アーティストの熊倉涼子と山﨑愛彦による2人展「Links, Embed Images」が、京橋の「ギャラリー アンド ベーカリー トーキョー(Gallery & Bakery Tokyo)8分」で開催。会場では、山﨑による3メートル級の大作も登場する。
熊倉と山﨑はともに1990年代前半生まれのデジタルネイティブ世代で、制作プロセスにデジタル的な思考や手法を用いる。同時に、芸術表現としては伝統的な部類に属する「絵画」形式にこだわり、作品を制作する。
本展タイトルには、Adobe Illustratorの画像配置機能に由来する「Links, Embed Images」を採用。リンクと埋め込みというテクノロジー概念が、両アーティストの絵画におけるイメージの扱い方・姿勢と重ね合わせられている。
歴史の中で形成されてきた図像や多様な描写法を取り入れ、多視点的・多層的な構成によって「見ること」の本質を問いかける熊倉。また、SNS上に日々共有される画像群を起点とし、デジタル時代における絵画の意味と存在感を探る山﨑による共振と問いかけを、垣間見てほしい。
※8〜19時/入場は無料