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あきる野に有形文化財を改修したローカルガストロノミー「ラルブル」が誕生

帝国ホテルの元スーシェフが地元食材を使用したフレンチを提供

編集:
Genya Aoki
テキスト::
Tomomi Nakamura
ラルブル
画像提供: ラルブル
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東京でありながら渓谷と里山があり、自然豊かなあきる野市。そんなエリアに2023年9月下旬、築149年の有形文化財と古民家を改修したフレンチレストラン「ラルブル(L’Arbre)」がオープンする。シェフを担うのは、帝国ホテルのメインダイニング「レ セゾン(Les Saisons)」の元スーシェフ、松尾直幹だ。

ラルブル
画像提供: ラルブル

ベースの建物となる「小机家住宅」は、小机家の第7代当主・小机三左衛門が建造した擬洋風建築。外観は洋風、内観は純和風と和洋折衷のデザインとなっている。

ラルブル
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文化財エリアには和を基調とした半個室と個室を、古民家エリアにはライブキッチンが楽しめるカウンター席を7席ほど設置する。「フランス料理×風土×文化」をテーマにしたレストランは、洗練されたたたずまいでありながら、どこか温かみのある雰囲気が魅力だ。

ラルブル
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松尾は、東京の西多摩地域の出身である。帝国ホテルでスーシェフを務めながら、在職中にはパリの三ツ星レストラン「ル サンク(Le Cinq)」で研さんを積んだ。そんな中で、地元の食材を使った料理を提供したいという思いを抱くようになったという。

ラルブル
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「フランス人シェフが来日した際、数年はフランスの食材を使用していましたが、日本で過ごすうち、和の食材を巧みに取り入れる姿を目の当たりにしたんです。その影響もあり、私も東京産の食材を使った料理を発信し、地域の文化を未来につなぎたいと考えるようになりました」と、松尾は語った。

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あきる野には「秋川牛」や、「東京軍鶏」「のらぼう菜」といった在来種野菜をはじめ、豊かな食材を育んできた土地だ。松尾は生産者とゲストを橋渡しすることも料理人の役割として捉え、地元の食材の魅力を届けることで「もう一つの東京」を発信することを目指す。

「自ら畑を耕作し、環境に負荷のかからない栽培方法の野菜・果樹・ハーブ園も作りました。ファーマーとして地球に優しい野菜を育て、経営者として地域の文化を守り、シェフとしてこの地でしか表現することのできないフランス料理を創り出します」

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同店は立ち上げに当たり、9月6日(水)までクラウドファンディングで支援を募っている。気になる人には9月末のオープンを期待しつつ、プロジェクト支援についてもチェックしてみてほしい。

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