Photo: Wing Shya 'In the mood for love' (2000)
Photo: Wing Shya 'In the mood for love' (2000)

シルバーウィークに楽しめる展示6選

都内の展示から少し足を伸ばしていきたい芸術祭までを紹介

作成者: Ryuichiro Sato
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今年のシルバーウィークは4日間。この連休中は美術館やギャラリーで過ごしてはどうだろうか。アートを見るとき、じっくり時間をかけて理解を深められる作品もあれば、すぐに通り過ぎてしまう作品もあるだろう。見方は人それぞれだが、時間をかければ違った見方ができることもある。

今回は、そんな時間をかけて楽しみたい展示をピックアップ。2会場で65組ものアーティストの作品を展示する『ヨコハマトリエンナーレ』、会期変更になった『KYOTOGRAPHIE』、会場の雰囲気と合わせてゆっくり過ごしたい『神宮の杜芸術祝祭』などを紹介する。 

ヨコハマトリエンナーレ2020
ヨコハマトリエンナーレ2020
ヨコハマトリエンナーレ2020

ヨコハマトリエンナーレ

アート 複数のヴェニュー

新型コロナウイルス感染症の流行のため、3年に一度のヨコハマトリエンナーレが会期をずらして開幕。今年のタイトルは、「AFTERGLOWー光の破片をつかまえる」、アーティスティック・ディレクターには、初の外国人となるインドの3人組アーティスト集団、ラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)を迎えた。

タイトルの「AFTERGLOW」は、ビッグバン後の宇宙に発せられて今に至るまで降り注ぐ光であり、時空を超えて広がる光のイメージを指す。このテーマをもとにした作品によって目指すのは、目まぐるしく変化する世界の中で、大切な光を自ら発見してつかみ取る力と、他者を排除することなく、共生のための道を探る術について考えることだという。

参加アーティストは金氏徹平、新宅加奈子や新井卓、キム・ユンチョル、ナイーム・モハイエメン(Naeem Mohaiemen)、イシャム・ベラダ(Hicham Berrada)など全65組。そのうち、20〜30代が53%、アジア、中東、アフリカのアーティストがそれぞれ31組、8組、4組という、まさに未来のアートを予見させるようなグローバルな顔ぶれだ。

アーティストの来場は、国内外の状況を見ながら決まるため、現時点では未定。コロナウイルスの感染再拡大に備えてオンラインコンテンツを作る試みもあるという。

チケットは日時指定の予約制、公式サイトで販売を開始中だ。 

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2020
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2020
Photo: Wing Shya 'In the mood for love' (2000)

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭

アート 京都府京都文化博物館別館,

日本では数少ない、国際的な写真祭が今年も開催。2020年のテーマは「VISION」だ。

京都市内の各所で一連の写真展が開かれ、第一線で活躍する国内外の写真家による新作や撮り下ろしが多数展示される。展示会場は京都文化博物館別館や京都府庁旧本館、二条城、DELTA / KYOTOGRAPHIE Permanent Spaceといった文化的価値の高い名所が名を連ねており、写真とともに京都の趣深い建造物が楽しめるのも大きな魅力だ。

全会場をゆっくりと回りたい人には、パスポートの購入を勧めたい。

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ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020

ヨコハマ・パラトリエンナーレ

アート 横浜市役所アトリウム, 横浜

障害がある人をはじめとする市民と、アーティストなどの多様な分野のプロフェッショナルによる、現代アートの国際展『ヨコハマ・パラトリエンナーレ』が開催。

今年で終幕を迎える本展は、会場に来られない人を含め、より多くの人が楽しむことができるよう、オンラインとリアルが融合したステージが繰り広げられる。横浜の各所で企画展示やパフォーマンス、ワークショップが催されると同時に、隔週1回日曜日の夕方にパラトリテレビで動画が配信され、画面越しでアート体験ができる。

