ガル エデン

外苑前のキラー通りを曲がった裏通りにある、一軒家イタリアン。外苑前と表参道を結び、しゃれたカフェやレストランが多い道だが、中でも同店はかわいらしい外観で、歩いていて外からでも目立つ。

『ヤリイカのフリット』『ゴルゴンゾーラのパテとレーズンくるみパン』『タリアテッレ 黒トリュフのソース』『合鴨のロースト』などの、惹（ひ）かれるメニュー名が並ぶ。前菜もメインも素朴だが味わい深く、シンプルで食べ飽きない。料理と合わせて、イタリア各地のワインも提供する。

ランチはサラダとパスタまたはメイン、食後のドリンクを入れて1,100〜1,300円で、女性客を中心に近隣で働くクリエイターなど、感度の高い客に支持されている。

面白いのは、国内外のクラフトビールを生で、常時10種類以上揃えていることだ。都内のフレンチやイタリアンでビールが充実しているのはめずらしく、どんな料理でもワインよりビールを合わせたい人には貴重な場所だろう。外のテラス席では、立ち飲みで同店のクラフトビールが楽しめる。

テキスト：浅野 陽子（フードライター）