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東京、ベストレストラン100

大衆居酒屋からミシュランフレンチまで、東京で空腹を満たす100軒

監修:犬養裕美子

 

チープイートから高級飲食店まで広い価格帯で、世界各国の料理を含め莫大な種類の料理が不自由なく楽しめ、どの店に入ってもたいてい食べられないほどに不味いものには出会わない。最近ではミシュランのガイドブックの星の数は東京が世界最多、と話題にもなるように、東京は食の天国として胸を張れる都市のひとつだろう。タイムアウト東京は知る人ぞ知る、隠れ家的名店から、前から地元の人々の空腹を満たしてきた大衆食堂など、カテゴリーや価格も幅広くカバーし今の東京を表すにおいて外せない100件の店を選出した。食事の時間ほど、多くの人を幸せにできるものはない。ぜひこのリストを活用し、シチュエーションに応じた最適な1軒で、楽しい食事の時間を過ごしてほしい。

レビュー:Matthew Lee, Sarah Crago, Dana Macalanda, Carol Akiyama, Yasuhisa Shimbo and Mayumi Koyama
写真: Keisuke Tanigawa, Kisa Toyoshima, Yasuhisa Shimbo, Manabu Morooka, Yuki Nakamura and Kenichi Inagaki
翻訳:Momoko Asai and Rumi Koyama

東京の魅力を世界に伝えるアワード『Love Tokyo Awards』にて、ノミネートを発表中。大賞は12月に。

1

赤寶亭

赤塚真一の作る料理はめったにない「ご馳走」と断言できる。静かな声で話す、眼鏡姿の赤塚は、美しさ、季節感、伝統、そして調和を重んじる日本の高級料理、懐石の東京における第一人者だ。12年前にオープンし、今ではミシュランの二つ星を誇る外苑前の静かな店には、美しい料理を食べるのにぴったりの4つの端正な個室と、静謐な日本庭園を眺められるカウンター席がある。赤塚が、高校を卒業したころは味噌汁も満足に作れなかったとはにわかには信じがたい。現在の彼は、熟成味噌の名手としてだけでなく、日本中から集められる、新鮮な魚や海鮮を中心とした季節の食材を組み合わせる天才としても名高い...

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原宿
2

大原

料理人大原の一皿一皿にかける情熱は誰にも否定できない。店主でもある大原は、毎朝6時には築地でその日の一番新鮮な魚を吟味し、深夜24時には荒木町にあるミシュランの星を獲得した居心地のよいすっきりとした12席の店内で明日の仕込みを余念なく行う。その合間に、幸運な12人の客が東京でも指折りの懐石を味わうことができるのだ。懐石料理は京都に起源を持つ伝統的な日本料理の様式で、食材の新鮮さ、季節感、調和を重んじる。裏の調理場でたくさんの沸騰する鍋に気を配る夫人にサポートされ、大原は丹念に作りこまれた料理を、非常な緻密さとさりげない芸術性で提供する。 コースの内容は季節ごとに替わるが、基本は、魚の透明な出汁に食用の菊の花びらを浮かべた椀物から始まり...

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四谷三丁目
3

すず木

築地の外れ、細い路地に店を構える懐石料理店すず木は、店を目指して来ても通り過ぎてしまうかもしれないほど控えめな佇まい。店主の鈴木は日本で13年、ニューヨークで15年の和食料理人としてのキャリアを持つ。現地でのフレンチやイタリアンのシェフとの交流や、フュージョン料理の経験から、供される料理は伝統的な和食の手法を用いながらも、時折自由な発想の食材選びが光る。秋であれば、太刀魚の幽庵焼きに新銀杏の餡など、旬の素材を巧みに合わせたコースの約10品は、仕込みからすべてを鈴木ひとりで行うというから頭が下がる。

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新富町
4

はらまさ

東京の一流日本料理店の多くは、内装をシンプルかつ質素に抑える。日本料理の初心者、なかでも欧米の有名店の豪華絢爛な店構えに慣れている人ほど、いくら綺麗に片付いているとはいえ、大金を払って、狭い部屋で背もたれのない椅子に座る理由が分からないだろう。だが、ひとたび原正太郎の八寸を食べれば、テーブルクロスも豪華な椅子も必要ないと納得できる。はらまさの料理は芸術作品であり、料理だけに集中して味わうのがよいのだ。 八寸の内容は頻繁に変わるが、秋には絶品のカマスの刺身、香り高い松茸、枝豆、イクラ、茹で茄子のウニ乗せなどが出てくる可能性が高い。もしメニューにあったら、贅沢な神戸牛のカツレツは必ず頼もう...

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曙橋
5

龍吟

”世界最先端の料理の1つ”といわれ「世界のベストレストラン50」に日本料理として初めて選ばれた山本征治が、伝統の懐石料理と最先端技術を組み合わせて、ドラマチックな皿を作り続ける店。彼の代表料理である“泳がし鮎”の炭火焼や、滑らかなアイスクリームが詰まった色鮮やかな-196℃の”りんごあめ”などが楽しめる。想像力に驚かされる芸術でありながら、もちろん味も本物。

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六本木
6

SUSHI & VEGE JAPANESE CUISINE Aoki GINZA

野菜ソムリエがいる寿司店は珍しいが、Sushi&Vege Japanese Cuisine Aokiは普通であることを望んでいない。がってん寿司などで食の帝国を築く外食事業会社が展開する随一の高級寿司店だ。銀座駅から徒歩3分ほどの場所で上質な寿司を味わうことができ、店内には団体で利用できる席が十分にある。静岡の駿河湾から直送される魚介を使った寿司、野菜ソムリエが選んだ季節の野菜を使った野菜寿司やバーニャーカウダがメイン。さらに、フォアグラを使った寿司、定番のネタ数種とカマンベールチーズを組み合わせた寿司といった斬新なメニューのほか、スッポンや和牛串焼などを味わえる。

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銀座
7

すし匠

すし 匠は2016年、大きな転機を迎えた。これまで大勢の弟子を独立させてきた大将、中澤圭二が、長年守ってきた四谷の店を離れハワイにオープンする新店に赴くことになったのだ。しかし職人全員がチームとしての連携を重んじてきた店は停滞することはない。新たに店を任された勝又も店が培ってきた歴史のなかで新しいことを試していきたいと意気込む。『あん肝とスイカの奈良漬け』など、仕事に自信があるからこそできる変化球も楽しい。つまみと握りが交互に出る独特のスタイルだが、全11席のカウンターに座る客のそれぞれの飲み方、食べ方に目を配りメニューは変わっていく、その間合いも大きな魅力だ。

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四ッ谷
8

鮨 宮園

店主の宮園は、鮨の夢を見る時間もない。たいていの夜は、最後の客が朝4時ごろまでいるので、その後1時間店の掃除をしたら、もう築地にその日のネタを買いに行く時間だ。そのあと、少し寝たら、昼過ぎには店に戻ってくる。驚くことに(そして少し心配になる)、店に定休日はない。自衛隊にいたこともあるが、板前の生活の方がよっぽど大変だ、と宮園は笑う。大変な仕事量にもかかわらず、元気で明るい男なのだ。 さらに、たまにしかない休みの日には、他店の鮨を食べに行く。これだけの苦労とこだわりには、常連になる価値がある。そして期待は裏切られない。夜に店を訪れると、舞台装置のように美しい店内、親密な空間、見事な陶器、そして思わず息を吞む鮨を堪能できる...

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西麻布
9

鮨 ます田

表参道駅から程近い、骨董通りの路地裏に佇む鮨屋。親方は銀座すきやばし 次郎 本店で10年近く修行を重ねた気鋭の鮨職人。この店は鮨ネタとシャリ、わさび、煮切り以外「トッピング」的なことをほとんどしない。乾燥米をブレンドしたシャリは、ふっくらプチプチとした食感が特徴的。どうしても出身店が特筆されることが多いが、夜は2時間じっくり楽しめること、店内のスタイリッシュさ、ワインやシャンパーニュも常備すること、6席の個室がある使い勝手の幅広さなど、トータルな体験としてはかなり印象が異なるはずだ。

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青山
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すし勝

築地市場から1時間以上離れた世田谷の閑静な住宅街で、上質な寿司を味わえる、すし勝。経堂駅近くの賑やかな商店街沿いにある立ち食い寿司店は、新鮮かつ上質で非常にリーズナブルな値段の海鮮を使った寿司が味わうことができ、地元での人気も高い。店主自らが毎朝築地に買い出しに行き、最高の旬の食材を仕入れている。木製の台で提供される寿司は、100円〜300円。通常よりも脂の乗ったマグロの赤身(200円)はぜひ勧めたい。 職人に寿司を注文するときに、魚の名前が分からなかったり、どれにするか決められなければ、地元の人々と同様にカウンター前にあるガラスケースに並ぶネタを指差せばよい。最後のシメには、温かな海藻の味噌汁が提供される...

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経堂
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トリトン 東京ソラマチ店

東京スカイツリーの下に広がる商業施設ソラマチは、観光客をターゲットにした高過ぎる料理の温床だと思うかもしれない。しかし、その考えを改めたい。トリトンの本社がある北海道から直送される海鮮、そしてプリンを味わえば、この手頃な回転寿司店に入るために人々がわざわざ長い列に退屈しながら並ぶ理由がすぐに分かるだろう。取材時も実際に約1時間待った。トリトンは海鮮好きのための楽園だ。至福を味わう濃厚な蟹味噌(314円)、サーモンで巻いた寿司に輝くイクラが載った『サーモン親子巻』(368円)、北海道の新鮮な海の幸の代表格である海老(260円)などを味わえる。 サービスも申し分がない。混雑する時間帯でも、職人が1組1組の客を歓迎し、従業員が明るく元気に椅子を引いてくれる...

