「Go To Eat」委託事業者の公募延期へ、農水省が発表

新型コロナウイルス感染症の再拡大を受け詳細は週明けに持ち越し

テキスト:
Time Out editors
広告

農林水産省は2020年7月17日、『Go Toキャンペーン事業』の柱の一つで同日に開始を予定していた「Go To Eatキャンペーン」の委託事業者公募を延期すると発表した。7月16日には「Go Toトラベルキャンペーン」が東京発着の旅行を対象外とすると発表したばかりだった。

Go To Eatキャンペーンは、オンライン飲食予約サイト経由で期間中に飲食店を予約、来店した消費者に飲食店で使えるポイントなどを付与(最大一人当たり1,000円分)、登録飲食店で使える食事券(2割相当分の割引など) を発行するもの。

農林水産大臣の江頭拓は同日の記者会見で公募開始を来週以降にする旨を表明。延期の理由としては、ここ数日、東京都や地方都市の新型コロナウイルス感染症が増加しているため対策が必要である事、16日の新型コロナウイルス感染症対策分科会の意見を聴取した結果、週末にかけて意見を再度煮詰まるまで検討したいという事が大きいとした。

また、Go To Eatキャンペーンの事業の実施要項についてはかなりまとまっているものの、同事業は地方振興的な意味合いが強く、これまで慎重に進めてきたという経緯に鑑み、ここで勇み足になるべきではなくさらに慎重を期すべきとの見解も示した。

なお、「キャンペーン実施に当たって飲食店側に感染防止対策を義務付けるか」との質問に江藤は、全国60万以上もある飲食店の数を考慮すると、防止対策を実施条件として義務付ける事がどこまで実効性を持つのか、疑問を呈した。

『Go To Eatキャンペーン』の詳細についてはこちら

最新ニュース

    広告