「資生堂ギャラリー」で、「今はいつのことか―小村雪岱と玉山拓郎」展が開催。大正から昭和初期にかけて活躍した美術家・小村雪岱と、立体的な造形や光、映像、音などを組み合わせたインスタレーションで注目を集める現代美術家・玉山拓郎の表現が、約100年の時を超えて出合う。
かつて資生堂の「意匠部」に在籍し、装幀(そうてい)や挿絵、日本画など幅広い分野で活躍した雪岱。その余白を生かした繊細な作風や、そこに織り込まれた時間の重なり、銀座という街に刻まれた記憶を手がかりに、玉山が本展のための新作インスタレーションを制作する。すりガラスを通した光、半透明の布、鏡面仕上げのステンレスを用い、鑑賞者の視点や身体の動きによって変化する空間を生み出す。
キュレーションは、国内外で活動するキュレーターの金秋雨が手がける。会場では、雪岱の作品3点に加え、当時の銀座にまつわる映像や資料も紹介。過去と現在が交差する空間を通じて、時代を経て受け継がれる美意識と、記憶の中で変化する時間の在り方を探る。
※11~19時(日曜・祝日は18時まで)/休館日は月曜、12月21日~2027年1月11日/入場は無料



