「ポーラ ミュージアム アネックス」で、ニューヨークを拠点に国際的に活躍するアーティスト、ホセ・パルラ(José Parlá)の個展が開催。備前焼の作品や、日本のアーティストやファッションデザイナーとのコラボレーション作品などを展示し、パルラの包括的な活動とルーツをたどるとともに、東京をテーマとした新作1点を含む合計18点の作品を紹介する。
マイアミ生まれのパルラは、アメリカ、プエルトリコ、キューバといった多様な移民文化に囲まれて育った。そうした環境は、都市生活や芸術に対する理解に深く影響を与え、彼の作品に大きなインスピレーションをもたらしている。
特に世界中を移動する中で出合った都市や多様な表現との対話は、異なる抽象表現を交差させたパルラの独自の視覚言語の探求を促してきた。作品は、言語やアイデンティティーといった概念、さらには場所や空間の定義そのものに対して、詩的な問いを投げかけている。
本展では、「Home Away from Home」と題し、一つに限定される「ホーム」ではなく、記憶、移動、人とのつながりによって形成され、常に変化し続ける風景という視点から展開する。
パルラの作品世界にぜひ足を踏み入れてほしい。
※11~19時(入館は18時30分まで)/入場は無料