Amoeba Music Hollywood moving 2020
Photograph: Courtesy CC/Flickr/Jagrap

ロサンゼルスのアメーバミュージック、新店舗で営業再開

高い天井やたくさんの在庫も健在

Michael Juliano
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Michael Juliano
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Amoeba Music(アメーバミュージック)といえば、ロサンゼルスのサンセット通りとカフエンガ通りの角で、約20年間営業してきた巨大レコード店。地元の人々は誰もがアメーバはずっとそこにあるだろうと思っていた、街の音楽シーンを象徴するような店だ。

そのため、2016年にアメーバがハリウッドエリアでよく知られたこの物件を売却するというニュースが流れた時、ついにアメーバがなくなるのではないかと不安を感じた人も多かった。しかし、アメーバは長年営業してきた同店舗を自発的に売却し、2020年秋に数ブロック先に移転するという計画を立て、営業を継続することにしていた。

残念ながらコロナ禍でその計画は進まず、2020年春にロサンゼルス郡内のたくさんの店舗が一時閉店を余儀なくされた際、アメーバはサンセット通りの店舗を恒久的に閉店することを決定。そのため悲しいことに、インディペンデントスピリットを持ったレコードショップとして、また数々のインストアライブが行われたコンサート会場として愛された特別な場所に、たくさんの人が「さよなら」を言えなかったのだ。

しかし、2021年の春になって、ようやく良いニュースが飛び込んできた。

アメーバが新しい「ハリウッド店」を2021年4月1日(木)にオープンすることになったのだ。場所はハリウッド大通り6200番地。暫定的な営業時間は毎日11時から20時まで。


アメーバは最近、新店舗の写真を公開。店内は前の店舗と同じ、洞窟のような空間には、床から天井までたくさんの商品が並べられている。

新店舗オープンを記念し、アメーバではソーシャルディスタンスに配慮したイベントを開催。オープン初日には購入者にアーティストのイヴァン・ミンスロフがデザインした限定ポスターをプレゼントし、新店舗が入るEl Centroの中庭では、そのポスター画像をシルクスクリーンで刷ったTシャツも販売する。

ロサンゼルス郡のガイドラインに沿い、店内の定員が制限されているため行列が予想される。並ぶのはアーガイル通り沿いになるが、10点以上のアイテムの買い取りや交換を希望の場合は、ハリウッド通り沿いの列に加わろう。

マスクはもちろん必要。今のところ、以前行われていた入り口でカバンなどを預ける「バッグチェックイン・ポリシー」は採用していない。駐車場はEl Centro内にあり、最初の75分間は無料。新店舗の通りを挟んだ反対側にはメトロのハリウッド/バイン駅がある。

原文はこちら

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