Liquids bag at an airport scanner
Photograph: Shutterstock

ヒースロー空港、夏には機内への液体持ち込み100ml制限が廃止か

遅れ報道から一変、ルートン空港でも対応進む

Ed Cunningham
テキスト:
Ed Cunningham
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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数年前に初めて予告されて以来、イギリスの旅行者は同国の空港で100ミリリットルの液体持ち込み規則が廃止されるのを辛抱強く待っている。その中で、同規制の廃止のための新しいセキュリティー対策の整備が、いくつもの空港で当初見込みの2024年6月には間に合いそうにないという、あまり歓迎されない情報が伝えられていたが、その状況が一変しそうだ。

最近、ロンドンの2つの主要空港で、規制がもう少し早く撤廃される可能性があることが明らかになった。ロンドン・ヒースロー空港は、今年の夏にはハイテクを駆使した、100リットル超の液体も許可できる手荷物用のスキャナーを全ターミナルに設置することを目指しているという。

これはかなり大きなニュースだ。というのも、ヒースロー空港はロンドン最大の空港であり、当然ながらこの夏、多くの旅行者がここから飛び立つからだ。同空港によると、スキャナーの入れ替えが必要なセキュリティーレーンは合計146。そのためか、空港側は新しいスキャナーを完全に導入できる時期を明言していない。

進展はこれだけではない。ロンドン・ルートン空港では、6月にも100ミリリットルの液体規制を廃止する予定だという。同空港は声明の中で次のように述べている。「この空港では政府の指導に従い、6月までに新しいスキャナーに切り替える予定です。しかし、スキャナーが完全に稼働するまでは、現行のセキュリティールールに従わなければなりません」

もし、すでに100ミリリットル以上の液体入り容器を手荷物にしたくてうずうずしているのなら、ロンドン・シティ空港を使おう。同空港では昨年、新しいセキュリティー技術の導入を完了。同規制を廃止した、イギリスで最初の空港の一つとなっている。

ロンドンのその他の空港についてはどうだろうか。ロンドン・ガトウィック空港は2025年春まで全てのスキャナーの設置が完了する見込みがないこと、ロンドン・スタンステッド空港は2024年6月には間に合わない見込みだと発表している。

もちろん、出発地の空港で100ミリリットルの液体持ち込み規制が廃止されていたとしても、目的地のルールを常に確認する必要がある。そうでないと、せっかく手に入れた大きな瓶の化粧品などをバカンス先に置いてこなければならないことになりかねない。

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Two major London airports could scrap the 100ml liquids rule this summer(原文)

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