今回の見所の一つは、「そのうち届くラブレター」と題した読む展覧会だ。 人間が誰しも抱える、分かり合うことの不可能さを見据えながら、 その絶望を乗り越えようとする6人の創造と、それに応答する8人と1組の多様な表現の収録。収録されたブックは、本の形状で横浜市役所で無料配布、展示されるだけでなくオンラインでもダウンロードできる。

各イベント内容の詳細は、公式サイトで確認してほしい。

 Meiji Jingu Forest Festival of Art
 Meiji Jingu Forest Festival of Art
名和晃平《White Deer (Meiji Jingu)》2020 ブロンズに塗装 Photo: Keizo Kioku

神宮の杜芸術祝祭

アート 明治神宮, 原宿

日本人の自然観を体現した文化や芸術をさまざまな展覧会やイベントで見せる、神宮の杜芸術祭が創建100年を迎える明治神宮で開催。3月には日本博として、名和晃平や三沢厚彦といった第一線で活躍する4人のアーティストが明治神宮を訪問し、その歴史と文化を理解して作品を制作した野外彫刻展『天空海闊』が始まる。

被災地域を中心に花を通して感謝の気持ちを表す『サンクスフラワー・プロジェクト』では、「永遠の杜」をコンセプトとして明治神宮の杜の中に日本全国の花を年間を通して展示する。

ほかにも、2021年3月31日までの間、多くの美術展やイベントが開催されるので、随時チェックしておきたい。

※新型コロナウイルスの影響により、臨時休館など情報が変わる可能性もあるため、事前に公式サイトを確認して足を運んでほしい。

 

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角川武蔵野ミュージアム
角川武蔵野ミュージアム
角川武蔵野ミュージアム

隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築

アート 建築 角川武蔵野ミュージアム, 所沢

隈研吾が設計、監修を行った角川武蔵野ミュージアム竣工記念として開催される展覧会。同館の構想から設計、工法までを隈自ら書いたテキストや設計図、映像などで解説するほか、世界各地で隈が携わった石の建築や、国立競技場をはじめとする木の建築などを展示、紹介。隈の建築と自然への思いやこだわりを知ることができる。

隈自らが設計したグランドギャラリーも本展の見どころの一つ。柔らかな布の展示台を設置し、 その上に『CLT HARUMI PARK』や『V&A Dundee」』など近年の代表作の模型群が展示されている。

同敷地内にある武蔵野座令和神社も隈研吾建築都市設計事務所が設計したもので、令和を代表する神社となっている。忘れずにチェックしよう。

※新型コロナウイルス感染対策のため、完全予約制。

Stars Exhibition
Stars Exhibition
Photo: Pink Boat 1992, stuffed sewn fabric, boat, pair-oar 90 x 350 x 180 cm, Yayoi Kusuma, Nagoya City Art Museum

STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ

アート 森美術館, 六本木

※新型コロナウイルスの流行により、本イベントは開催延期となりました

高度成長期から現代の間に国際的に活躍して高い評価を得ているアーティスト6人の軌跡を紹介する展示が森美術館で開催。本展では、草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上 隆、奈良美智、杉本博司を扱い、彼らが国際的に認められるようになった時期の作品と最新作を中心に、その作品や実践がどのように評価されてきたのかを探っていく。

アーティストの活動歴や海外で開催された日本の展覧会50選といったアーカイブ展示もあり、それぞれの時代の評価軸や系譜を知ることもできる。大型インスタレーションや映像など、体感重視の作品展示と合わせてみると、現代美術が実体験重視の場であることも経験できるだろう。

主催者自らが「日本の現代美術入門」として推すように、本展は現代美術を理解するための懇切丁寧なガイドブックになっている。現代美術は分からないという人にこそおすすめだ。

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A woodblock print featuring a giant wave. A snow capped mountain is in the distance.
Photograph: National Gallery of Victoria

