台湾出身のオーナーが日本の喫茶文化をリスペクトしながら、独自の感性で作り上げた空間が魅力な「喫茶 半月」。
店内には凛(りん)とした空気をまとう木製のカウンターやアンティーク風の椅子が配され、カウンター奥に広がる棚には店主が長い年月をかけて集めたノリタケの貴重なビンテージ食器が並ぶ。洗練された美しさと温かみが、絶妙なバランスで心地よく溶け合っている。
スイーツにも定評があり、店主が手がけた菓子作りの書籍は重版になるほどの人気ぶり。看板商品は、上品なたたずまいの「季節のシュー」(720円)。旬のフルーツを使用し、サクサク食感のクッキーシューにコクのあるクリームをたっぷり挟んでいる。
暑い日はアイスに自家焙煎(ばいせん)豆でいれる香り高いエスプレッソをかけた「アフォガード」(670円)もおすすめだ。