ポルトガルからシンガポールまでの「鉄道の旅」が可能に

中国ラオス鉄道の開通で新たな世界最長ルートが成立

Sophie Dickinson
テキスト:
Sophie Dickinson
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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2021年12月、新たな「世界で最も長い鉄道の旅」のルートが成立した。区間はポルトガルからシンガポールで、乗車距離は1万1654マイル(1万8755キロメートル)。21日間もかかる行程というから、かなりの長旅だ。

この旅は何度も乗り換えが必要になる。しかしありがたいことに、Redditの天才ユーザー、htGoSEVeがその全てを地図にまとめてくれた。

例えばヨーロッパ側から旅に出るのであれば、出発地となるのはポルトガルのラゴス。その後パリ、モスクワ、北京、バンコクなどで列車を乗り継ぎ、シンガポールに到着する。

まさに、「ギャップイヤー」的なエネルギーが必要だ。しかし、あなたが待望の休みを手に入れたのなら、途中の都市でそれぞれ数日過ごすのは素晴らしいことだといえる。間違いなく楽しいギャップイヤーとなるだろう。

この鉄道の旅は、2021年12月にラオスと中国を結ぶ260マイル(約420キロメートル)の新路線、中国ラオス鉄道が開通し、中国の雲南省磨憨(モーハン)駅からシンガポールまでが鉄道でつながったことで可能になった。

これまでの最長とされていた鉄道の旅は、ポルトガルからベトナムまでだったが、新ルートはそれを大幅に上回る。何よりも鉄道が好きであれば、この距離延長は大歓迎だろう。

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