Time Out Market Lisbon turns 10
Photograph: Joana Freitas

タイムアウトマーケットリスボンがオープン10周年

人気観光スポットに成長、これまでに3500万人が来訪

Liv Kelly
テキスト:
Liv Kelly
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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振り返ってみると、2014年はとても素晴らしい年だった。キム・カーダシアンとカニエ・ウェストが結婚し、ドイツがワールドカップで優勝。エレン・デジェネレスによるアカデミー賞での自撮り写真がバズったのもこの年だ。しかし、我々の日記の中では、さらに「超」ビッグな出来事があった。

そう、それはタイムアウトマーケット1号店のオープンだ。あれから、なんと10年がたったのだ。

2014年5月18日にポルトガルのリスボンで誕生したタイムアウトマーケットのアイデアは、もともとリスボン中の最高の料理を一堂に集めたいというタイムアウトリスボンの編集者の思いから生まれた。大物シェフから地元の名シェフまで、リスボンを誰よりもよく知る編集者たちは、リスボン料理界のあらゆる才能を検証。丁寧にキュレーションして、優れたシェフや味が集まるマーケットを完成させた。

タイムアウトマーケットリスボン」は、今ではポルトガルで最も人気のある観光施設の一つとなり、過去10年間で3500万人の観光客を迎えている。この成功から、4大陸に8つのタイムアウトマーケットが誕生した。ポルトガルでも、ポルトに新たに一つ加わったのも不思議ではないだろう。

タイムアウトマーケットリスボンで提供する品数は、全てのメニューを合わせて1500種類以上ある。常に新鮮でエキサイティングなものを提供するため、キッチンテナントは定期的に更新。数の多さだけでなく、この街で最も才能のあるシェフたちの作品をより気軽に味わう方法も提供しているのだ。

例えば、タイムアウトマーケットポルトでは、ヴァスコ・コエーリョ・サントスによるアイスクリーム添えたラバナダ(フレンチトーストのようなもの)が6ポンド(約1,187円)、ミシュラン二つ星シェフであるリカルド・コスタの有名なドーナツにサーブされたビーフシチューが7ポンド(約1,385円)で食べられる。このような革新的なシェフによるクリエーティブな一皿が、これらの価格で楽しめるのはかなり安いといえる。

タイムアウトマーケットリスボンでは料理教室、サルサダンス、展覧会、コメディーなど、年間を通してさまざまなイベントを開催。このマーケットでは、まさにあらゆることが起こっている場所なのだ。

タイムアウトマーケットの最高経営責任者(CEO)であるサンディ・ハイエックは次のように話している。「私たちのマーケットは、多様な客層にとってオープンでインクルーシブな空間です。家族や友人同士が食事を楽しみ、カップルはデートに訪れます。一人で来ても、ほかの客と交流が生まれることが多いので、テーブルで自分だけで食べることは少ないでしょう」

「タイムアウトマーケットリスボンは、地元の人々や観光客に愛されるようになり、マーケットはほかの素晴らしい都市でもグローバルに展開し始めました。私たちは、これらの業績と運営チーム、パートナー、ベンダーの素晴らしい仕事を誇りに思っています」

現在タイムアウトマーケットは、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、モントリオール、ドバイ、ケープタウン、ポルトに店舗を構えているが、さらに多くの店舗のオープンを予定している。

バルセロナとバーレーン(2024年オープン予定)、大阪とブダペスト、バンクーバー、アブダビ(2025年オープン予定)、リヤドとプラハ(2026年オープン予定)で新しいタイムアウトマーケットが準備中だ。ぜひ今後も注目してほしい。 

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