになった。同プロジェクトを手がけるのは、メキシコのホセ・クエルボ・テキーラを所有するプロキシモ・スピリッツ。

ウイスキー造りは蒸留責任者のセリーナ・ペレスが中心となって行われる。マンハッタンでは禁酒法時代以来、実に100年以上ぶりに(合法的な)ウイスキー蒸留が復活することになる。

Great Jonesが拠点を置くのは、ブロードウェイ686番地。建物は禁酒法時代に建てられたもので、広大な空間に広がるフルスペックの蒸留設備は、6年間かけて準備された。蒸留所は見学ツアーやテイスティング体験などを通して、ビジターにも開放されるという。

また、マンハッタンのウイスキー生産の歴史をオマージュし、地下にスピークイージー(禁酒法時代風のレトロなバー)を設け、今秋にはシェフのアダム・ラクシンが率いるフルサービスのレストランもオープン予定だ。

ここで造られるのは、『Great Jones Straight Bourbon Whiskey』『Great Jones Four Grain Bourbon』『Great Jones Rye Whiskey』の3種。全てに、ニューヨーク州北部(オレンジ郡南部)の豊なブラックダート地域で生産された100%ニューヨーク産の穀物が使われる。

マンハッタンでは、チェルシーのウオッカ蒸留所であるOur/NewYorkが、2018年にオープン。カクテルバーもあり、ウオッカ好きには人気のスポットとなっている。

ブルックリンまで広げれば蒸留所は数多くある。ブルックリン・ネイビー・ヤードのKings County Distillery、グリーンポインとのGreenhook Ginsmiths、ブッシュウィックのArcane Distillingなどが有名だ。

原文はこちら

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