山利喜 本館
タイムアウトレビュー
注意! 最新情報の掲載に努めているが、通常とは営業時間が異なる場合もあるため、公式サイトなどで確認してから訪れてほしい。
1924年(大正14年)創業の山利喜に足を踏み入れると、何時間も煮た牛の煮込みの濃厚な香りがすぐに漂ってくる。この『煮込み』が名物である下町の老舗居酒屋では、全3階の各階(と階段)まで山利喜ならではの香りが漂う。朝9時からラストオーダーの夜10時まで大鍋で煮込み、豆味噌で味付けした牛シロは、独特の味わい。時間をかけて煮込むことで、スープは濃厚になり、牛シロは柔らかくなる。午後5時に注文するのと午後9時に注文するのでは、その味に大きな違いがあるのに気付くはず。『煮込み』は通常であればライスと一緒に提供されることが多いが、山利喜が添える品はもっと洗練されている。スライスしたバゲットにニンニクを塗った『ガーリックトースト』で、濃厚なスープをすくって最後まで堪能しよう。
こだわりの看板メニューのほかに、醤油か塩で味わう『やきとん』、刺身、豆腐、漬物といった典型的な居酒屋メニューもある。 唐辛子を漬けた液体が入った大きな瓶が各席においてあるが、これは料理にアクセントを付けるために自由にかけて使用するものだ。よく味わうと、ウォッカベースであることに気がつくだろうこのオリジナル調味料はなかなかパンチがあるので要注意だ。支払いは現金のみ。
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