Shiori Kotaki
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マリー・アントワネットをテーマにしたデザートフェアが7月1日からスタート

席数は減らして「デザートワゴン」を導入、新しいビュッフェのスタイルとは

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マリー・アントワネットをテーマにしたデザートフェア『マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール』が、2020年7月1日(水)から9月30日(水)まで、ヒルトン東京1階のマーブルラウンジで開催される。18世紀のフランスで、ファッションリーダーであったともいわれるマリー・アントワネット。同フェアでは、レースやリボンをあしらったドレスや帽子に、きらびやかな宝石など、彼女のドレスルームをのぞいているような空間で、数々のスイーツを楽しむことができる。

スイーツは、鳥かごのフォルムがかわいらしい「アフタヌーンティースタンド」、シェフたちが客の要望に合わせてデザートを仕上げる「ライブステーション」、そして「デザートワゴン」の三つのスタイルで約30種類を用意。ピンクを中心に、パステルな色合いに仕上げられたスイーツは、見ているだけで幸せになれるものばかりである。

「アフタヌーンティースタンド」は各テーブルにセットされる(photo: Shiori Kotaki)
「アフタヌーンティースタンド」は各テーブルにセットされる(photo: Shiori Kotaki)
「ライブステーション」では7種類の出来たてスイーツを提供。シェフの技を間近で見られるのもうれしい(photo: Shiori Kotaki))
「ライブステーション」では7種類の出来たてスイーツを提供。シェフの技を間近で見られるのもうれしい(photo: Shiori Kotaki)

今回、特に注目したいのは「デザートワゴン」だ。ラブリーな装飾が施されたデザートワゴンが各テーブルを回り、スタッフがスイーツをサーブするというものなのだが、これは新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、ビュッフェ形式をやめた代わりに取り入れられた新しいスタイル。もちろん、気に入ったスイーツは何度でもお代わりすることもできる。自分自身で皿に盛り付けるのも楽しいが、プロがきれいにサーブしてくれるので、なんだかより特別な気分を味わえる。

デザートワゴンからスイーツをサーブする様子(photo: Shiori Kotaki)
デザートワゴンからスイーツをサーブする様子(photo: Shiori Kotaki)

かわいらしいスイーツを好きなだけ食べられるというのは、この上なく幸せなことだが、ずっと甘いものを食べ続けるというのはなかなか厳しいものがある。そんなときは、セイヴォリーでお口直しを。同デザートフェアでは、日替わりのパスタとスープや、ベジタブルキッシュ、オープンサンドといった食事系のフードも用意されている。

もし、セイヴォリーを食べるほどお腹に余裕がないという人は、食べた瞬間にシュワっとする『シャンパン風ゼリー』や、ピンクグレープフルーツとミントのジュレ『ラ・プリュイ』といった、爽やかなグラスデザートを甘いスイーツの合間に味わうのもいいだろう。

また、「デザートワゴン」の導入以外にも、席数を208席から160席に減らして十分な距離を保ったり、入店時には香水のボトルに入ったアルコールスプレーで手指の消毒を行ったり、もちろん、スタッフはマスクや手袋を着用したりという対応が取られている。

同じく、ヒルトン東京でこの夏提供されるランチプラン『美しき妃たちの午餐会(期間は7月16日から9月30日、会場は2階の王朝)』や、ディナープラン『マリー・アントワネットの晩餐会(期間は7月1日から9月30日、会場は1階のマーブルラウンジ)』でも、ビュッフェ形式やトングを用いるような料理の提供は一切中止し、ワゴンを活用したスタイルで料理を提供。新型コロナウイルスの流行以降、従来のビュッフェに対して不安を感じる人も多いと思うが、今や新しいビュッフェのスタイルが確立されているようだ。

『マリー・アントワネットの晩餐会』で提供される『ビーフ・ウェリントン』。軽く火を入れたビーフサーロインをキノコのデュクセルとブリオッシュで包み焼き上げた一品で、シェフのいちおしメニューだ。たっぷりのトリュフソースと味わおう(photo: Shiori Kotaki))
『マリー・アントワネットの晩餐会』で提供される『ビーフ・ウェリントン』。軽く火を入れたビーフサーロインをキノコのデュクセルとブリオッシュで包み焼き上げた一品で、シェフのいちおしメニューだ。たっぷりのトリュフソースと味わおう(photo: Shiori Kotaki))

デザートフェア『マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール』は、毎日14時30分〜17時30分の開催で、料金は1人4,378円(土・日曜・祝日は4,730円、いずれもサービス料別)。予約はこちらからできる。まだまだ油断はできないが、つかの間の気分転換も必要だろう。安全には十分考慮しながら、この新しいビュッフェで、非日常を味わってみるのもいいかもしれない。

『マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール』の詳しい情報はこちら

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