『able! TENGA』
『able! TENGA』

TENGAが障がい者の就労・生活を支援する「able! project」発足

埼玉にドッグカフェ併設の事業所オープン、性の悩みも受け付け

テキスト:
Hisato Hayashi
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セルフプレジャーグッズで知られ、近年では女性やカップル向けの商品の開発でも注目されるTENGAが、障がいのある人を支援する取り組み『able! project』(エイブルプロジェクト)を発足。埼玉県川越市に事業所としてエイブル ファクトリー(able! FACTORY)事業所を設立し、2022年4月末から本格始動する。

able! FACTORY
able! FACTORY

本プロジェクトは「障がいのある人が働く喜びと、働くことに対する対価を得て、自立した人生を送るための取り組み」をコンセプトに、障がい者向けの就労継続支援B型事業所として、就労や生活支援のための施設および福祉サービスを行う。

TENGA
アパレルなどオリジナルグッズ製造の様子

事業所となるエイブル ファクトリーでは、精神・知的・身体・発達の障がいや指定難病があるなど、一般企業での勤労が難しい人を対象とし、原則として18歳から65歳(相談可能)まで利用可能。パート、アルバイトを含む職員は全てTENGAで採用し、アイテムやアパレルなどのオリジナル製品の製造販売や、パソコンの修理、OSの搭載、ECサイトの運営など、障がいの種類を問わず、幅広い作業内容を依頼する。

able! CAFE
able! CAFE

併設するエイブル カフェ(able! CAFE)は地域住民にも開かれ、ドッグカフェとして愛犬と訪れることもできるほか、イベントやワークショップなども予定。これらの収益は、一般的なB型事業所の3倍以上の工賃として就労者への支払いや、障がい者支援のための寄付に還元される。

able! FACTORY
able! FACTORY

TENGA代表取締役社長の松本光一は、3月16日に開かれた記者会見で「障がいがある・なしにかかわらず、誰もが『働く喜び』を感じられる世の中にしていきたい。 自分 たちにできる方法で、より良い変化を起こしたいと考えました」と、コメントした。

TENGA
左からTENGA社長の松本光一、エイブル ファクトリー施設長の木村利信

また、一般的な支援事業とは異なる特色として「障がいのある人の性の悩み」相談を受け付けるという。TENGAならではの開かれた取り組みに注目したい。

『able! project』の詳細はこちら

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