多古久

レストラン 上野
多古久

上野・不忍池からすぐ近く、池之端にある『多古久』は、長年通うファンも多い、下町ではよく知られるおでん専門店だ。戸を開けてまず目に入るのは、磨きこまれた銅製の特注おでん鍋とよく使いこまれた燗銅壷(燗酒をつける道具)。設えや店構えが醸し出す、時の流れを感じさせる雰囲気も魅力的な店だ。下町風の濃いめの色をした出汁だが、あっさりした風味が特徴的。大トロとネギを交互に串に刺した『ねぎま』や、鍋のなかのあらゆる旨みをたっぷり吸った『ちくわぶ』、ぷりんとした触感がたまらない『いいだこ』など、いずれもしみじみと噛み締めたくなる味わい。また、店名に掲げる“蛸”のモティーフがあしらわれたビールグラスはユーモラスで目を引くが、これは八本足の八という数字が意味するところの末広がり、吸盤で客を捉えて離さない、といった言葉遊びによるもの。いつも鍋前に立って接客していた名物女将が他界されたことは悲しい限りだが、きっとこの店の魅力は若女将の代になっても失われることはないだろう。



掲載日

ヴェニュー名 多古久
問い合わせ
住所 東京都台東区上野2-11-8 長谷川ビル
東京

アクセス 東京メトロ千代田線『湯島』駅 徒歩3〜4分
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