フィンランドといえば、北欧ののどかな風景や、ムーミンなどをイメージする方も多いだろうが、ここで育った音楽は朴訥とはほど遠く、北欧メタルをはじめ、ユニーク且つ濃厚な物が多い事は、あまり知られていないのではないだろうか。
毎年、様々なテーマで行われているこのイベント、今年のテーマは「エキセントリック・フィンランド」という事で、出演者はジプシーやクンビアなど、最早ジャンル分け不能なアラマーイルマン・ヴァサラットと、女性ヴォーカル3人を中心とした結成28年目の名門バンド、ヴァルティナの2組。
前回の来日公演でも、話題を集めたアラマーイルマン・ヴァサラットは、ヨーロッパの有名フェスティバル、ロスキルデから、「フランク・ザッパとマイク・パットンが一緒にレコーディングをするためにセルビアへ飛んだとしたら、こんな音楽になるだろう」と評されている。近年、熱を帯びているジプシー、クンビアシーンの中でも異色のライブを、是非体験して欲しい。