ARTISTS' FAIR KYOTO:SATELLITE 2021
ARTISTS' FAIR KYOTO:SATELLITE 2021

50年後も残る若手は誰だ? 鬼頭健吾ら参加のアートイベントが開催

京都で『ARTISTS' FAIR KYOTO 2021』サテライトイベント

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2021年初春、京都府で『ARTISTS' FAIR KYOTO:SATELLITE 2021』が開催される。これは、『ARTISTS’ FAIR KYOTO 2021』のサテライトイベントで、協賛した企業が、このアートフェアに過去に出品した作家とコラボレーション、展覧会を開催するものだ。

『ARTISTS’ FAIR KYOTO』は、アーティストが企画、運営、出品する新しいスタイルで2018年に京都で誕生、美術展とアートフェアの垣根を取り払ったイベントとして注目を集めてきた。

artists' fair kyoto
写真提供:KYOTOGRAPHIE / Photo by Naoyuki Ogino
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庵町家ステイSanbo+Nishinotoin-cho+-+10

今回のサテライトイベントには鬼頭健吾、品川美香、Yottaらが参加しているが、特に若手に注目すべきアーティストが多い。そこで、以下に見どころをいくつか紹介しておきたい。

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鬼頭健吾『untitled(hula-hoop)』(2017年)
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野田ジャスミン『ghost72』(2020年)

まず、藤井大丸で開催される『CONNECT』で展示を行う鬼頭は、2020年に京都市京セラ美術館での展示も行うなど精力的に活動しており、今回の展示も同美術館での展示の一部となったものだ。

同じ会場では、服のしわをモチーフにした作品を制作し、「作品が完成するとは何か」を考え続けている東條由佳や、「工芸の美術的本質がそうはなく造形の上に成り立つ」と考える野田ジャスミンらの作品も展示される。いずれも気鋭の若手として注目を集めている。

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今西真也『Moonlight#23』(2020年)

羊羹とクリーム』と題した、今西真也による展示では、色彩に対する美意識、感覚を表す例えとして用いられている谷崎潤一郎『陰影礼賛』の一節をタイトルに採用している。西洋の絵具を用いて光の移ろいを画面に表そうと試みながら、色彩だけでなく質感への目配りもされている点が興味深い。

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松村咲希『combination-quick4』(2020年)

松村咲希の『see sew scene』も必見だ。松浦は画中の空間を操作し、錯視などの効果を生み出す作品などで知られており、描くことを楽しんでいる気持ちを作品から感じ取れるかのようだ。

本イベントは若手の作家を中心に紹介しており、今後のアートシーンで活躍するアーティストを知る指針として、さらには購入する際の一つの目安を提示してくれる機会にもなるだろう。これを機に、購入した作家が50年先にも名前を残していれば、それは間違いなくいい買い物と言えるはずだ。

会場は、千丸屋京湯葉本店、藤井大丸ブラックストレージ、藤井大丸 1階、2階のTHE SPACE FUJII DAIMARU、Artist-in-Residence賀茂なす、ygion 4階ラウンジ、新風館中庭、Bijuu 地下1階ギャラリースペース、庵町家ステイ「三坊西洞院町町家」の8カ所で、会期は2021年1月下旬~3月下旬(会場により開催時期が異なる)だ。

『ARTISTS' FAIR KYOTO:SATELLITE 2021』の詳細はこちら

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