「Gallery & Bakery Tokyo 8分」で、気鋭のアーティスト・杉田万智による個展が開催。現代社会に存在する「境界線」や土地の記憶をテーマに制作を続ける杉田の新作を紹介する。
杉田はこれまで、人間が生み出す「光」と、人々の行く先を示す「看板」をモチーフに、理想の世界を表現してきた。近年は、日本の民族や人権を巡る問題、社会に横たわるさまざまな「境界線」へと関心を広げ、自ら各地を訪れながら、その土地に刻まれた歴史や記憶、人々と動植物との関係を見つめている。
宗谷から望むサハリンとの距離感、街に残るアイヌ文様、沖縄と本土、与那国島と台湾の往来の歴史、土地に根付く動植物と人々の営み。本展では、杉田が各地で出合った風景や記憶の断片を一つの画面に描き出した新作群が並ぶ。「境界線」を問い直しながら、どこまでも続く一本道のようなネオンの光と、その背後に隠された現実を浮かび上がらせる。
※8〜19時/入場は無料