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押上
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てんぷら 近藤

銀座駅から歩いて5分ほどの場所にある天ぷら専門店。御茶ノ水にある山の上のホテル内の「天ぷらと和食 山の上」出身の料理人、近藤の天ぷらを食べれば、天ぷらがフリッターとはまったく異なる食べ物だということが分かるだろう。すべてが適切なタイミングで揚げられるため、全国各地から集めた選りすぐりの野菜は、瑞々しさがしっかりと保たれている。築地で仕入れた魚介も然り。「天ぷらは蒸し料理」と近藤が言う通り、衣を纏わせることで、食材の旨味を逃さずに堪能することができるのだ。切り株のように大きくカットされたインパクト抜群のさつまいもは、じっくりと時間をかけて揚げていく。火が通るのかと心配になるが、揚げた後余熱も考慮され、ほっくり。 上質なごま油を使用し、確かな技術で揚げた天ぷらは胃もたれの心配もない。

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銀座
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天ぷら元吉

揚げ物は悪者にされることが多い。しかし、東京の食通たちは天ぷらに夢中だ。その理由は、元吉和仁の巧みで迫力のあるテクニックを見れば一目瞭然。彼の名を冠した店には、カウンター8席とテーブルが1席しかないので、元吉の繊細で思慮深い揚げ技を目の前で見たいなら、なんとしても予約を取るしかない。野菜が天ぷら鍋に落ちた瞬間に上がるシューシュー、パチパチという音や天ぷら鍋に火箸が当たって奏でるチャイムを聴きながら一品一品を堪能するのは至福の一時だ。天ぷらは温度とタイミングが命、と言う元吉は、天ぷらを出されたらすぐに食べることを強く勧める。その小さな彫刻のように美しい天ぷらを、写真に収めて『インスタグラム』にアップしたい欲求に打ち勝ち、1秒も無駄にせず...

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青山
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土手の伊勢屋

三ノ輪にある天丼専門店。文化財にも指定されている趣のある店に入ると、ごま油の香りに食欲をそそられる。店内には古い時計やポスターが飾られ懐かしい雰囲気。メインの天丼はネタの数に応じイ、ロ、ハの3種類が用意されている。一番量の多い『ハ』は海老に穴子、海老のかき揚げ、季節の魚など7種の天ぷらが豪快にどんぶりからはみ出し迫力満点だ。なかでもこだわりは穴子。店外に生簀を設け、市場の休みに関わらず毎日その日に締めたものを使用している。たっぷりついたサクサクの衣に白米が進む濃いめのタレを時折り思い出しては、東の端まで足を運びたくなる。行列必至なので平日の開店直後が狙い目だ。

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三ノ輪
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うぶか

この荒木町の小さな料亭は、海鮮好きなら必ず巡礼に訪れたい店だ。何 ヶ月も前から予約を取らないと入れないほど人気なのは、完璧を追求するあまり週に100時間以上も働く店主が、蟹と海老に魔法をかけるからだ。刺身で出される山口県産の海老はとてつもなく美味しい。タコの刺身とわさびと一緒に出されるが、ぎりぎりまで生かされていたため、陶器の皿の上で半透明に光っている。柑橘類と香り高い昆布出汁で味を引き出した蟹クリームコロッケも、同じく繊細でたいへん味わい深い。秋の一押しは、きのこ、ネギ、新鮮な九州産の海老を使った栄養たっぷりの炊き込みご飯だ。アラカルトメニューはなく、デザートを含め10皿で構成された季節ごとのコースのみを一人9,504円で提供する...

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四谷三丁目
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銀座 きた福

靴を脱いで畳に上がった瞬間からぷりぷりの蟹の最後の一口を食べ終わるまで、きた福での経験はすべてが格別だ。食事に少なくとも2時間かかるのは、4〜5kgある大きなたらば蟹の甲羅を生きたままはがし、足とはさみを順序よく一本一本さばくには最低でもそれくらい必要だからだ。取り出された蟹の身は、ゆで、炭火焼、刺身などいろいろに調理されて出てくる。ただし、すぐ気分が悪くなる人には警告しておく。蟹は食べられる直前まであなたの目の前で生きている。 まるで儀式のようなきた福の蟹のコースの最初に出てくるのは、もちろん刺身だ。北海道で蟹のさばき方を修業してきた店の料理人たちは、もいだ蟹の足を冷水に入れ、新鮮なまま出してくれる...

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銀座
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日本橋いづもや

背の高いガラス張りの鉄筋ビルがひしめく日本橋に似つかわしくない2階建ての日本家屋で鰻の専門店を営むいづもやは、まるで現代社会から守られているようだ。今の店主は創業者の孫で、店では伝統と静けさ、そしてなによりも日本橋一の高級鰻が味わえる。うるめいわし、野菜天ぷら、馬肉の刺身など、鰻以外の料理も豊富だが、やはりほとんどの客は1940年代からの店の看板メニューうな重を注文する。豪華な漆塗りの箱に入れられて運ばれてくる。値段は鰻の質と大きさによって4,000~7,000円だ。 店の秘伝のタレを塗られて茶色く照りが出るまで炭火で焼かれ、さっと山椒を散らされた鰻は、甘辛くて、やみつきになる美味しさだ。いづもやでは店が厳選した九州産の鰻を使う...

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日本橋
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入谷鬼子母神門前のだや

鰻専門店のだやは、料理店にうなぎ・川魚料理の 調理師を紹介斡旋をする紹介所の直営であるため、職人の腕には間違いがない。その手間から出荷数が少なく、「幻の鰻」と呼ばれる『きょうすいうなぎ』は、通常半年程度で出荷される鰻を約2年飼育し、天然ものの味に近づけたブランド鰻だ。同店ではこの鰻を、うな重と白焼きで食べ比べることができる。『きょうすい御前』はなんとも贅沢なメニューだ。一口食べればクリーミーという表現がぴったりな、そのねっとりとした食感にきっと驚かされるだろう。うな重に肝とう巻を合わせた『かねみつうな太郎』は、あるときだけの裏メニュー。運良く巡り会えれば、食べてみてほしい。

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入谷
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牧野

壁にかかった何枚もの食品衛生関連やふぐ調理士の免許を見れば、どんなにふぐの毒を恐れているとしても、安心できるだろう。浅草と上野のちょうど真ん中にある牧野のふぐで死ぬことはない。それどころか、むしろ体が生き返るのを実感するだろう。からしの効いたぷるぷるのふぐの煮こごりを食べれば、足取りは軽やかだ。掴むのが世界一難しい煮こごりを箸で食べるのに成功した喜びもあるだろうが、なんといっても、気さくな夫婦が素朴な店で作る料理の数々が、あまりに美味しくて、五臓六腑に染み渡るからだ。 品書きは多くない。ふぐは『煮こごり』、『刺身』、『焼き』、『唐揚げ』、『スープ」、『鍋(ふぐちり)』の6種類...

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上野
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日本橋 玉ゐ

1953年(昭和28年)に建てられた日本家屋を改装して営業している穴子専門店。ここでは迷わずに『あなご箱めし 中箱』をチョイスしよう。というのも、同店では穴子の焼き方を、ふんわりとした柔らかさを楽しめる煮上げと、香ばしい風味を楽しめる焼上げのふた通りから選ぶことができるのだ。そのため、穴子が2枚乗っている『中箱』を選べば両方の味わいで穴子を堪能できるのである。まずは、そのままシンプルに。そして好みの薬味と一緒に楽しんだら最後は穴子の焼骨でとった特製出汁(別途200円)をかけ、お茶漬けとして締めくくるのが最高の味わい方だ。

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日本橋
21

かま田

飲み屋をはしごするサラリーマンで賑わうエリアのど真ん中にあるかま田は、飲み過ぎに効くヘルシーな毒消しを提供する。個性的だが、昔ながらの栄養たっぷりの和食だ。店内はなんとも気取らない雰囲気で、ラミネートされたメニューにクイズ番組が流れるテレビ、おしぼりを温める機械には『ヱビスビール』のシールがたくさん貼られている。しかしながら、この新橋の料理屋で作られるおでんは非常に本格的だ。大将の鎌田は、大根、コンニャク、豆腐、黄身の濃い半熟卵、昆布、そして数々の練り物といった具材に魔法をかける。 具はどれも柔らかく煮込まれ、味付けは繊細だ。鮪節や鰹節を使った出汁が、かま田の料理に独特な風味を与える...

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新橋
22

味福あさの

日本料理の老舗で経験を積んだ店主が営む味福あさのは、惣菜とおでんを楽しめるアットホームな店だ。カウンターの上には常時8〜10種ほどの惣菜が並び、そのなかから好きなものを注文できる京都でよく見られるスタイルだ。常時8〜10種程度ある惣菜は日によってメニューが替わるが、玉子焼きや、煮物などシンプルで素材の持ち味をいかしたものばかりでほっとする。おでんは、鰹節や昆布などで出汁をとる一般的なものとは異なり、煮干しと鶏の透き通った出汁なのも特徴的。。しっとりとしたじゃこの佃煮のたっぷり乗った飯に、卵のあんかけをかけながら味わう看板メニュー『じゃこご飯』も忘れずに頼もう。

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広尾
23

ちゃんこ黒潮

相撲の力士が巨体を作り上げるために食べるたんぱく質が豊富な鍋、ちゃんこ鍋。この伝統的な料理を味わいたければ、元力士に作ってもらうのが一番だ。神楽坂にあるちゃんこ黒潮では、現役時代に比べると大幅に減量したが現在も伝説的な人物である琴黒潮が歓迎してくれる。店内には彼の栄光の軌跡を追った写真が壁に飾られ、数々のトロフィーが並び、琴黒潮は相撲の食文化を体験したことを証明するように写真撮影に気軽に応じてくれるだろう。 ちゃんこ鍋は、世間で思われているのとは違い、実はとてもヘルシーな料理だ。魚、鶏肉、つくね、豆腐に、葱、人参、パプリカなどの野菜やきのこが、鍋に溢れんばかりに投入される。出汁の効いたスープは、醤油または味噌仕立て...

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神楽坂
24

水たき 玄海 本店

新宿にあるこの鶏鍋の専門店は、東京でもっとも大きいレストランのひとつに違いない。4~10名向けの個室が9つ、3階建て優雅なビルに収まっている。歴史は長く、1928年の創業時の店の写真が壁に飾られている。玄海は時代に合わせて柔軟に変化してきたが、何十年たっても変わらないレシピもある。『抹茶アイス』は、1940年代の戦争時に、当時の店主が商売を守るため店を一時的にアイスクリームの専門店に変えた、苦労時代を忘れないようにと現在も提供されている。 鶏を何時間も水で煮込んだシンプルで伝統的な水たき中心のメニューだが、 ほかにも外側を軽く炙った『鶏の刺身』や『親子丼』、『鶏のポン酢和え』など、素晴らしい料理が味わえる。とはいえ、ほとんどの客の目当てはやはり『水たき』だ...