葛飾北斎の失われた作品が、大英博物館のオンラインで公開

ニュース アート

世界で最も有名な絵の一つ、葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』はあらゆる場所へ広まっていて、トートバッグやポスター、スマホケース、ビスケット缶などにも使われている。その遍在性、どこにでもあるということは、北斎が意図したものでもある。

日本の偉大なアーティストである彼は、1829年ごろから1833年ごろまで、作品をできるだけ多くの人に見てもらうことを考えて木版画を制作。それが功を奏し、19世紀から現在まで絶大な人気を誇っている。北斎は、まさにアート界のスーパースターなのだ。

 

Katsushika Hokusai, 1829. © The Trustees of the British Museum

 

Katsushika Hokusai, 1829. © The Trustees of the British Museum

 

 

 

しかし、北斎のように有名な作品があるアーティストには、ほかの作品があまり知られていないという問題がつきまとう。北斎の「波」以外の作品も見事だからゆえ、とても残念なことだ。

だが、大英博物館は違った。彼らは2020年9月4日、北斎の103枚にもおよぶ「失われた作品」の購入を発表したのだ。その作品群は2019年に再発見されるまで70年以上もの間、所在が不明であった。

作品に描かれているのは、神話の題材、物語の人物、作家、動物、花、風景など、素晴らしいものばかり。これらの作品は大英博物館がオンラインで公開している。さらに画面下の「この画像を使用する(Use this image)」タブをクリックすると、非商用利用に限って無料で画像をダウンロードできるのだ。まさに「ウェーブ」をしたくなるほど、うれしい話題だ。

原文はこちら

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Yoko Ono banners Metropolitan Museum of Art
Photograph: Yoko Ono (b. 1933, Japan), DREAM TOGETHER, 2020, installed at The Metropolitan Museum of Art © Yoko Ono. Image credit: The Metropolitan Museum of Art, Photo by Anna-Marie Kellen.

オノ・ヨーコ、新作をメトロポリタン美術館の入り口で公開

ニュース アート

来館者を2020年8月29日(土)から再び迎えることを記念し、メトロポリタン美術館のファサードに、新たにオノ・ヨーコが制作したバナーが設置された。

新型コロナウイルスの世界的な大流行を受け作られたこの作品のタイトルは『DREAM TOGETHER (2020)』。縦約7.3メートル、横約8メートルのシンプルな白いバナーに「DREAM」と「TOGETHER」が黒色の文字で書かれている。バナーがはためくのは美術館正面玄関。壁のくぼみに設置されたワンゲチ・ムトゥの4体の彫刻作品『The NewOnes, will free Us(2019)』に挟まれるように、左側には「DREAM」、右側には「TOGETHER」がある。

オノのバナー作品は、ジョン・レノンと始めた『IMAGINE PEACE』キャンペーンなどの作品をほうふつとさせ、白と黒の大胆な文字で励ましと平和のメッセージをシンプルに伝えている。

彼女はこれまで、ニューヨークのジャパン・ソサエティー、シルン美術館、MoMA、テート・モダン、東京都現代美術館などで幾度となく作品を発表。2009年にはヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞(生涯功労賞)を受賞している。現在は、ポルトガルのセラルベス現代美術館で個展が開催中だ。

メトロポリタン美術館の館長であるマックス・ホーレインは、オノのバナーについて 「団結、ポジティブであること、志を表す緊急かつ詩的なメッセージだ。今は世界がこの前代未聞の苦難、不確実性、孤立の時代からゆっくりと抜け出そうとし、行動を起こすための重要な呼びかけがアメリカ中で起こっているとき。ヨーコの『DREAM TOGETHER』は挑戦への称賛、苦しみや喪失への敬意を表すため、仲間であるニューヨーカーに希望を捨てずにつながり感じようと促している。我々の美術館は150年の間、私たちのローカル、グローバルな文化と交わることができる場所であり続けてきた。この感動的で高揚感のある作品が、全ての人に回復力と団結のシグナルを送ることを願っている」と述べている。

