作品を自分の色に塗り上げよう、フリーダウンロードできる塗り絵6選

美術館やアーティストが豊かな巣ごもり生活を応援

テキスト:
Sato Ryuichiro
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長い巣ごもり生活の中、家にいても多くの人は美術作品は限られた数をオンラインで目にするだけだろう。もっといろいろな眼福を得たり、ただ見るだけでは足りないという思うかもしれない。そんな状況を応援するために、多くの美術館やアーティストが塗り絵を提供してくれている。実際に色を塗ったり、SNSで共有したりして楽しんではどうだろうか。もちろん全てフリーダウンロードできる。

村上隆

村上は「スーパーフラット」という言葉で形容される作品で知られるが、近年はコロンビアの歌手J. バルヴィン(J. Balvin)のアルバム『Colores』のジャケットをデザインした。ここでは、『COLORING WITHOUT BORDERS』プロジェクトの一環として、このアルバムジャケットに触発された塗り絵をアップロードしている。作品のダウンロードはこちらから。

奈良美智

奈良美智の展覧会『En/trance』も企画しているジャパン・ソサエティーが、奈良の塗り絵用ドローイング『夜露死苦ガール』を公開中。塗り上がったら、#JSFromHomeのハッシュタグを付けてジャパン・ソサエティーのチャンネルと共有するのも良いかもしれない。作品のダウンロードはこちらから。

村上隆
©️Yoshitomo Nara

レオナルド・ダ・ヴィンチ、モネ(大塚国際美術館)

世界的な名画を陶板で再現した作品を展示する大塚国際美術館では、名画の衣装を着せ替えられる『名画きせかえぬりえ』や、近年3つの大きな制作の段階があったことが明らかになったレオナルド・ダ・ヴィンチ『白貂を抱く貴婦人』などの名画、そのほか充実のコンテンツを塗り絵として提供。ルノワールの『ボート遊びの人々の食事』はルノワールの友人や知人が描かれている。彼らの人間模様を想像しながら塗り分けてみるのも、楽しそうだ。作品のダウンロードはこちらから。

大塚国際美術館
ルノワール『ボート遊びの人々の食事』(フィリップス・コレクション所蔵)の塗り絵(大塚国際美術館)

岡本太郎(川崎市岡本太郎美術館)

川崎市岡本太郎美術館のワークショップで使われた、岡本太郎作品の塗り絵を公開中。渋谷駅にある『明日の神話』や、発表時にはそのカラフルさから「色オンチ」と評された『クリマ』など3点がアップロードされている。渋谷に行けなくても、渋谷の気分を塗り絵で思い出してみよう。作品のダウンロードはこちらから。

喜多川歌麿、伊藤若冲(岡田美術館)

岡田美術館を代表する収蔵品、2012年に再発見された喜多川歌麿の『深川の雪』を、同じ歌麿の『吉原の花』と合わせた塗り絵作品や伊藤若冲『孔雀鳳凰図』などが公開中。子ども向けと大人向けの2種類のフォーマットに分けられていて、いずれも楽しめるのも魅力だ。作品のダウンロードはこちらから。

岡田美術館
岡田美術館、伊藤若冲『孔雀鳳凰図』、こども向け

田能村直入(山種美術館)

速水御舟『炎舞』などを所蔵する山種美術館では、『おうちで日本画』のコンテンツとして塗り絵を配信中。所蔵品の中から、田能村直入『百花』(部分 )に色を塗ることが許される。SNSに自分が塗った作品をアップすると、美術館のSNSで紹介されるかもしれない。作品のダウンロードや詳細はこちらから確認してほしい。

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