詳細情報
新宿三丁目
25

江知勝

湯島天神そばにある江知勝の門をくぐると、まるで別の時代にタイムスリップしたような錯覚に陥るかもしれない。1871年に創業し、現在は6代目が店の伝統と信頼を受け継ぐ。再建や修復を繰り返しながら長年保存されてきた建物は、日本の美と簡潔さの象徴であり、おそらく原型と変わらない佇まいを残しているはずで、それだけでも一見の価値があるだろう。 石畳を歩いて見事な日本庭園を抜けて入口に辿り着くと、そこにはすでに特別な空間が広がっている。2〜8名向けの和室があり、全席完全個室。常にプライベートな空間で食事ができ、まるで自分たちが唯一のゲストであるかのように感じる。全室から美しい庭園を眺望でき、運が良ければカラフルな鯉が悠々と泳ぎまわる池も眺めることもできる...

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湯島
26〜50
26

古母里

赤坂の古母里を利用する客の多くは常連客のため、初めての客は少々入りづらいかもしれない。「家にいるような気分でくつろぎながら食事を楽しんでほしい」という店の思い通り、自宅の食卓を思わせるテーブルが置かれた店内では皆リラックスし、気さくな女将との会話を楽しみながら食事をしている。まずメニュー代わりにテーブルに運ばれるのは、毎朝築地で仕入れてくる魚介類。気になった食材があれば、刺身はもちろん、煮る焼くなど希望の調理法で提供してくれる。そして多くの人が頼むのは、しゃぶしゃぶ、すき焼き、など和牛を使用したメニュー。肉は時期によって状態の良い産地のものを選んでいる。しゃぶしゃぶの肉は贅沢に厚くカットされ、特製のごまダレ、ぽん酢との相性も抜群だ。

詳細情報
赤坂
27

HONMURA AN(ホンムラアン)

マンハッタンは貴重な料理人を失ったが、日本は素晴らしい蕎麦職人を得た。HONMURA ANの店主、小張幸一が2007年に、亡くなった父の店を継ぐためニューヨークの店を閉めると発表したとき、アメリカの蕎麦ファンたちは喪に服した。何年もたった今でも、小張の蕎麦の味を求めて東京の店を訪れるニューヨーカーたちがいるという(「オノ・ヨーコもそんな一人ですよ」と彼はつぶやいた)。HONMURA ANがなぜ2つの国で成功したかはすぐに分かる。蕎麦は冷たくも温かくも頼めるが、歯ごたえが完璧でとても甘味があるので、つゆを使わずに全部食べられてしまうくらい美味しいのだ。 実際、冷たい蕎麦とつゆが別になった、せいろが店の1番人気らしい...

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六本木
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神田まつや

東京で愛される蕎麦文化を味わうなら神田、淡路町にある1884年創業の老舗、神田まつやへ。歴史を感じさせる店内は、いつも賑わっているが、その高い天井のせいか嫌な窮屈さは感じさせない。江戸時代からのスタイルを守っており、蕎麦粉と小麦粉の割合を「外ニ(そとに)」(蕎麦粉十割に対して小麦粉二割)で打つ蕎麦は、風味やコシなどのバランスが良く、東京の蕎麦のスタンダードを感じさせる。夜は『鰊(ニシン)の棒煮』や『そばがき』をつまみながらゆっくりと飲んでシメに蕎麦という東京の粋な飲み方にも挑戦してみたい。

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淡路町
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大坂屋 砂場 本店

虎ノ門駅近くにある老舗蕎麦屋。この街にビルが立ち並ぶ遥か昔、1872年から変わらずに営業を続けている。趣のある建物にグッと心を掴まれたら、その心に従って迷わず店内に入ってみよう。ここでは、蕎麦好きをも唸らせる絶品蕎麦に出会うことができるのだ。通常の蕎麦は、実の中心部を挽いた一番粉を使用した白く細いものだが、実を丸ごと使用した『太打ち切り』や、時期により、すだち、紫蘇などを素材を練りこんだものなど、変わり蕎麦も用意されている。旬の素材を用いた天ぷらや、季節限定の蕎麦メニューも豊富なので一年を通して通いたくなる。

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虎ノ門
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おにやんま

立ち食いの讃岐うどん専門店。五反田駅前という立地ながら一番ベーシックなメニュー『温かけ』が280円という本場並の低価格。ランチタイムは行列必須だが、回転率も良いので、列のわりに早く食べられるだろう。狭い調理場を取り囲むような配置のカウンターは独特の緊張感が漂い、つるんとした麺と、透き通った薄味の出汁からは、立ち食いながら丁寧な仕事ぶりが感じられる。天ぷらは揚げても揚げても次々になくなっていくので常に揚げたて。下味がしっかりと付いたじゅわっと柔らかなとり天はこの店の一番人気だ。

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五反田
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谷や

コシのある香川の讃岐うどんは、今やうどんの代表格とも言える存在だ。香川出身の店主谷は、全国から多くの讃岐うどんファンが訪れる人気店で修行を積み、東京に店をオープンした。店に入るとまず目に入るのがガラス貼りの麺打ち台。ここでうどんを打つ様子を眺めることができる。毎朝足踏みして仕込まれるうどんに使用するのは、小麦、水、塩のみ。小麦は食感と香りを両立させるため、オーストラリア産と国産のものをブレンドしている。長時間かけてつくるいりこ(煮干し)ベースの無添加の出汁は優しい味わい。まずは、シンプルな『かけ』で麺と出汁を楽しむのが良いだろう。サイドメニューには、注文を受けてから揚げるサクサクの天ぷらをぜひ。

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人形町
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床島

「鶏、丸ごと一羽、鶏づくし」というのが、さしずめこの三軒茶屋の焼き鳥店のモットーだろうか。床島では、むね肉、手羽、ももなどの定番から驚きの部位まで20種類の焼き鳥が食べられる。店主の床島は、焼き鳥ができ上がる全過程の細部にまでこだわる完璧主義者なので、心臓や腹膜といった珍しい部位を食べてみたい人も心配は無用だ。良い素材を最高のタイミングで料理するために、世田谷区から食鳥処理認可証を取得。鶏の魔術師、床島が自ら厨房で肉質に弾力があるフランス血統の丸鶏の解体を行い、新鮮な肉を提供している。さばいたら、店内のカウンターで目を離さずじっくり炭火焼にする。濃厚な風味は、燃えている炭に鶏の脂が落ちて生じるそうだ...

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三軒茶屋
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鳥さわ

鳥さわには、高級な内装も飾りも必要ない。大切なのは店の心臓、炭火焼の台だけだ。野菜も入れて25~30種類ある品書きは、木の板に書かれてカウンターの奥にかけられている。網から取り上げられた串は、小ぶりだがどれも完璧な仕上がりだ。艶やかな『金針菜』は、色合いも質感も土色のレバーと対照的だし、『ちょうちん』(卵巣)は名前のとおり提灯のように串からぶら下がっている。絶対に外せないのは『ささみ』だ。さっと炙っただけで中はまだピンク色、手ずりのわさびがのっている。 いろいろな味が楽しめるのは、店主が4種類のたれを部位により使い分けるからだ。醤油、オリーブオイル、酒、そして4種類目は「秘伝のたれ」としか教えてくれない...

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亀戸
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酉玉 白金 本館

白金の高架下にある酉玉は、その最も華やかな立地に頼ることなく人気を集める焼鳥店。ミシュランガイドの「ビブグルマン」に認定され、今や東京で最も予約が取れない焼鳥店のひとつでもある。現在は、都内3ヶ所、香港、シンガポールに店舗がある。同店が人気である理由は、焼鳥の豊富なメニューにある。ほとんどの焼鳥店は、むね肉、もも、ハツ、手羽先、砂肝、レバーといった標準的な部位を提供しているが、酉玉は30種類以上の部位、日替わりの裏メニューである稀少部位を合わせると、計40種類近くものメニューを揃えている。もちろん鶏肉ばかりだが、鶏の生体構造に詳しい専門家でない限り、すぐに全種類の名前は分からないだろう...

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白金
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三州屋

並木通りからビルの間を入った路地裏にある、魚介メインの居酒屋。銀座の一等地にいながら、タイムワープで昔の気取らない東京に戻ってきたような気分になる。賑やかな居酒屋、三州屋は1968年からずっと、美味しくて値の張らない料理を作り続けている。昼過ぎには一杯やりながら盛り上がる築地市場で働く人たちで賑わいだし、そのまま閉店までずっと銀座の会社員たちでいっぱいになる。みな、安いのに美味しい料理に惹きつけられてやってくるのだ。すっきりとした店内には相席のテーブルが置かれ、気楽な感じだが、昔ながらの美学を感じる。メニューは一つ一つ白い紙に黒の字で書かれたものが厨房前のカウンターの上に貼られていて、紙吹雪のようだ...

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銀座
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山利喜 本館

1924年(大正14年)創業の山利喜に足を踏み入れると、何時間も煮た牛の煮込みの濃厚な香りがすぐに漂ってくる。この『煮込み』が名物である下町の老舗居酒屋では、全3階の各階(と階段)まで山利喜ならではの香りが漂う。朝9時からラストオーダーの夜10時まで大鍋で煮込み、豆味噌で味付けした牛シロは、独特の味わい。時間をかけて煮込むことで、スープは濃厚になり、牛シロは柔らかくなる。午後5時に注文するのと午後9時に注文するのでは、その味に大きな違いがあるのに気付くはず。『煮込み』は通常であればライスと一緒に提供されることが多いが、山利喜が添える品はもっと洗練されている。スライスしたバゲットにニンニクを塗った『ガーリックトースト』で、濃厚なスープをすくって最後まで堪能しよう...

