大手スーパー銭湯、みなとみらいの万葉倶楽部がタトゥーOKに

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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人気のスーパー銭湯チェーン、万葉倶楽部横浜みなとみらい店が、2020年2月1日から入れ墨、タトゥーがある入浴客の入場を受け入れる意向を示した。

「若い世代を中心としたファッションタトゥーの容認や、外国人観光客のアイデンティティーとして、タトゥーへの理解が日本社会にも求められるようになった」と述べ、施設の入り口に入場客へ向けた案内看板を掲示。ルールなどの詳細に関しては検討を進める。全国に16施設を展開する万葉倶楽部グループだが、現時点では横浜みなとみらい店のみを予定している。

都内近郊の銭湯では、タトゥーOKの施設がほとんどだが、認知度はまだそこまで高くない。ほかに新宿のテルマー湯では、2019年10月から日本人と分かる女性客のみ、30×30センチ以下のタトゥーサイズに限定し入浴を許可している。それ以上のサイズにはカバーシールを貼ることを条件とし、訪日外国人旅行客に向けた案内も開始(現時点ではタトゥーのある日本人男性のみ入場禁止となっている)。大宮のおふろカフェ ウタタネでも、2020年1月1日からカバーシールの使用が試験的に行われているが、こちらもサイズの限定やパスポートの提示などの条件がある。

オリンピックに向けて海外からの旅行客も多く見込まれる中、日本の大衆文化の一つであるスーパー銭湯とタトゥー問題への対処にはどのような施策があるか。各施設の意向に注目が集まる。

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