「ポーラ美術館」で、開館25周年を記念し、新収蔵作品の中から映像作品2点を前期・後期に分けて紹介する企画「コレクション・シネマ」が開催。前期ではクリスチャン・マークレー(Christian Marclay)による最新映像作品、後期ではゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)による映像作品を、それぞれ初公開する。
時間芸術、とりわけ音楽や映像表現に取り組んできたマークレーの『ドア』は、古今東西の膨大な映画からドアのシーンを収集・編集した大規模なコラージュ作品で、10年以上をかけて制作された。ドアにまつわるシーンの数々が、別の映画のドアへと滑らかにつながり、映画史を横断しながら迷宮のような世界を立ち上げる。
一方、リヒターの『ムーヴィング・ピクチャー(946-3)京都ヴァージョン』は、過去の絵画作品を基に、映画監督のコリンナ・ベルツ(Corinna Belz)、作曲家のレベッカ・サンダース(Rebecca Saunders)、トランペット奏者のマルコ・ブローウ(Marco Blaauw)との協働によって制作された映像インスタレーション。13基のスピーカーによる音響と、生成と変容を続けるイメージが重なり合い、没入的な体験を作り出す。近年の制作における集大成の一つだ。
同時開催の「モネ没後100年・開館25周年記念 あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」展と併せて楽しんでほしい。
※9~17時 (入館は16時30分まで)/料金は2,200円、学生1,700円、中学生以下無料


