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タイムアウト東京新編集長にKL出身のリム、表参道で就任パーティー

リム・チーワ
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タイムアウト東京の新編集長に、前タイムアウトクアラルンプール編集長のリム・チーワ(Lim Chee Wah)がこのほど就任し、5月28日、表参道で記念パーティーが開催された。リムは、出席した企業・団体の関係者約80人を前に、「東京を訪れる人々が素晴らしい時間を過ごし、何度も訪れてくれるようにしたい」と意気込みを語った。

リムは2008年にタイムアウトクアラルンプール編集長に就任後、2016年からタイムアウトシンガポールのディレクターを兼任。デジタル版ELLE マレーシアも立ち上げ、編集長を務めた。タイムアウト東京では、多数のメディアアワードを受賞してきた実績を、インバウンド景気に沸く東京に還元してもらおうと、リムの招へいを決めた。

パーティーでは、最初にタイムアウト東京代表の伏谷博之があいさつ。「インバウンド観光が盛り上がる中で、ASEANのマーケットも非常に大切。若い層をターゲットに、どう東京のカルチャーを伝えるかが重要になっている」と語り、「チーワがどういう切り口で発信してくれるのか、楽しみにしている」と期待を口にした。

続いてリムがあいさつし、「自分は大都市がもつエネルギーや刺激が好きで、東京はそれに満ちている」と強調。「東京を訪れる人が素晴らしい時間を過ごし、何度も来てくれるようにしたい。世界トップの旅行先とすべく、みなさんと仕事ができることを楽しみにしている」と抱負を語った。

 

 

就任の抱負を述べるリム・チーワ(右)

 

 

その後は、A.T.カーニー日本法人会長の梅澤高明が登壇し、インバウンドツーリズムなどをテーマに、リムと意見交換。リムが「英語圏の旅行客を呼び込むために最適な方法は何か」と問うと、梅澤は「オーストラリアやイギリスなどは9割以上が個人旅行者で、彼らは体験を重視している。アジア圏の人々よりも、文化や歴史に対する興味が強いことは明らか」とし、アピールするコンテンツを使い分ける大切さを指摘。「肝は、人種や国別のマーケティング(が常に有効なわけ)ではない、ということ。例えばアメリカと言っても、自然アクティビティを体験したいという人もいれば、ラーメンを食べたいという人もいる。そのような『文脈に乗っかって来てくれる人』に、どう(魅力を)見せていくかが重要」とし、「そうしたストーリーを紡いでいくメディアが必要と思う」と述べた。

 

 

インバウンドツーリズムなどについて考えを交わす梅澤高明とリム(右から)

 

 

 

 

アジア圏の観光客誘致についても梅澤は、「トリガー(旅行のきっかけ)や、使える金額などによって、客層は全然違う」と指摘し、「チーワさんはどう思うか」と逆質問。リムは、「多様な人がいるため、それぞれに対して戦略を打ち出さなければいけない。今関心を持っているのが、それをどうやって人々にリーチさせるべきかということで、ソーシャルメディアは欠かせない存在。SNSを各国の人がどう使っているかを見ていくことも必要だ」と語った。このほか労働人材の多様性や地方創生などについても意見を交わした。

来場者間でも歓談し、業界関係者らが観光やメディアのあり方などについて、リムと直接言葉を交わしていた。

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