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江東区
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三漁洞

渋谷・桜丘町にある和食店。和服に割烹着の女将が迎えてくれる。メニューに外れはないが必ず注文したいのは、『冷やし焼きナス』と『ブリ大根』。大きくぶつ切りにした大根が2つ、これ以上煮込むことが不可能と思えるほどやわらかく、醤油色が染み込んでいる。

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渋谷
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麺屋 和利道

東京のラーメンシーンを語る上で、スープに麺を浸しながら食べるつけ麺を欠かすことは不可能だ。主流は極太の麺に豚骨と魚介の出汁を使用した濃厚なスープという組み合わせ。この系統の人気店、目黒区にある和利道は、スープの仕込みに長時間を要するため、現在つけ麺は昼間のみの提供となっている。もっちりと弾力がある麺はかなり量があるが、さらに無料で増量するも可能だ。こういったサービスも若者に支持されるポイントだろう。麺は食感を楽しむため、冷たく締めてあるので、食べ進めるうちにスープは冷めてしまうが、高温に熱した石「焼き石」を投入すれば熱さが復活する。

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池尻大橋
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Japanese Soba Noodle 蔦

蔦のレビューを述べるとき、特筆すべき2つのことがある。まず良い点は、ミシュラン獲得の味を1,000円以下で楽しめること。悪い点は当日の朝8時前に店に行って整理券をもらわないと、席を確保できないことだ。その価値はあるのかと問われれば、間違いなくあると答える。冷蔵庫の上に飾られているトロフィーが、蔦が何千軒もある東京のラーメン屋でナンバーワンの店だと証明している。日本のラーメン店で初めてミシュランを獲得した蔦には、ミシュランの調査員が訪れる前から長い行列ができていた。ラーメンに徹底的にこだわる店長の大西祐貴あってのことだ。券売機の上に張られた、4,900円のオリジナルTシャツの宣伝ポスターでモデルを務める大西を見ることができる...

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巣鴨
40

らぁめん小池

上北沢のらぁめん小池に行くと、煮干しの「あっさり」と、それに鶏白湯を合わせた「こってり」の2つの路線がいつも頭を悩ませる。どちらも甲乙つけがたいが、迷ったらまずはインパクト抜群のこってりから頼んでみよう。クリーミーな鶏白湯を引き締めるほろ苦い煮干しの組み合わせは濃厚ながら決してしつこくはない。シソの入った肉団子、低温調理されたピンク色のチャーシューとトッピングも秀逸だ。そして余裕があれば、ぜひ頼んで欲しいのが替え玉。角切りの鶏チャーシューと玉ねぎに特製ダレがかかり、そのままでも油そばのように楽しめるというサービス精神が嬉しい。

詳細情報
世田谷区
41

金色不如帰

幡ヶ谷駅北口からほど近いラーメン屋。L字型のカウンターが囲む店内は武骨な黒一色に統一されている。『豚清湯系貝汁そば』と呼ばれる動物系と貝系の出汁のバランスが旨さの秘訣であり、特に蛤の深い味わいが見事だ。味玉そば(醤油)と味玉塩そばで悩むところだが 、毎週木曜日限定で『裏不如帰』として提供されるにぼしを使った『極にぼ』も捨てがたいところ。

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幡ヶ谷
42

旬香亭

目白駅前のコミュニティビルは、都内でも最高の洋食を堪能できるレストランが潜んでいるとは思えないほどごく普通の場所だろう。洋食は「西洋の」食事を日本風に解釈したもので、何十年もかかって日本食のなかに独自の地位を築いてきた。洋食の起源は日本が初めて世界に門戸を開いた明治時代にあり、旬香亭は長年の試行錯誤を重ねてでき上がった、カツレツ、ステーキ、シチューに様々なフライといった肉中心の基本メニューを踏襲している。しかし、差がつくのはその高級感だ。使われるのは最高級のオーストラリア産と日本産の牛肉、その風味と柔らかさで名高い赤牛ビーフなど。上品な店内と美しい盛り付けが華を添える...

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目白
43

東洋軒

赤坂の洋食店、東洋軒は現在本店を三重県に置いているが、もとをたどると1889年に東京で創業した洋食文化の草分け的存在だ。2014年にオープンしたこの店舗では、三重県の特産であるブランド牛、松坂牛を使用した洋食メニューが楽しめる。『メンチカツ』は、松阪牛に加えこれまた三重のブランド豚である松坂豚をブレンド。衣に使用するパン粉のために専用のパンを焼くなど、こだわりの結晶である美しいフォルムの衣にナイフを入れると肉汁が流れ出る。肉自体の旨みをしっかりと感じられ、そのままでも美味しいが、野菜のとろみのみで仕上げた特製のウスターソースをかけるのも忘れずに。

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赤坂
44

煉瓦亭

銀座ガス灯通りにひっそりと佇む老舗洋食レストラン、煉瓦亭は1895年に創業。現在の洋食文化の元祖と言われる店だ。もともとは西洋料理の店としてスタートしたが、日本人の好みに合わせてメニューを試行錯誤していくうちに、とんかつやオムライスなどの人気メニューを生み出していった。『元祖ポークカツレツ』は、 牛肉を使用したフレンチのカツレツを、日本人に馴染みのあった豚に代え、天ぷらに着想を 得て、たっぷりの油で揚げるようにアレンジ。とんかつには欠かせない千切りキャベツも、もともとは日露戦争時に人手不足から手間を省くために生まれたという。レトロな店内で歴史に思いを馳せながら味わえば、馴染みのメニューも新鮮に感じられるだろう。

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銀座
45

資生堂パーラー 銀座本店

調剤薬局として銀座の地で創業した資生堂は、店内の一角に日本初のソーダ水やアイスクリームを提供するソーダファウンテンを設置したことから飲食業を発展させていった歴史を持つ。ギャラリーやカフェが入る東京銀座資生堂ビルのクラシカルなレストランに足を踏み入れれば、ファストファッションの店が建ち並ぶ街に姿を変えてもなお、銀座は特別な街なのだと感じられるだろう。伝統的な洋食メニューに目移りするが、やはり『オムライス』の赤と黄色のコントラストには目を奪われる。均一に焼き上げられたオムレツ、こだわりのチキンライス、特製トマトソースをバランス良くスプーンに乗せ頬張れば、思わず顔がほころんでしまうだろう。

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銀座
46

LAND(ランド)

目黒にあるLANDは、日本のカレーを改革するという大きな野望を持った小さなレストランだ。ひげ面に眼鏡をかけた店主の内藤は、入口脇に自身の自転車が掛けられた店で、日本のカレーを、インドカレーやタイカレーのように確立された人気のジャンルにしたいと語る。思うに、オープンからわずか1年半にして内藤の目標はかなり実現に近づいている。典型的な日本のカレーは、山盛りの白米にいくつかの肉の塊の入ったのっぺりとした茶色いルーがかかっているわけだが、そんな野暮ったいものを食べて喜ぶ後ろめたさのせいなのか、見た目や味の洗練が置き去りにされることも多い。しかし、LANDの『ニューウェーブカレー』(1,500~1,900円)はそれらとはまったく違う...

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目黒
47

エチオピア

本の街として知られる神保町は、カレーの街としても有名でいたる所でカレー専門店を目にする。なかでもエチオピアは個性派だ。カウンタースタイルの店構えは一見普通のカレースタンドのようだが、実はカレー好きの間では超定番の有名店。オリジナルのガラムマサラを使用し、長時間煮込んだ野菜とスパイスのとろみで仕上げるため、さっぱりともたれにくい。スパイスは種類に応じて香りを損なわないよう、適切なタイミングで投入していき、盛り付けてからかけられるスパイスは口の中ではじけ、食後は爽快感がある。お通しのように丸のまま運ばれてくるじゃがいもにはバターが添えられ、そのまま食べるも良し、カレーに投入しても良いだろう。辛いもの好きのために、辛さは0倍から70倍まで選べるが、はじめはほどよい辛さの3倍ぐらいを勧めたい。店名のエチオピアは、先代のオーナーがエチオピアの珈琲が好きであったこととに由来している。

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神保町
48

Spoon

フランス料理が高級料理の典型であると考えられる一方で、カレーは日本の家庭料理の具現化だ。2つの世界が交わることは滅多にないが、スプーンが提供する異色の『フレンチカレー』はそれらの文化と食体験をつなぐ驚くべき架け橋となっている。和田シェフがオートキュイジーヌや東京都心の高級フレンチレストランで10年以上経験を積んだ後に変化を求めて作り出したユニークな『フレンチカレー』は、中粗挽きにした13種のスパイスがカレーに新食感を生み、柔らかなトロトロ牛肉のワイン煮が添えられた新しいカレーだ。 13という数字は、スプーンにとってラッキーナンバーのようだ。ライスに含まれる雑穀の種類...

