ミュージカル「生きる」-croped
2020年舞台写真から渡辺勘治役の市村正親(Photo: 引地信彦)

黒澤映画のミュージカル作品「生きる」が新国立劇場で2023年上演決定

演出は宮本亜門、主演は市村正親と鹿賀丈史、春にはリメイク映画の上映も

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
広告

世界の巨匠、黒澤明の監督作「生きる」は、市役所に勤める真面目な男・渡辺勘治がある日突然胃がんに冒され、残り少ない人生の意味を探し奮闘する物語だ。1952年に公開されて以来、世代や国を越えて人々に感動を与えてきた。この作品を世界で初めてミュージカル化し話題を呼んだ公演「ミュージカル『生きる』」を、2023年9月に「新国立劇場」の中劇場で再び上演することが決定した。

ミュージカル「生きる」
画像提供:ホリプロ

メインキャストを一新して3度目の上演

ミュージカル「生きる」は、過去2018年と2020年に上演されている。初演以来、主演の勘治を演じ続けるのは、日本ミュージカル界のレジェンドである市村正親と鹿賀丈史。演出は宮本亜門が担当する。今回の上演の注目どころは、メインキャストのほとんどを新たな俳優が演じることだ。出演は以下の通り。

ミュージカル「生きる」
2020年舞台写真から渡辺勘治役の鹿賀丈史(Photo: 引地信彦)

渡辺勘治:市村正親、鹿賀丈史(ダブルキャスト)
渡辺光男:村井良大
小説家:平方元基、上原理生(ダブルキャスト)
小田切とよ:高野菜々(音楽座ミュージカル)
渡辺一枝:実咲凜音
組長:福井晶一
助役:鶴見辰吾

佐藤誓
重田千穂子
田村良太

治田 敦、内田紳一郎、鎌田誠樹、齋藤桐人、高木裕和、松原剛志、森山大輔、あべこ、彩橋みゆ、飯野めぐみ、五十嵐可絵、河合篤子、隼海惺、原広実、森加織

2023年春には、イギリスでカズオ・イシグロが脚本を手がけた、リメイク版となる映画作品「生きるLIVING」の日本国内上映も予定されている。ミュージカルの上演を楽しみに、気になる人はチェックしてみては。

関連記事

ミュージカル「生きる」

12月から1月公開の観るべき映画

2023年春、新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX」が開幕

坂本龍一が音響監修した映画館が「東急歌舞伎町タワー」内に開業

上質な音と食事、ブルーノートのダイニングが恵比寿ガーデンプレイスに登場

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら 

最新ニュース

    広告