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MANGA都市TOKYO
Photo: Mari Sakamoto

「MANGA都市TOKYO」を楽しむ5のこと

ニュース アート

2018年冬にパリのラ・ヴィレットで好評を博した『MANGATOKYO』展。その待望の凱旋展が、2020812日、六本木の国立新美術館で開幕を迎えた。本展は新型コロナウイルス感染症の影響で約1カ月延期しての開催となったが、自粛期間中はかえってマンガ、アニメ、ゲームに触れる機会が多く、それらの文化を醸成する時期にあったのかもしれない。

「東京」という特定の都市を舞台にしたマンガ、アニメ、ゲーム、特撮を横断的に展示する本展は一つの作品や作家に焦点を当てた展示とは異なり、通常は隣り合わないはずの作品たちが意外なテーマで結び付き、相互作用を及ぼす。

MANGA都市TOKYO

 

会場に入ると吉成曜デザインの公式キャラクター兼案内役ヨリコとヴィッピーがお出迎え

 

本展はテレビウォールと1000分の1の縮尺で東京を再現した巨大模型を囲むように、戦争や自然災害によるスクラップアンドビルドの繰り返しから生まれた作品群が並ぶ『セクション1 破壊と復興の反復』、江戸から現在に至る人々の生活を映し出す『セクション2 東京の日常』、そして虚構のキャラクターたちが現実の都市の一部を形成する『セクション3 キャラクターvs.都市』の三つのセクションで構成。ここでは、本展の見どころを五つ紹介する。

1. 虚構の東京に没入する。

MANGA都市TOKYO
巨大東京都市模型と巨大スクリーン

アニメ監督の押井守は「アニメーションというのは不思議なもので、『ここはどこだ』とはっきり言わないと、大体『そこは東京である』と思っちゃうんです」と語る。この指摘はまさに本展の核心を突いたもので、東京という都市が無意識にも日本のマンガ、アニメ史の中でリアリティーの基盤になってきたことを表出する。まずは会場中央の巨大な装置の前に立ち、アニメーションと地図、模型を交互に見比べることで、現実と虚構を行き来しながら徐々に二つが溶け合っていく感覚を味わってほしい。

2. 女性キャラに注目する。

MANGA都市TOKYO

 

『はいからさんが通る』

 

都市や社会の変遷を辿る上で興味深い作品が並ぶなか、女性キャラクターの表象のされ方というのもチェックポイントに加えてみよう。例えば『はいからさんが通る』のヒロインのコスチュームは、着物に編み上げブーツを組み合わせており、当時の西洋風の指向を知ることができる。

MANGA都市TOKYO

 

『美少女戦士セーラームーン』

 

蜷川実花によって映画化された花魁(おいらん)を描く『さくらん』など、かつては座敷の存在だった女性が経済成長とともに社会進出し、1990年代には『美少女戦士セーラームーン』のように戦いのイメージが付与されるに至ったのも見逃せない。現実を映し出す鏡としてのマンガ、アニメ、ゲーム、特撮は、これからの女性社会を考えるにあたって示唆を与えてくれるかもしれない。

3. 修正跡にも目を凝らす。

MANGA都市TOKYO
『あしたのジョー』

本展は複製原画だけでなく、数多くの貴重な原画も展示される。手塚治虫の『陽だまりの樹』や石ノ森章太郎の『佐武と市捕物控』をはじめ、『あしたのジョー』『シティーハンター』『3月のライオン』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』など、ここには書ききれない名作の原画が、作家という枠を超えて一堂に会する機会はまたとない。修正のホワイトや鉛筆の下書きまで見て取れる、原画ならではの良さを存分に楽しもう。

4. 耳を澄ませる。

MANGA都市TOKYO
コンビニエンスストアと「初音ミク」

セクション2までは、静ひつな空間で画や映像にじっと目を凝らす展示となるが、セクション3の『キャラクターvs. 都市』では一度目を閉じて、耳でも鑑賞してみてほしい。耳を澄ませば、キャラクターの「萌え声」や電車の音が聞こえてくることだろう。ここで展示されているのは、主に『コンビニエンスストアと「初音ミク」』『電車と「ラブライブ!」』という注目すべき二つのインスタレーション。