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西荻窪
49

Rojiura Curry SAMURAI. 下北沢店

スープカレーとは、さらっとしたカレーに、たっぷりの具材を入れた食材が豊富な北海道生まれのローカルフード。東京にも多くの店が進出しており、下北沢のRojiura Curry SAMURAI.もその一つだ。化学調味料を使用せず、天然素材で作るブイヨンは、野菜、肉、和風スープを丸1日かけて仕込んだこだわりの味。『チキンと一日分の野菜20品目』(1,480円)は、ただ野菜がたっぷり乗るだけでなく、出汁で炊く、素揚げにするなど、それぞれの素材をいかす工夫がなされ、スープとしっかり調和している。スープをココナッツベースにしたり、辛さを変えたり、トッピングを加えたりと、自分好みにカスタマイズできるのも魅力だ。

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下北沢
50

ポンチ軒

2015年、「ビブグルマン」のリストに名を連ねたこの小川町にひっそりと佇むレストランには、平日の昼には近所のビジネスマンが行列を作り、休日には全国からとんかつファンが押し寄せる。人気の『沖縄産特製ロースカツ』は、完璧なまでの衣のサクサクとした食感と噛むたびに肉汁が溢れ出す至極の一品。席には特製とんかつソースやウスターソース、フランス産の藻塩、柚子胡椒が並び、味を変えながらひと切れずつ楽しんでいるうちに、女性客でもあっという間に定食をたいらげてしまえる。ライスは1杯までおかわり無料、もちろんキャベツは食べ放題だ。『カツカレー』や『カツサンド』も見逃せないメニューなので、このトンカツにはまった場合、最低でも3回は通うことになりそうだ。 関連記事 『東京、ベストレストラン100』

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御茶ノ水
51〜75
51

勝漫

せっかく美味いとんかつを食べに来たらシンプルに食べたいと思うものだが、勝漫では思い切って『かつ丼』を注文してみよう。使用するのは、脂の美味しさに定評のある岩手のブランド豚『岩中ポーク』。揚げたてを甘めのつゆでさっと煮たところに卵を割り入れるのだが、溶き卵で作る一般的なものとは異なり、この店では目玉焼きのようにそのまま。白身がうっすら白くなるとすぐに引き上げるので、黄身が流れ出し、卵かけご飯のような状態に。大きな丼に盛られなかなかの量だが、ぺろりと平らげる女性ファンも多い。贅沢にいきたいのならロースの一番良い部分を使用したとんかつ用の特ロースをかつ丼にすることも可能だ。

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淡路町
52

なかはら

2014年に三ノ輪から店を移した人気焼肉店なかはらでは、肉のブランドにこだわるのではなく、店主の中原自ら芝浦の市場へ出向きその目で選んだ肉を一頭買いし提供している。予約時に確保すべき『幻のタン』は、タンに対するイメージを覆すような一品。コースの一皿目を飾る『サーロイン』は、中原がもっともサーロインに合うと考える薄切りで、ほんの一瞬網で炙る程度で食べる。この2つで洗礼を受けると、もうなかはらの虜だ。生肉が食べたければ、専属の寿司職人が握る『和牛握り・巻物』を。ジンジャーライスのシャリに合わせたとろけるようなリブロースの味を一度知ってしまったら、もう後戻りはできないだろう。

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市ヶ谷
53

にくがとう

和牛と言えばサシが入った霜降り肉をイメージするが、近年の健康志向により脂肪の少ない肉に人気が移りつつあり、和牛好きでさえも脂肪を減らす方法を探している。にくがとうは、脂肪を減らした和牛肉を専門とする焼肉店。『和牛A5赤身ロック(塊)』は、オープンキッチンでスライスされ、食欲を誘うにんにくバター醤油のタレでグリルされる。脂肪が溶けて醤油に浸された肉はレアで味わおう。 スライスした臀部の先の肉をタレに浸けて両面を焼き、『コロンブスの茶卵(ちゃまご)』にくぐらせて味わう『元祖1枚イチボ1.5秒焼き すき焼風』などのオリジナルメニューもある。『にくがとうのカルビ(カルボ)』は臀部の下の部分の軟らかい肉で、韓国焼肉のカルビのような味がする...

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日本橋
54

尾崎幸隆

肉も魚も両方食べたい、それも最高のものを。そんな欲張りな願望を叶えてくれるのが、麻布十番の尾崎幸隆だ。店名は宮崎県のブランド和牛『尾崎牛』を育てる尾崎宗春と、築地の鮪問屋『やま幸』の店主である山口幸隆からとられたものだ。メニューは1万円(税、サービス料別)の『おまかせコース』が基本。『尾崎牛』と生本鮪をメインに、毎朝築地で仕入れる旬の素材を使った12〜13品を提供する。『尾崎牛』のなかでも使用するのは処女のメス牛のみで、マグロは一般にはほとんど出回らないという部位「突先(とっさき、頭の付け根部分)」も食べられる。牛のメインである鉄板焼きは味付けを一切せずに提供するので、肉そのものの甘さが感じられるだろう。シメに食べるトリュフを乗せた卵かけご飯も名物だ。

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麻布十番
55

炭火マルイチ

ホルモン(内臓肉)に初めてトライする、食べたことはあるが好きになれなかったという人は、幡ヶ谷の炭火マルイチへ。通常ホルモンといえば味噌などでしっかり味をつけたものが多いが、新鮮な黒毛和牛の内臓を使用するこの店で勧めたいのは塩だ。まずは基本の『ホルモン盛り合わせ』を注文しよう。牛4種、豚1種の『5種類のり』、とろっとしたレバー、甘い脂を味わうシビレ(リードボー、胸腺)、コリコリとした食感が楽しいギアラ(第四胃袋)など、ホルモンの魅力を一皿で知ることができる。備長炭を使用して焼くため、脂のたっぷりついた部位は香りを吸いスモーキーな味わいになる。北海道の猟師から届く、鹿などジビエもあわせて楽しみたい。

詳細情報
幡ヶ谷
56

お好み焼き きじ

東京でお好み焼きを食べるとなると自分で焼く店が多く、それはそれで楽しいのだが、確実に美味しく食べたいというときは、やはり プロに焼いてもらいたい。大阪に本店を置くお好み焼き専門店きじは、大阪では主流の焼いたものを提供してくれるスタイルの店だ。テーブルには保温のための鉄板があり、ちゃんと温かいまま楽しめる。この店に来たら絶対に頼むべきは、『スジ焼』だろう。じっくり煮込まれた牛スジ、生地には甘め、辛め、2種類のソースがかかった生地、半熟の卵、それを覆う大量の青ネギとコンビネーションは素晴らしく、ソースの香りに乗せられて何枚でも食べられそうだ。

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丸の内
57

パクチーハウス東京

経堂駅を出て農大通りをしばらく歩いたところの建物2階にある世界唯一のパクチー料理専門店。世界中を旅したというオーナーが、自らの食体験をもとにパクチーを用いた完全オリジナルの独創的な料理を提供している。メニューには、『ヤンパク』(890円)、『パク天』(789円)などの小皿料理から、『タイ風酸っパクスープ』(890円)、『緑パスタ(パクソースのパスタ)』(1189円)などのがっつり系メニューまで幅広い。ヨーロッパの広場をイメージしたという店内では、ワークショップや交流イベントなども随時開催されている。交友関係の輪を広げることが出来る場所としても是非利用したい。

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経堂
58

AS Classics Diner(エーエス クラシックス ダイナー)

ステレオからはビーチボーイズが流れ、満面の笑みのスタッフたちは野球キャップをかぶり、ヴィンテージのコカコーラマシーンが店のあちこちに置かれている。『ミラービール』のネオンサインにルイジアナとカリフォルニアの錆びたナンバープレート、古いアメリカのガススタンドのモノクロ写真も飾られている。この店が都立大学駅の半径1マイル圏内で最も1960年代のアメリカに近い場所だ、と言って差しつかえないだろう。オーナーの水上誠二は、前職で度々訪れたアメリカのダイナーに魅せられ、2005年にAS Classics Dinerをオープンした。メニューにはアメリカから輸入した『ブルックリンラガー』や『A&W』のルートビアに加え、恐ろしく濃厚なミルクシェーキ...

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目黒
59

Henry's Burger

人気焼肉店なかはらの姉妹店でもあるHenry’s Burgerには『ハンバーガー』(650円)、『ダブルハンバーガー』(900円)、『ポテト』(250円)の3つしかメニューがない。それがいいのだ。あまりにも多くのレストランが、このシンプルで美味しいファストフードを複雑にし過ぎるという罪を犯している。 店名の「ヘンリー」とは、子ども時代をカリフォルニアで過ごした店主の当時の呼び名だ。シンプルに徹したことで、かえってハンバーガー道を究めることに成功した。余分なものを排除し、こだわるのは和牛の本来の美味しさを引き出すことだ。まず、和牛を焼き網に叩きつける。これはアメリカでチェーン展開する「スマッシュバーガー」が完成させたテクニックと似ている...

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代官山
60

BROZERS'

真っ赤な外観が目印のBrozers’は、グルメハンバーガーの名店。パティはどんなトッピングにも合うようオージービーフに和牛の脂をブレンドし、程よいバランスに仕上げ、両面をパリッと焼き上げたほんのり甘い特注のバンズに挟む。この店の真髄を味わうのなら『ロットバーガー』を頼むべきだろう。すべてのメニューに入るレタス、トマト、オニオンに加え、ベーコン、チーズ、エッグ、パイナップルをトッピングした名前の通り盛りだくさんな内容だ。ソースは4種類から選べるが、まずは基本のバーベキューソースを。化学調味料を使用しない野菜ベースのソースは、パティはもちろんのことパイナップルやベーコンとの相性が抜群。

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人形町
61

King George

代官山にあるアメリカンスタイルのサンドイッチバー。店の名を冠した『The King George』は、サンドイッチのために堅めの配合で仕上げたパンに、脂肪分の少ないアメリカ産のターキー、プロボローネチーズ、たっぷりのレタスとトマトが入り、ボリューミーかつヘルシー。鮮やかな断面からも美味しさが伝わってくる。基本メニューは10種ほど用意されているが、パンやチーズ、ドレッシングは自由にカスタマイズ可能。茨城のクラフトビール、『常陸野ネストビール』やジントニックなどカクテルメニューも充実しているので、屋上のテラス席でサンドイッチを頬張りながら一杯なんて休日を過ごしてみるのも悪くない。

詳細情報
代官山
62

パーラー江古田

パーラー江古田の自家製パンは、店内の臼で挽かれる全粒粉を使用したものなど、ハード系が中心。店内ではボリュームたっぷりのサンドイッチや、キッシュなどが楽しめる。サンドイッチは好きなパンを選ぶことができるので、同じメニューでもがらりと印象が変わるだろう。大きくカットされた季節の野菜が入る『季節野菜のオーブン焼きバルサミコソース』は、バルサミコのシンプルな味つけでパンと野菜そのものを楽しむことができる。美味しいパンには欠かせないコーヒーは、堀口珈琲の豆を使用している。時間を忘れてのんびり過ごせる空間も魅力的だ。

詳細情報
江古田
63

Carneya Sanoman's Purveyors(カルネヤサノマンズ)

2015年末にオープンして以来、大絶賛されているこの西麻布のステーキハウスでは、系列の精肉店から仕入れる上質な国産牛と、定番イタリア料理が食べられる。ワインリストはイタリア産が中心で、種類は少ないが美味しいパスタもあり、アペタイザーは牛肉のカルパッチョやカプレーゼなどから選べる。イタリア料理も美味しいのだが、ほとんどの客の目当ては牛肉だ。店の中央にある冷蔵ショーケースで、料理される前の肉を見ることもできる。ステーキは種類もサイズもいろいろあり、優柔不断な人や異常に腹が減っている人には、その日特選の牛肉と豚肉の盛り合わせ『DABオールスター』を勧めたい。 人気なのは熟成牛で作られた洋食の定番『ハンバーグステーキ』だ...

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西麻布
64

Hugo Desnoyer(ユーゴ デノワイエ)

パリで一番知られた肉職人がそのレストランチェーンをフランス以外に広げようと決めたとき、どこに向かえばいいのか、答えは明らかだった。予約を待つ長いウェイティングリストから判断するに、恵比寿はユーゴ デノワイエの肉信仰の神殿に完璧なロケーションだったと言えよう。そして、東京の肉好きな富裕層は足りることを知らない。牛の飼育、選択、スライス、調理へのこだわりで知られる男にふさわしく、このスマートで気取らないレストランではありとあらゆる機会に牛(そして少しだけポークも)を崇拝している。1階のカウンターには木の板に置かれた巨大な生の牛肉の塊がいくつも並べられ、入口脇の黒板には牛のあらゆる部分の肉の名称が書かれ、店内のすべての椅子とスツールは牛革で覆われている...

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代官山
65

中勢以 内店

精肉店を通り抜けて入店するとは、ステーキ屋として素晴らしいコンセプトだ。最高品質の但馬牛熟成肉専門店、中勢以では、数週間おきに新しい牛を仕入れ、精肉店で解体し、牛肉の部位に応じて6週間から6ヶ月かけて熟成させている。精肉店の一角はまるで外科医の手術室のように綺麗に磨かれ、約20種類の熟成肉を購入することができる。熟成肉の種類は日によって異なり、どの熟成肉が最も食べ頃かという基準に基づいて選ばれる。 精肉店だけを覗くと、ステンレススチール製ドアの向こうにレストランがあるとは思わないだろう。精肉店で好きな熟成肉を選んで、奥にある店に入る。簡素なコンクリート打ちっぱなしの空間は、まるで保冷室のようだ...

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文京区
66

Galeone(ガレオーネ)

目黒区の人気レストラン、ガレオーネの主役は巨大な薪釜だ。火花散るその中からは、一糸の乱れもない端正なピザたち(900円~)が現れる。薄くて軽いパリッとした生地には、フレッシュトマトのソース、とろけるモッツアレラ、上質のオリーブオイルとバジルが少々乗せられている。味も絶品で、店のピザ職人がマルゲリータの聖地ナポリで修業したと聞いて納得した。だが、ガレオーネの売りはピザだけではない。1,500~1,900円のパスタも期待を裏切らないが、特に素晴らしかったのは炭火焼だ。独特のスモーキーな味わいのシャモ、鴨、豚、蝦夷鹿などを堪能できる。豪勢に行きたいなら、和牛を勧めたい。 黒胡椒で味付けされ、ルッコラとともに提供される風味豊かなミディアムレアの和牛は、冗談抜きで美味しい...

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自由が丘
67

Pizzeria e trattoria da ISA

2010年のオープン以来、東京の人々を魅了し続けてきた中目黒のピッツェリアの前には行列が絶えない。ピッツァイオーロ(ピッツァ職人)の山本尚徳は、ナポリで数々のトロフィーを獲得した後に、自身の店を開いた。そこは彼なりの美学を追求する場所にもなっているようだ。店の内装はオープン当初から、ナポリにあるアンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ本店によく似ており、その人気や活気はアンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレの恵比寿店を遥かに上回るほどだ。店の雰囲気は、テーブルが所狭しと並べられ、大声で会話が飛び交い、スタッフは常に慌ただしく動いている。もしディナーをゆっくり楽しんだり、ロマンチックなデートができる店を探しているのであれば、別の店を探すことをおすすめする...

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中目黒
68

聖林館

東京にピッツァブームが起こる遥か前から、柿沼進は見事な『マルゲリータ』と『マリナーラ』を次々と生み出してきた。決して若くはないこのシェフは、10年前におよそ一年をかけてイタリア国内のあらゆるピッツェリアを食べ歩き、帰国後に中目黒にサヴォイをオープン。姉妹店をオープンさせる一方、同店は聖林館と名前を改め、新しく生まれ変わった。東京最高峰のピッツァはもちろん、内装のユニークさも特筆に値する。鍛鉄製の階段、ベルベットのカーテンと黒い床板が、壁に埋め込まれた焼却炉のようなオーブンの存在感をより強調させており、まるでスチームパンクなSFの世界に入り込んだような気分が味わえる...

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中目黒
69

ナポリスタカ 駒沢店

日本において最長の職人歴を誇るベテラン、ナポリ出身のペッペ・エッリチェッロは12歳から修行を始めた、真のピッツァ職人だ。2006年から東京に拠点を移し、新宿のスペッカ ナポリ、駒沢大学のラ ビコッカを経て、2011年の暮れに神谷町に自身の店を開いた。この店が成功し、2015年10月には2店舗目となる駒沢店を開店した。 ペッペの自信作は『ドンサルヴォ』。8角形の星型に作った生地に、リコッタチーズとスパイシーなサラミを乗せ、トマトソース、たっぷりのモッツァレラチーズ、フレッシュトマト、バジル、パルミジャーノ レッジャーノとともに焼き上げたピッツァだ。前菜、肉や魚のグリル、パスタもあり、ナポリ出身の家族も満腹になるほどのボリュームで提供される...

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神谷町
70

falò

緑豊かな高級住宅地、代官山の地下にある洞窟のような店で、シェフ樫村仁尊は新しい挑戦に取り組んでいる。スマートで洒落た居酒屋のような雰囲気の店で作られるイタリアンは、ユニークで素晴らしい。起伏のある天井には木くずが貼られ、樫村とスタッフは店の中央にあるオープンキッチンで輪になって肉料理やパスタを作る。四方向を取り巻いて座る客からは丸見えだ。そして熱い1980年代ロックがBGMに流れる。 レニー・クラヴィッツやヴァン・ヘイレンの曲は激しいが、炭火焼のグリル以外はシルバー一色のキッチンの中で動き回る樫村たちは、優雅なことこの上ない。それは、細胞の中で働く核小体のように、じっくり焼かれて口の中でとろける鴨やチキン、和牛...

詳細情報
代官山
71

da olmo

神谷町駅すぐのところに店を構えるda olmoでは、本格的な北イタリア料理を楽しむことができる。なかでもおすすめなのが自家製麺を使用したパスタだ。パスタ生地の塊をチーズ削りで米のように小さく削り、旬の魚や自家製のドライトマトと合わせた北イタリアの郷土料理ラサは、魚介の味がギュッと染みこんだ味わい深い一品。また、まるでうどんのようなモチモチ食感のパスタ、ピーチとしっかり味付けがされたソースが絶妙なバランスの『中勢以 熟成但馬牛のボロネーゼ ピーチ』も外せない一皿となっている。そのほか、ワインも豊富に揃えられているので、ぜひこちらもあわせて楽しんでほしい。

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神谷町
72

Convivio

千駄ヶ谷にある隠れ家のような全20席の店で、辻大輔が特別な時間を提供するコンヴィーヴィオ。トスカーナの家庭料理をベースに新しいエッセンスを加えたイタリア料理が味わえる。メニューは存在せず、エントラータ(ひと口料理)からドルチェ(デザート)まで彼の先導する旅に同行するかのようだ。もちろん、最後まで途中下車という選択肢は脳裏に浮かばない。 月替わりのコースには、地方から取り寄せた季節の食材を主に使用(オリーブオイル、チーズ、加工肉はイタリアから輸入)。彼の才能を証明するスペシャリテ『カーチョ・エ・ぺぺ』は定番となっている。おそらく最もシンプルなパスタでありながら、その味は間違いない...

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千駄ヶ谷
73

Craftale(クラフタル)

大土橋真也の発想はビッグだ。中目黒の川沿いに店を出してから1年、若いシェフは、驚くほど独創的で概念的な料理で客を魅了してきた。パンのペアリングや色の計算、すべての食材を1つの都道府県産で揃えるなど、計算され尽くした大土橋の料理は、フォークで突いただけで、アート作品に落書きしてしまった気にさせられる。 壁にはエッフェル塔と東京タワーを『フォトショップ』で一つの建物に加工した独特のコラージュが飾られ、ワイルドさと統制された実験が融合する、店の雰囲気を象徴している。『ニソワーズ サラダ』はイワシの刺身、ワカモレ、トルティーヤと共に盛り付けられ、チキンとマッシュルームのタルトは、光る卵の黄身と千切りされた紫芋、赤ワインのパンと提供される...

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中目黒
74

Les Chanterelles(シャントレル)

シェフ中田雄介は無類のきのこ好きだ。きのこの名前を自身の代々木八幡のレストランにつけ、ほとんどの料理にきのこを使い、額縁に入れたきのこのトランプを店の壁一面に飾る。独創的なきのこの料理で知られるフランスの地方レストランで修業しただけのことはある腕前で、国産や輸入きのこの驚くべき可能性を見せてくれる。中田が編み出した『きのこ茶』と贅沢な『フォアグラマカロン』の組み合わせは外せないし、茹でナスとロックフォールチーズのソースで食べる中田特製の『スモークサーモン』も必食だ。 メニューはないが、心配はいらない。中田がコンサルタントになり、自ら客と会話をしながら、普段の食事や食べられないもの、その日の気分などを把握して、一人一人に合った料理を提供する...