MANGA都市TOKYO

 

電車と「ラブライブ!」

 

この展示空間に満ちる音を聞くだけでも、東京の街に放り込まれた感覚になるのだから不思議だ。いかに虚構のキャラクターたちが現実の都市を浸食しているか、それを私たちが自然に受け入れていたかに気づくだろう。

5. オタクTシャツをゲットする

MANGA都市TOKYO
ショップエリア

展示室を出た先にあるショップブースでは、『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』など、展示にはなかった人気作品のグッズが多数そろっている。なかでもおすすめは棚一面に並ぶTシャツ。『ゴジラ』や『機動戦士ガンダム』がド派手にプリントされたものなど、外へ着ていくには勇気がいるけれど、記念に残るTシャツを購入してみてほしい。

 『MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020』の詳しい情報はこちら

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MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館
Photo: ©Okuyamato CR Promotion Committee

緑とフュージョン、奈良の大自然を歩いて回る芸術祭が開催

ニュース アート

猛烈な暑さと新型コロナウイルスの影響で、どこへも出かけられず窮屈な日々を過ごす人も多いだろう。今年の秋には非日常を求め、自然とアートを楽しむことを勧めたい。奈良県で2020年10月3日(土)~11月15日(日)に開催される芸術祭『MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館』は、広大な地域で「3密」を避け、五感でリアルにアートや自然を体感できるイベントだ。

会場は、古事記や日本書紀などにも登場し、数多くの史跡が今も守り伝えられている吉野町の「森」、世界遺産に登録された大峰山がある天川村の「川」、ススキの大海原で有名な曽爾高原が広がる曽爾村の「地」で構成。それぞれの地域を35時間ほどかけて、世界遺産や歴史的価値のある日本の風景を堪能し、自然に包まれながら作品を鑑賞するというものだ。

MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

 

MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

 

プロデュースしたのは、ライゾマティクス アーキテクチャー代表の齋藤精ー芸術祭を開催することについて、「コロナ禍では自分の足で歩いたことで、家の周りや自分の身体や周辺空間の解像度が上がったことに気がついた人も多かったと思います。同時に、ステイホーム期間中、人は結果として土に触れ、自然を見ることで理由のない落ち着きを取り戻し『人間とは?』『自然とは?』『環境とは?』『いのちとは?』など答えなき哲学的な問いを考える機会にもなりました。奈良の奥大和の広大な大地を使い、今この時期だからこそ自分の足で歩き、アートを通して身体と自然を感じてほしい、そのような思いから、歩く芸術祭を広大な奥大和で開催することにしました」と語る。

MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

 

MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

 

実際に自分の足で会場に行き、生の作品を鑑賞することで、芸術のエネルギーは感じられるものだ。また、齋藤は「こんな未曽有な状況であるからこそ、自分がいる場所(心の中)に美術館を作ることができるのではないか。アーティストたちがこの自粛期間に貯めたエネルギーを、奥大和の自然や大地とともに展示できないだろうか」と語っている。

参加アーティストは、上野千蔵、木村充伯、力石咲、ニシジマ・アツシ、細井美裕など。公式サイトでは、アーティストや地域の住民へのインタビューなども随時掲載される。

旅気分で自然を散策しながら、美しいものを観て心を癒してほしい。

MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館』の詳細はこちら

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Carlos Amorales mask
Photograph: Iris Duvekot

世界の美術館のアートマスク9選

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ロンドンのテート・モダンやニューヨークのメトロポリタン美術館で販売中のコレクションから選んだ有名作品をデザインしたマスク、ロサンゼルスやマドリッド、アムステルダムなどの美術館のオリジナルマスクを紹介する。

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