詳細情報
代々木八幡
75

La Blanche(ラ・ブランシュ)

ラ・ブランシュのシェフ、田代は野菜にこだわる。自ら畑に赴き、信頼の置ける農家から仕入れた野菜は、時にはソース代わりにもなるほど重要な役割を担う。この店のスペシャリテ『イワシとジャガ芋の重ね焼 トリュフ風味』は、長年作り続けているメニューながら、自らの頭の中にあるパーフェクトな味に近づけるため、じゃがいもは時期ごとに何種類ものを取り寄せ選ぶという。生ベーコンで巻いたじゃがいもの滑らかな食感にイワシの香りが良く合う。アンチョビのソース、さらにイワシのポタージュが添えられ、選んだ素材を存分に味わってもらいたいという思いが感じられる。 関連記事 『東京、ベストレストラン100』

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渋谷
76〜100
76

Aladdin

フランス料理を純粋に美味しい料理として楽しむ、という原点から離れ、最新技術や現代アートのように目新しいプレゼンテーションに力を割きがちな現代の風潮に川崎誠也は逆らっていると言える。自身もかつて、東京のシェフ仲間たちと同様に見せる料理に注力していた過去を反省し、伝統的で堅実でありながら素晴らしく創作する料理によって人々の心と胃袋を喜ばせることに重点を置くようになった。1993年に広尾の明治通りそばにアラジンを開店したころから、このポリシーに揺るぎはない。 東京のフレンチレストランの重鎮となった現在、フランスでの9年間にわたる修行などその確かな経験からくる不屈の姿勢は、季節の食材を使う料理に注がれている...

詳細情報
恵比寿
77

L'Effervescence(レフェルヴェソンス)

青山の曲がりくねった裏通りにある長谷寺から西麻布方面に進むと、多くの人が東京のフレンチレストランの頂点と認めるレフェルヴェソンスがある。オーナーシェフの生江史伸が率いる同店は、ミシュラン二つ星を獲得し、アジアのベストレストラン50に3年連続でランクインするなど、国内外から数々の称賛を得ている。主要スタッフは、元々は客だったが同店の料理を愛するあまりに仲間に加わった面々ばかりだ。 確かな実績を積み上げているにもかかわらず、チームを重視する生江はシンプルな目標を追求している。客、スタッフ、自身が幸せであり続けるということ。彼は人生を謳歌することの大切さを信じており、料理を通して人々とコミュニケーションを取っている...

今すぐ予約 詳細情報
西麻布
78

Florilège(フロリレージュ)

川手寛康が最高のシェフであることは、以前から分かっていたことだ。しかし、2015年に青山に店を移して以来、さらに腕が磨かれたようだ。フロリレージュが他店と一線を画すのにはいくつかの要素がある。まず、セッティングがドラマチックだ。カウンターと壁は灰と炭の色、床は溶岩のような赤に塗られている。オープンキッチンの生け花は、ほの暗い部屋の中で、驚くほど明るく緑に輝いている。そして、川手と足早に動くスタッフたちが、スポットライトの下で静かに働いている。料理が出されるのを楽しみに待つ間、ナイフを研ぐ音や鍋の鳴る音を聞きながら、彼らを目の前で観察するのはスリリングな体験だ...

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原宿
79

Ibaia(イバイア)

3年前に東銀座にちょこんと開店したイバイアは、その店名こそフランスバスク料理店に変わりないが、今やグリル肉を専門としているのが特徴の典型的なビストロとして人気だ。そんな現状になっていったのは、大きな肉の塊に奇跡を起こすシェフがいるからこそ。オープン後、ひとたび彼のその才能が披露されると、客から絶賛され、その腕前を磨いていくことになった。 銀座の高級過ぎないエリアに隠れ家のように佇む同店は、20席あるが常に満席だ。常連はハーブとガーリック入りのパン粉をまぶして黄金色になるまで焼いたオーストラリア牛の厚切りヒレ肉に、完熟トマト、赤ワイン、ポルト酒などを使ったソースを添えた『牛のヒレカツ』などを求めて通う...

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東銀座
80

Au Coin du Feu(オーコアンドゥフー)

中目黒駅から徒歩2分の場所に佇むオーコアンドゥフーは、「暖炉」や「気軽に集える暖かい場所」を意味するフランス語で、まさに同店にふさわしい店名だ。シェフの山口潤と、妻でソムリエの山口沙知子が歓迎してくれる居心地のいい店では、リラックスしながらも洗練された雰囲気で行き届いたサービスが提供される。フランスの美味しい家庭料理と豊富なワインリストから選べるワインを1〜2本楽しみながら数時間を過ごそう。 黒板のアラカルトメニューは、季節によって多少替わるが、定番メニューもある。『厚切りサーモンの瞬間燻製、温泉卵添え』は、サーモンを30分ほど自家燻製することで、生の色と柔らかな食感を見事に残しながら繊細な燻製の香りが付き...

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中目黒
81

Gentil(ジョンティ)

ジョンティは非常に珍しいレストランで、アルザス地方料理を専門とする。ドイツとスイスに隣接したフランス北東部のアルザス地方の料理を出す、家庭的なブラッスリーだ。ピンとこない人も多いだろうが、パリですらアルザス料理の店を探すのは難しいのだから、東京で知られていないのも当然だ。店のテーブルにはフランスの地図が敷いてあるので、料理が運ばれてくる前にアルザスの場所を確認したい。察しの通り、アルザス料理は素材にも料理にも立地的な影響が見られる。ほとんどのフレンチビストロがエスカルゴやクレームブリュレを出す一方、ジョンティでは、たくさんの豚肉料理や、スペッツェルと呼ばれる卵麺のパスタ、イタリアのパネトーネに似たクグロフというケーキ...

詳細情報
浅草橋
82

Bistro de la Cité(ビストロ ド ラ シテ)

長年西麻布に店を構えるこのブラッスリ―は、これ以上ないほどにパリの雰囲気を持っている。もちろん、ウェイターにベレー帽やクラバットを着用させたり、客が入ってくるたびにセルジュ・ゲンズブールのの『ジュテーム モワ ノン プリュ』を歌わせパリ気分を出すこともできるが、ド ラ シテは本当に上手い具合に1967年ごろのパリを再現している。店には『ペルノー』や『カンパリ』、『コアントロー』のボトルが置かれ、スピーカーからはシャンソンが流れ、隅の棚には1973年から2016年までのフランス版ミシュランガイドが綺麗に順番に並べられている。 1973年のオープン以来、店の内装で変わったのは壁の色だけだ。オーナーの関根進は店を昔のまま保存すると決めている...

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西麻布
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Renge

高級店が立ち並ぶ銀座エリアに建つビルの9階にあるレンゲは、小さな気取らない店内にオープンキッチンがあり、カウンター席と小さなテーブル席が並ぶ。なんといっても斬新なのは、同店で提供される料理だ。西岡英俊によるオリジナリティー溢れる上海料理が注目を集めている。 和菓子屋、イタリア料理、スペイン料理、日本料理、中華料理の店で多岐にわたる経験を積んだ末に、彼が極めたのが中国料理だった。正統派の上海料理をベースに、シェフの多様性のあるバックグラウンドが凝縮された料理を提供している。 ディナーのみの営業で、約12品のおまかせコース。辣油を添えた冷製鶏肉、中国の亀ゼリー、オクラとクラゲの冷菜、漬けたカジキ、日本酒に浸けたイチジクと胡桃などの前菜盛り合わせは...

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銀座
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礼華 青鸞居

高級な中国料理なら、外苑前の優雅なレストラン、礼華 青鸞居を勧めたい。オーナーシェフの新山重治は、豊富な経験を持つ東京でも指折りの料理人だ。上海料理を中心に40年以上も中華の世界に身を置き、今でも定期的に中国を訪れて研鑽したり、最新の料理を学んだりしている。礼華 青鸞居では、そんな新山の革新的で美しい料理を存分に味わえる。前菜メニューには絶品の『スパイシーソーセージ』や繊細な甘さの『鮑の冷製』など、メインには数種類の点心、『北京ダック』(2,000円~)、そして冬の時期には中国産の上海蟹などが並ぶ。 事実、新山は海鮮の名人だ。パリパリの細い米麺で包まれた『蟹爪の唐揚げ』は、相当な技術を感じさせ、見た目も美しい...

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外苑前
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の弥七

山本眞也シェフは、店の立地は店主の野望に相当するべきだと信じている。高級中華と和のフュージョン料理店を開く土地として選んだのは、最新の流行を生み出すようなエリアではなく荒木町だ。新宿区にある同エリアは300軒以上の飲食店が年配のサラリーマンの心と胃袋を奪い合う激戦区であり、シェフの気概を試すのには最適な土地なのだ。彼が作る料理に最も合うのは、酒好きのために取り揃えた豊富な酒のなかでも、やはり日本酒だ。飲酒とビジネスは、動的な結合という意味では同義かもしれない。 ランチでは油淋鶏などよく見かけるような定番メニューを提供するが、それに比べてディナーは誘惑的だ...

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四谷三丁目
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山西亭

東新宿の中華料理店、山西亭では刀削麺が人気だが、この店に来たら店主の出身地である山西省の郷土料理もぜひ食べてほしい。この地方のほかモンゴルなど、限られた地域でしか採れないという燕麦(オートミール)の一種、莜麦(ヨウマイ)を使用した麺料理が豊富に揃っており、なかでも代表的なものが『莜麺栲栳栳(ヨウミェンカオラオラオ)』。蒸籠に薄く伸ばした生地を筒状に並べた蜂の巣のような見た目はなんともユニークだ。山西省の料理に多用される黒酢のタレ、イタリアンを思わせる卵の入ったトマトのタレをつけながら味わおう。

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新大久保
87

はしづめ

はしづめは、多くの高級ホテルに麺を卸す製麺会社が経営する中華料理店。ランチタイムには、日替わりの5種の麺メニューが用意されており、麺自体もごぼう、山椒などの5種類から選ぶことができる。『蒸し鶏のネギ油がけ温麺 or つけ麺』に乗る静岡の高原鶏は、丸鶏のまま蒸し上げ、麹や紹興酒を配合した汁に1日漬け込むことでしっとりと柔らかい仕上がり。スープにも丸鶏を使用しており、鰹、昆布、煮干しなどでとった和出汁を合わせているのも特徴。中華料理と言っても日本人の舌に馴染む優しい味わいで、気づいたときにはスープは無くなっているだろう。麺に使用している素材からも出汁が出るため、食べ進めていくうちにスープの味が変化していくのも面白い。

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広尾
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青家

中目黒の静かな一角にあるこの素晴らしい店よりも落ち着いてランチを味わえる店は東京にはほとんどないだろうし、店主の青山有紀の手料理以上にヘルシーなものを食べられる店もほとんどないだろう。入口脇の棚には青山が出版した料理本がたくさん並んでいる。青山の専門は「おばんざい」。食材のバランス、季節感、安全性にこだわる京料理で、青山はそこに少しだけ韓国料理のニュアンスを加える。薬膳を勉強したこともあり、彼女の料理には遺伝子組換え食品が一切使われていないことも人気のきっかけとなった。健康オタクや食事制限をしている人でもこの店なら大満足だろう。 ランチは1,000~1,400円の4種類のセットから選べる...

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中目黒
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赤坂一龍 別館

風邪を引いたとき、二日酔いがひどいとき、あるいは東京で上質な韓国料理を食べたいとき、地元の人や観光客が立ち寄るのが、赤坂で24時間営業する『赤坂一龍別館』。政府関係のビル、大使館、有名な寺社に囲まれる環境で、ハン・ヨンジャの考案により同店が誕生した。新大久保がコリアンタウンになるずっと前の時代に、韓国大使館で事務員として働いていた彼女は、外交官や役人からなる使節団が訪れたときに家庭料理を振る舞ってほしいという要望を受け、赤坂で初の韓国料理店を開店することになった。84歳になった現在も、彼女はキッチンで指揮を執り、彼女を「ママ」と親しみを込めて呼ぶ常連の客たちと会話をするために厨房を出たり入ったりしている...

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赤坂
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タイ国専門食堂

店主野中は10年前に半年間タイを旅し、人生が変わった。独学でタイ料理を学び、今では東京で本格的なタイ料理を提供することに情熱を燃やしている。この店の味はバンコクの美味い食堂のそれとそっくりだ。多国籍な雰囲気の気取らない店内には長机が並び、グループで訪れるのにぴったり。壁にはモノクロのタイの写真が飾られている。 野中は1人で店を切り盛りする。サラダ、スープ、カレー、麺類と多岐にわたるメニューをどうやったら1人でまかなえるのか不思議でならない。忙しい時間帯はなおさらだが、それでも慌てることなくこなしている。鶏肉のココナッツスープからは完璧なバランスでミックスされたガランガルとレモングラスが香り立ち...

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芝公園
91

セラドン

新宿のとなり、京王線笹塚駅にあるタイレストラン。料理は上品な辛みに、ハーブやスパイスの風味が加わり、バランスがよく日本人の口にも合う。メニューも70種類近くと豊富で、旬の素材を使った料理も用意されている。店名はタイの伝統的な青磁、セラドン焼きから。セラドン焼きの食器が、料理をさらに引き立てている。おすすめは、まるごと鳥一羽と少量の豚スペアリブでスープを取る『トムヤムクン』。辛さのなかに、レモンやハーブの爽やかな酸味が残る。

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幡ヶ谷
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ダバ インディア

京橋で人気のこの店を覗いたら、きっと魅了されるだろう。「食堂」を意味する南インド料理専門店には様々なインドのスパイスが混じり合った香りが立ち込める。ダークブルーの壁に色鮮やかなカーペットがかけられ、ターコイズ色のタイルが床を覆い、南インドの音楽が静かに流れていて、瞑想できてしまいそうなほど穏やかな雰囲気を醸し出している。デートにもとても良さそうだ。とはいえ、ここの料理の素晴らしさにはかなわないが。インドのケーララ州とタミルナードゥ州でスカウトされて東京に来たシェフたちが素晴らしい南インド料理を提供してくれる。 マサラドーサは、発酵させた米とレンズ豆で作られた羽のように軽いクレープを筒状にしてポテト、オニオン、青唐辛子を包んだものだ...

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京橋
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想いの木

建物の梁をいかした和を感じさせる想いの木の内観は、とてもインド料理が出てきそうな店には思えないが、味は本格的。料理にはオーナーの実家から届いた野菜や米をはじめ、旬の野菜をふんだんに取り入れている。なかでも『続・大地の恵みカリー』は、野菜それぞれの味を引き立てる仕上がり。クリーミーな北インド風と、トマトの酸味が効いた南インド風の2種類が用意されている。紀州備長炭を使用したタンドールで焼き上げたナンや、スパイスの効いた『自家製トマトソースのオムレツ』などは、神楽坂のチーズ専門店アルパージュのチーズを使用した人気メニューだ。ワインとともに楽しみたい。

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神楽坂
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ECODA HEM(エコダヘム)

本場と同じプラスチック製の小さい椅子が置かれ、国旗をデザインしたTシャツが万国旗のように中庭の上にかけられているのを見ると、ベトナムにいるのかと思ってしまう。そして、江古田にあるこの店の素晴らしいバインミーが、さらにその気分を盛り上げる。店主の足立由美子は、この肉もしくは魚、野菜のピクルス、フレッシュハーブ、チリを挟んだバゲットサンドのプロとして知られ、料理本も出している。足立はもともとは南米の料理を勉強していたが、休暇で訪れた東南アジアで現地の料理にハマり、一気にベトナム料理にのめりこんでいった。今でも新しいレシピを求めて年に数回ベトナムを訪れ、そのなかのいくつかは厳選されたエコダヘムのメニューに登場する...

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江古田
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Estación

スペイン語で「季節」を意味するエスタシオンは、マドリッドにあるような石造りの通りに佇む隠れ家的な、居心地の良い食堂。神楽坂のフランス料理激戦区にあるが、そのヨーロッパのような雰囲気に野堀貴則シェフによるスペイン料理店は馴染んでいる。 店内に座席は18席、オープンキッチンでは彼が一品一品料理を用意しているのがよく見える。元はイタリア料理を専門としていたが、スペイン旅行後にスペイン料理に夢中になった。2015年10月に開店し、特定の地方の料理にこだわらず、家庭的な料理で胃袋と魂に栄養を与えることを重視している。看板メニューは、最も旬の食材を米と一緒に土鍋で煮込んだ野菜のシチュー。量が多いので、2人以上のグループでシェアできる...

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飯田橋
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Ardoak(アルドアック)

バスク語で「ワイン」を意味するアルドアック。しかし、酒井涼が腕をふるう同店は、取り揃えられたスペインワインをも凌駕するような、多彩なスペイン料理に出会える宝庫だ。ランチコースは1種類、ディナーコースはスペインの17の地方から選んだ郷土料理が3ヶ月ごとに入れ替わる『Tradicional(5,400円)』、月替わりでスペインと日本の感性が融合した味のひらめきを表現する『Degustacion(8,100円)』の2種類。『Tradicional』コースでは、スペインと日本の両方での旬の食材をベースに地方を選んでいる(2016年秋はアストゥリアス州の海岸沿い)。 料理のスタイルからはシュールレアリスムあるいはダダイズムの絵画を思い起こすかもしれないが、あながち間違っていない...

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代々木八幡
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Burgaz Ada(ブルガズアダ)

トルコの宮廷料理を継承する料理人は現在20人にも満たない。そんな料理をトルコ国外で唯一楽しめるのが麻布十番のブルガズアダだ。もともとは権力者スルタンの健康を気遣い、宮廷付きの医者と料理人により考案されたという料理は、ハーブやスパイスを多用し、前菜に重きを置いているのが特徴的。前菜の盛り合わせ約12種は、伝統的な手法で作られているが、美しい現代的な盛り付けはこの店ならでは。もちろん魅力は前菜だけではない。シェフ自慢の一品、『スプリングラムチョップのグリル』は、新鮮な肉を使用するため、秘伝のマリネ液にも焼く直前にさっと浸す程度。オレガノに似た地中海のハーブが爽やかに香る。

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麻布十番
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Bépocah(ベポカ)

原宿にあるベポカは店内に足を踏み入れる前から、ペルー料理をおおいに主張していることが分かる。2013年に開店して以来、その鮮やかな黄色の建物はランドマークになっている。内装は暗めの木目を基調としており、カウンター席、1階に一人で来る客やカップルが居心地良く過ごせるテーブル席2つ、2階には団体客向けのテーブル席がある。 シェフで共同経営者の仲村渠(なかんだり)ブルーノは、伝統的なペルー料理を現代的なスタイルで作り上げる。それはペルー独特のじゃがいもを重ねて作る料理『カウサ』のユニークさにも表れている。北海道産の黄色と鮮やかな紫色のじゃがいもを重ねてクリーミーなチキンサラダを挟んだ『カウサ・レジェーナ』は絶品...

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原宿
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タイーム

2011年6月、広尾一丁目近くにオープンしたイスラエル料理レストラン。シェフをつとめるのは、白金高輪『デビッドデリ』の元シェフ、ダン・ズィカーマン。メニューには、フムス、ファラフェル、ババガヌーシュ、シュニッツェルなど、中近東の定番料理が並ぶ。イスラエル・ビール『マカビー』、イスラエル・ワイン『ヤーデン』などのアルコールもある。日中、明るい光が差し込む店内は、カジュアル。ヘブライ語で“おいしい”を意味する店名の通り、オープンな雰囲気で絶品のイスラエル料理が味わえる。 関連記事 『東京、ベストレストラン100』『東京、ファラフェル10選』『広尾で食べる美味しいランチ』  

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恵比寿
100

Restaurant 8ablish

高級な青山エリアにあるヴィーガンビストロのエイタブリッシュは、自然派というよりも最新の時代感覚に合う独特な雰囲気がある。青山学院大学の脇の道にある同店では、ヴィーガン向けの美味しい食事とデザートを提供しており、健康志向の女性やカップルが訪れる。 この上質なヴィーガンレストランをシンプルに説明すると、とにかくすべての料理が美味しい。食材に制限があるため、ヴィーガン向けの飲食店はクリエイティブな味と種類に富んだ料理を作り出す傾向がある。 『スブラキプレート』(1,500円)は、様々なメニューを少しずつ楽しめるセットだ。トリュフオイルを加えたグリーンピースのポタージュ、カボチャやズッキーニなどのグリル野菜、テンペ(大豆を発酵させて成形した食品)のフライ...

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青山

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